異文化の恋愛
2020.1
私にとって"異文化交流"と"恋愛"ほど、自分の内面受入可能領域を拡大してくれるものはない。この二つの要素が一度に来たときは、本当に大変だ。"国際恋愛"ってやつ。
2019年私は、南米の男の子と恋愛をしました。
強烈且つ、学びが多すぎた出来事だったから2019年のうちに書き残しておこうと思っていたらあれま。もう、年は明けてしまいました。
その男の子にはとろけてしまいそうなくらい"甘い時間"と身が削られるような"痛々しい時間"の両方をもらいました。(普通に泣いたよね。笑ボロボロになった日、全ての予定をキャンセルしてまで駆けつけてくれたレイニー本当にありがとう。一緒にコーヒーを飲んだあの時間でどれだけ救われたことか。)
生きてきた文化が違うと同じ行動をしていても、気持ちの熱度は違う。日本人にとっては100パーセントの愛情表現であったとしてもあちらにとっては挨拶程度の事であったり。(逆も然り)
行動だけで、相手の気持ちを読もうなんてお門違いだ。全く。(言葉、それとコミュニケーションの円滑さが何より大切だと身にしみて感じた。)
恋愛のスタンスの異文化比較は本当に面白い。
仕事でもプライベートでも外国人と一緒にいる時間が多かった2019年。
カナダ、アメリカ、ドイツ、フィリピン、チリ人のガールズナイトをした日。ジントニックも効いてきて、みんなのマシンガントークも最高潮になる。
みんなの生々しい(いや、生々しすぎる)恋愛話を聞き、私は口をあんぐり状態。(え。みんな過激な恋愛人生送ってきたのね…)だがこの場においては、私がマイノリティーだったようだ。
固まる私に他の皆がかけた言葉は、
"OMG! Awww Minami you are baby,,,可愛い〜"
え。私、ベイビー?
経験がそこまで無いという訳でもないんだけど。
日本だったら何回かデートしてそこから告白して。手を繋いで。みたいな感じがまあ、一般的じゃん?(え。私がおかしいのかな。)その工程の丁寧さが、愛情表現でもあったりね。
でもそれはあくまでも日本のスタイルであって。日本文化が大好きで日本で生活しているのにも関わらず告白という文化、さらに言えば"言葉"さえも認知していない外国人が多い事にも驚き。
まあ、そんなこんなでこの恋のアドバイスもその外国人の皆からしてもらっていた。食わず嫌いせず、新しいスタイルにも挑戦してみようか!って。
でも結果、それらのアドバイスをうまく活用して自分のものにしようとしたけれど無理だった。
気がついた。いくら頭でそういう文化だと理解していても
体感としては"違和感"が残ること。頭はお利口にいうことを聞いてくれても、心は幸せを感じなかった。
ベイビー(決して嫌な言われ方はしていないけれど)と言われようが、私は日本で生まれて生きてきたから、恋愛に関しては日本スタイルに幸せに感じる!って胸を張って言えるようになった。
私が"日本人"であることをくっきりはっきり、教えてくれた恋愛だった。いくら英語を話せようが、いくら異文化を体験しようが、私の根幹は自分の生まれ育った"日本"で作られたものなんだ、と。
身を持って学んだ恋愛だった。はい、ここに被りますね。
南米と日本と恋愛の価値観は対極にあると言えるほど違うということを後から知った。ドイツ人の友人で南米の男の子と恋愛経験がある子と居酒屋で思い存分語り合った(というよりかは、愚痴りあった笑)夜は、本当にいい気分だった。
笑笑笑
Minami
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