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カーネギーメロン大学からの発展

カーネギーメロン大学のデザインスクールで、有名なデザインの対象範囲がどの様に広がって言っているかを図式したものがある。わたしはその図に影響をとても受けたのだけど、英語による表現でニュアンスが受け取りきれなかった部分もあるので、一度翻訳してみたかった。

オリジナル

DeepLを駆使して、それぞれの単語のもつ微妙なニュアンスを拾って見る。それを元の図をトレースしたモノの上に落とし込んでいった。言葉の意味はこれが最適化、英語に詳しい人に意見を貰いたいのだけど、わたしが受け取った言葉は以下の様だった。

DeepLによる翻訳版 Ver0.1

通常の研究なら、ここで終わるのだろう。しかしわたしは学者でもないし研究者でもない。この図を見て理解できるのは、デザイナーの中でも一部の人間だけだろう。ましてや一般の人にはなんのことかわからない物でしかない。

わたしはデザインの現場において、この図いある構築された世界のデザインだけでなく、どんどん右方向に進んでいくことを自らのデザイン活動としたいし、ソリューションもしたいと考えた。そこでこの図をたたき台に、もっと大衆のためのデザインマトリックスを考えることにした。

デザインの守備範囲 Ver0.1

あくまでもベースはカーネギーメロン大学のものだ、もう本来の意味からずれている以上、グラフィックを変えるべきという指摘もあったのだが、もとのグラフィックが優れているので、せめての印象がかわるように色をかえてある。

左右はわかりやすいように、「小さなデザイン」と「大きなデザイン」で対比させている、小さなデザインは「モノのデザイン」、そしてそれが「コトのデザイン」となり、最終的には自然界のデザイン、あえて書かなかったが、ホールシステムデザインと呼ばれるものになる。

変革、移行のそれぞれのデザインは、オリジナルではもっと社会システムそのものの移行であるとか、知の再体系化といったものを扱っていたが、それはあまりにも市民目線ではないとおもって、市民や企業が意識したら参加できそうなものにとどめた。

そういう意味は、これはすでにオリジナルの異図するところではない。しかし高尚すぎて市民に伝わらない道具より、伝わる会話をしたほうがわたしには意味があることだと思う。このマトリックスですらデザイン教育をうけてない人にとって受け取ったら?が頭に浮かぶだろう。

市民ひとりひとりがデザイン活動を行わなければ、社会はよくならないのだから。

今回の実験は、最初の試み。グラフィックの変更も含めて、さらに模索してみたい。

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