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#16.ほぐす・鍛えるをバランスよく(2023年4月号)

今年の桜の開花は例年よりずいぶん早かったですね!

二十四節気では春分を終えて、万物が清らかに生き生きと命を輝かせる「清明(せいめい)」と呼ばれる時季に入るそうです。

私たち人間も、そんな自然界の一部。
天気のいい日は春のみずみずしい空気をたくさん吸って、常に揺らぎのある心身と無理なく付き合いながら、命を輝かせたいですね。


“陰”の運動と“陽”の運動

いつものヨガ教室では、痛みや違和感のないところでご自身の心地よさを優先することを大切にしていただいています。

それは、ご自身の身体の声を受け取り、普段の頑張り(筋肉の疲労や凝り、心の緊張)をまずはリセットしていただきたいから。

いつものヨガをリラックスが目的とした“陰”の運動であるなら、身体を鍛えていく“陽”の運動も存在します。

今月はそんな陽の運動、=少し頑張る・鍛える運動についてお話してみたいと思います。


筋肉は使わなければ硬く・弱くなるもの

“陽”の運動とはつまり、筋肉をつかい鍛えていく運動のこと。

筋トレをイメージすると分かりやすいですが、「きつい」と感じる ところまで頑張ることで、筋肉をより“強く”していきます。

筋肉はつかうことで育ちますが、反対に使わなければ年齢とともにどんどん硬く・弱くなっていきます。

現代では昔に比べて、車での移動が可能になったことや、座りっぱなしでもできる働き方が増えたことで、人の運動量が格段に減っています。


自分らしい暮らしを長く続けるために

普段意識することは少なくとも、筋肉はただ座っているときも私たちの身体を支えてくれています。

年齢とともに筋肉が弱くなることで、立つ・歩くなど日常の基本動作が困難になる状況をロコモティブシンドロームといいますが、これは高齢の方が要介護になる様々な要因の中でもっとも多いものです。

筋トレなどの運動を日常に取り入れる目的は人それぞれですが、普段から意識的に筋肉をつかうことは、いくつになっても自分の足で歩き、自分らしい生き方を長く続けるために必要不可欠と感じます。


日常に取り入れたい“陽”の運動

全身の筋肉の中でも、特に“元気力”に大きく関わるのが「あし」と「はら」の筋肉。

「あし」はすべての土台になり、「はら」はわっはっはと笑うときの筋肉です。

“筋トレ”と聞くとハードルが高い・何をしたらいいか分からないと感じる方も、日常に取り入れられる以下の2つの運動をぜひ意識してみてください😉

(1)エレベーター・エスカレーターではなく階段をつかう

太ももやふくらはぎが鍛えられることはもちろん、軽い有酸素運動で心肺機能もアップ。階段を見つけたら運動のチャンス!

(2)15〜20分の範囲なら車ではなく歩く

歩くことは基本の運動です。お腹に力を入れながら、呼吸と全身の筋肉を意識して歩いてみましょう♪



今月も最後まで読んでくださりありがとうございます!
次回のヨガ通信もお楽しみに!



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