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久しぶりにNOTEに投稿してみた

ずっと、NOTEをさぼっていましたが、徐々に再開しようと思います。

理由は、自分がやっているブログを月~金更新なのでほとんどの話題をそこで書いてしまっているからです。

そこで、自分のブログ以外に寄稿している記事を掲載されたごとにこちらにも転載しようと思ったわけです。もちろん、元のサイトのリンクも貼り付けて。

今回はこちら。

デニム生地やTシャツの生地を表す単位として「オンス」があります。
6オンスのTシャツとか、14オンスのデニム、なんていう風に使います。
生地に詳しい人はとっくにご存知ですが、そうではない人、業界では主に「ファッション系」と呼ばれる人たちは、この「オンス」を生地の厚さと思っている節があります。
結果的に「厚さ」を表すことになるのですが、それはあくまでも結果です。
オンスとは「厚さ」を表す単位ではなく、「重さ」を表す単位なのです。

1オンスとは、1平方ヤードあたりの重さのことです。
グラムに直すと約28・35グラムになります。
オンスの大事なところは「1平方ヤード」という面積が基準になっているところです。
では1平方ヤードとはどれくらいの広さかというと、0・84平方メートルで、1平方メートルよりもわずかに小さいサイズとなっています。

10オンスなら283・5グラム、14オンスなら14×28.35グラム=約396.9グラム ということになります。
ですから、オンス数が少なければ少ないほど軽い生地、多ければ多いほど重い生地ということになります。

ここまでは大丈夫でしょうか?
重い生地ということは分厚い、軽い生地ということは薄い、ということに結果的になりやすいということです。

ですから重さが転じて分厚さを指すようになったということです。

ですが、あくまでも「重さの単位」でしかないので、オンス数が大きいから必ずしも分厚いとは限らないということもあるのです。

どういうことかというと、重さなので、例えば太い糸で密度を甘く織ると、分厚い割に軽い生地が出来上がります。
太い糸はそれだけ綿が使われているので重量は重くなりますが、織るときに密度を低くすれば、生地を構成する糸の本数が少なくなるのでそれだけ軽くなります。
逆に細い糸でもガチガチの高密度に織れば、生地は薄いのに重い生地が出来上がります。

物事の原理・原則を知るということは非常に重要だということです。

まあ、そんなわけでこちらは掲載があるたびに不定期に転載していきたいと思います。





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