若さって何と高校生は考えますよ

こんにちは。最近見た、電車の中の他校の女子高生、若い女の人、SNSで見かけた裏垢女子。彼女たちを見て、女の端くれである私が感じたことを書き留めていこうという話です。一番に思ったことは、

若さって、切り売りしたら、確実に減るものなんだ。

ということです。

電車の中で大声で喋ってるお化粧ばっちりの女の子は、彼女たちの世界の中できらきら輝いていて、その若さを存分に発揮していて、でもそれって同時に若さをまき散らしているということでもある気がしてならないのです。ネットで出逢う他人を探している女の子たちは、顔こそ見えないものの、今ある、そして失われつつある美しさを、漏れ出さないように、零して覆水盆に返らずにならないように、そのブルーライトと向き合っているのだと感じます。

若さとは欠けがえのない大切なもので、無意識の中でも、それを、その一瞬を逃しまいとする彼女たちは理にかなっているんじゃないか。

だって、女の子の可愛さって有限だし、可愛くなくなったうちらのことなんて、誰が相手してくれるの?ゎら みたいな

だがしかし。そこに疑問を投げかけたいのです。

貴方、その若さ、切り売りしてませんか、と。

かのクリープハイプの有名な歌詞に、「一回位 減るもんでもないし」とありますが、いや減るもんなんじゃないか?と。

身体的な話ではなく、精神の話です。からだは、どう頑張っても単調増加で老いていくものであるのは自明であります。もっと、心の中にある根源的な若さの話をしています。

ベンジャミン・フランクリンの言葉に、「老いた若者は、若い年寄りになる」という言葉があります。こういうことを言いたいのです。もっと自分を大事にしないと、とかそんな説教じみたことでもなく、ただ若い若者は、老いた老人にしかなりえないということです。それを考えたうえで、なお刹那的に若さを鱗のように剥がそうというのなら、それはそれでいっそ清々しくて美しいと思う。ライチ☆光クラブってそんな話じゃないですか。(あれは汚い身体の大人にはなりたくないって話やけど)

まあ、何を言ったとしても私の僻みにしかならないのかもしれない、ね。地味で愛嬌も彼氏もない私は、制服のスカートを短くしたり、アイコンを90年代のアニメにして今日も知らない男と逢うために肌の色に合ったティントを塗る彼女たちが羨ましかったりするのかも。だって彼女たちのことをとても愛おしく思うから。

女の子の生き方って1通りでは決してないけど、私は面白くて若々しいばばあになりたいんですよ。

おしまーい。ばい。




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