試練とは

「神様は、乗り越えられない試練は与えない」
などと言われているが、これはかなり無理があるなと最近特に思う。
そもそも神を信じているかという原理原則の問題もさることながら、遠回しに「誰かが見ているのだから逃げるなよ」と言われているような気がする。私の歪んだ認知のせいなのもわかっているが、逃げることをヨシとしない時代の名残とでも言うべきか。
起きてしまった物事にたいして「~だったら良かったのに」とか「なんでこうなってしまったのか」と悔やんだところで時間は戻らない。かといって現実をすんなりと受け入れて建設的に考えられることばかりでもない。
どこにも逃げられず、どうすることもできず誰かに助けも求められなくなったとき、最後の逃げ道として死を選ぶのではないだろうか。

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