映画「Another」を今さら見て

夏といえばホラー。YouTubeでは心霊写真特集や心霊スポット検証ばかり漁ってしまう私であるが、この時期はホラー映画も見まくってしまう。
「Another」何これ山﨑賢人イケメンすぎ。橋本愛可愛すぎ。やっぱりホラーは顔だわ。

綾辻行人さんの小説は好きだが、館シリーズとはテイストの違う「Another」は一度も読んだことがなかった。

【あらすじ】
気胸の持病のある中学3年生の榊原恒一は、父親の海外転勤により、亡き母のの実家に預けられることになった。新年度早々入院した病院内では眼帯をした美少女:見崎鳴に出会う。5月になりやっと初登校した恒一は3年3組に入る。窓際の一番後ろの席に鳴を発見するが、クラスメイトはまるで鳴が存在しないかのように振る舞う。母の妹で副担任の三神怜子からはクラスの決め事は必ず守るように言われる。ある日恒一はクラスメイトから3組の秘密を明かされる。今から26年前、同じ3年3組で、1人の生徒が死亡した。クラスメイトは人気者の夜見山岬の死を受け入れられず、卒業まで彼女が生きているかのように振る舞った。そこまで聞いたところで恒一は発作に襲われ、詳細を最後まで聞くことは出来なかったが、クラスメイト達に「いないもの」の相手をするなと忠告される。訳がわからずその後も鳴と親しくする恒一だったが、3組の女生徒が校内で事故死し、更にクラスメイトの姉の看護師がエレベーターの事故に巻き込まれて死亡する。その後恒一が学校で話しかけても、誰も反応してくれないようになった。恒一の机の中に入っていた名簿には、恒一と鳴の席に大きなバツ印がついていた。
恒一と鳴は、図書館司書の千曳辰治からやっと詳しい話を教えてもらう。千曳は26年前の3年3組の担任教師だった。岬を生者として扱い続けた3年3組には、翌年からいるはずの無い何者かがクラスに混じるようになった。クラスの中の1人を存在しない人間「いないもの」として扱わないと、3組の人間やその身内に次々死が訪れるというのだ。鳴は今年度の「いないもの」だった。しかし恒一が鳴を無視しないことで死の現象が始まってしまったのだ。そこで3組の生徒達は、恒一も「いないもの」にすることで、ルール破りを無かったことにしようとしたのだ。
「死者」自身も自覚が無いことから「死者」は違和感なくクラスに紛れ込んでいる。これまで3年3組は、増えた「死者」の代わりに生者を1人「いないもの」とすることでバランスを取り、死の発生を防いできたのだ。

あらすじやたら長くなっちゃったゴメン。
今年の「いないもの」を決めるくじ引き。誰もが「いないもの」になりたがるからくじで決めているのだと思ったら違ったワロタ。
堂々とサボって学校に行かなくてもいいのに変なのワロタ。
橋本愛なんて美少女無視するなんてあり得ないし、山﨑賢人が「いないもの」なら全員そっち側に行きたがるだろワロター。

ミステリ好きの悪い癖で「死者」は誰だろうと考えながら見ているから、早々にこの人って気付いちゃって困った。小説だったら綾辻先生の叙述トリックに引っかかって楽しめていたのかもしれない。

ホラーというより極上のイケメンと美少女の淡い恋愛を描いた青春映画でした。恐怖に怯える顔まで堪能出来るから最強で最高でした。


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