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我が家の育児書

我が家には夫が買ってきた育児書があります。
それも4000円近いハードカバー。
ネットに無料育児コラムはたくさんあるし、
電子版だって発行されているのに、
わざわざ紙媒体なのには理由があります。

それは

「災害時に電気がなくても読めるように」

です。

私達夫婦は、出会う以前、それぞれ
東日本大震災を経験しました。

私は職場に一晩泊まり、正面玄関付近で
遮光カーテンにくるまって過ごし、
翌朝ガス釜で炊き出し。

夫は同僚の方の車で途中まで乗せてもらい、
浸水地区を迂回しながら、
約20kmの破損した道路を歩いて帰宅。

あの状況がもう一度起きたとして
娘が怪我した、病気した、
病院に行けない、電話できない、
情報を得たいのにスマホもタブレットも
電源が入らない…
なんてことになりたくないのです。

そうならない確率のほうが高いけれど。
万一を想定しての紙媒体なのです。

肝心の中身ですが、これが
実用書としてでなく読み物として面白い。
本好きの私にピッタリきました。
ちなみにこちらです。

育育児典
(毛利子来・山田真、岩波書店、2007) https://www.amazon.co.jp/dp/4000098772/ref=cm_sw_r_cp_apa_i_tGsrDbJGQ78A3

まず前書きからして熱い。
より多くの人に
よりよい親子関係を築いてほしい
という筆者の熱意を感じます。

本編も読み手に寄り添う形で書かれ、
解決するとは限らないけど
(見守るだけで大丈夫という場合も多い)
読むと安心感が得られます。

そんな我が家の一冊です。

応援してくださるそのお気持ちだけで、十分ありがたいのです^_^