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短歌

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南河内や奥河内などの風景を眺めながら短歌を詠ったものを集めました。個人的には俳句・川柳の5.7.5より、短歌の5.7.5.7.7の方が好きです。
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#河内長野

山前に トイレ済ませて 気合い入れ テンション上げ 登る一歩に

必要なのものなのに、あまり表にでないものそれはトイレがある。トイレがないと生活への影響が…

勇気持ち 映画跡地に 入り込み 楽しいところ リピートありか

一度は行ってみたかった。そこは山が迫るターミナル駅の駅前にある。駅前の商店街もローカル色…

気が付けば キッチンカーが 固定店 テイクアウトが イートインにて

こんなところにと思ったのは一台のキッチンカーだ。先週のイベントで見たのと同じ車が止まって…

山ノ神 森の中ある 祠かな 別の名を知り 林道の意も

山ノ神、単純だが深いネーミングだ。山は里と違い隔離された場所なのは、登山道を外れた場合、…

じっくりと 丸一日の アートかな 山の緑も ヒントになりけり

アートは楽しいと思う。才能はないがなくても思いっきりアートにいそしみたい。できれば都会の…

図書館で 先日見つけ イートイン 読書休み 弁当広げ

昼間は暑いと普通に感じるようになった六月のある日は、定期的に長時間図書館にこもって読書を…

歩くとき 気になり見えし モニュメント その意味知り 意外な驚き 

すっかり夏となった道を歩く。本当はバスを使った方が楽なのに、駅に向かってなだらかな下り坂だからついつい歩いてしまう。そしていつものようにそのまま駅まで歩くつもりであった。 「なんだろうこれは?」いつもなら気にもしないものに視線が向いた。楽器の半分にしたものをモチーフにした石碑のようである。「音楽家のものだろうか」そう思って詳しくみた。外国の音楽家であったことは確かである。しかし、その音楽家がこの町に住んでいたという。あまりもの意外性にさらにモニュメントを注視した。 「なる

暑くなり 朝から動き モーニング 茶粥の味 あっさり旨し

今年も暑くなってしまった。初めからわかっているそんなことは。だけどやはり熱くなると、昼間…

千本目 毎日書くは 暇人か たとえそうでも 役立つ記事を

近所の公園を散歩する。気が付いたら1000本も書いてしまった。もともとは月に10本がノルマであ…

アンブレラ 晴れた空でも 映える柄 アジサイ比べ 好みで決めて

6月だが晴れている。どうやら梅雨入りの発表のタイミングを逸したのだろう。天気が良すぎると…

買い物に 巡回バス 便利かな 今の流れも 変わる予感に

近所の先輩が嬉しそうだ。先輩はもう高齢なので車の運転免許を返納した。以降は買い物に行くの…

開通の 式典を見て 期待あり 効果わかるは 半年先か

新しいトンネルの開通式典に立ち会う機会があった。トンネルと道路は30年近くかけてようやく完…

蛍見る 口実に呑む 美味し酒 光の乱舞 初夏の風情

「駅から近いのに蛍が見えるのか」驚く友達を誘ってきたのは夜の駅近くだ。飲み屋街とは違うと…

甲冑を 着こんで歩く 故郷で 電車に乗り 反応楽し

故郷では年に一度行われる歴史上の人物にまつわる祭がある。祭りと言ってもにぎやかに神輿が出るわけではない。むしろ仏教の法要という言葉のほうが正しいだろう。 ところが、今年は甲冑を着た行列が現れ、寺の本堂から降りていくのを見つけたのだ。コスプレイヤーなのかと最初は思った。それにしても見た目だけでも甲冑は重そうだ。こんな天気の良い日に歩くとは大変だと思った。 そのときは、特別な行事だからそんな人もいるのかなと思ってその場を後にする。だが、彼らをもう一度目にするとは思わなかった。バ