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Twitter中毒とメンタルへの影響で感じたこと

私はこの4,5年、Twitter中毒でした。
途中で辞めたり、控えたりもしました。

1番最近は約5ヶ月間Twitterやめていました。
ツイートを全くしませんでした。
でも、DMがあったりなどで返信入れたりしました。

Twitterを辞める意思がそれなりに明確にあったからこそ、その期間、特に禁断症状に苦しむようなことなく辞めれたのだと思います。

まるで浮気されたのを許していた彼氏が浮気を辞めず、とうとう呆れて別れたくらいにはTwitterに嫌な気持ちが溜まっていました。

再び浮上したのは「5ヶ月前からやっていたことがひと段落ついて気を抜いていたから」です。

でもそこまでツイートする意欲も湧かないし、スペースで話した後に虚無感がひどくて、翌日の気分と体調が明らかに悪いので本当に辞めようと思いました。

個人的なTwitterの使い道

Twitterをやっていた時に感じていたことと辞めてから感じたことを比較しました。

当然個人差はあるかもしれないし「自分は全然感じてない!」と思うかもしれません。
使い方の違いや、目的、頻度なども影響すると思います。

ちなみに、私にTwitter利用の目的は特にありません。本人の名前で登録しているし、リアルの知り合いや友達もフォローしてますが、読みたい発信を見るためにTwitterを始めました。

きっかけはなんであれ、結局その時々にリアルでやっていることに関連した人たちと交流してると思います。

Twitterのフォロワーを増やす気もないし、影響力等のためにやってるわけでも無いです。

Twitterは中毒かというほどのめり込みました。
気づけばスマホを開いてTwitterを開くという期間が4年ほどありました。

その間にも辞めたり、控えたりと試みていましたが、ハッキリと辞め切ることが出来ずにいました。

Twitterをやり始めてからは、今ではちょっと思い出せないほど、よほどスマホを使えない状況じゃ無い限りTwitterを開いていて、
新しい誰かのツイートを探し続けたり、私が発言したところで何にも変わらないようなニュースにコメントしてみたり、「とにかく何か言いたい病」のようなことになっていました。

実際にTwitterで話していた人と会う機会もかなりありましたが、実際にそこから連絡取り合って残っている人は、Twitterではそんなに頻繁に交流しません笑

Twitterは虚構の世界だと思って割り切って付き合うことをお勧めしたい。

Twitterから発生する問題

個人的なTwitterによって起こったり感じている問題点を挙げます。

・寝る前に見て寝不足になる
・朝起きれない
・翌日ツイートの影響か、無気力
・睡眠不足と無気力で生産性あがらない
・仕事以外は体調悪いのでTwitterくらいしかできない
・Twitterを見て批判や自分の意見の押し付け
・Twitterの人たちと気を遣いながらの会話
・Twitterの人たちとの交流が進むことで仲違いや人間関係トラブルに振り回される
・Twitterでの人間関係トラブルの解決のために時間を使う
・Twitterの人間関係のために噂話をする
・他人をさらに批評したくなる

・現実の活動最中にもTwitterが気になる
・Twitterを見たくなりソワソワする
・Twitterを見ないとニュースや時事ネタが入ってこないので見る

・ニュースと一緒にしょうもないトラブルや残酷なニュース、配偶者、職場の人、友達への愚痴、下品な動画、芸能人の不祥事のニュース、モラルを守らない人のニュース、意味の不明な政治批判が目に入る

・目に入った情報にいちいちイライラしたり、絶望する

・その気持ちを紛らわせる、間違った情報に物申したい欲で引用リツイートする

・フォロワーの幸せな話や映えスポットやお出かけ先の写真を見て、自分が今日一日楽しめていない、人生楽しめてない、負け組かもしれないというネガティブ感情を煽られる

・だからと言って、ネガティブなツイートする人の話は病むし、自殺未遂しかけてるアピール見てもどうしようもできない

・問題提起や社会問題に対する意見をツイートして、たくさんのいいねとコメントを貰っても、いろんなタイプの人間が湧いてくるので、批判する人、全然理解していないのに意見する人、ひたすら同調する人、同調しているが過激でズレたコメントをする人などがいる

これらのようなことを問題点だと感じます。

体調とメンタルへの影響

上記の問題により、体調やメンタルへの影響が発生しないわけがありません。

Twitterの中毒ループ

Twitterやめられない、Twitterを気づいたら開いてしまう人が該当するループ。

日常が充実していようが関係なくTwitterに依存している人です。

こういう人の一部は、Twitterの刺激に中毒になっていて、ネガティブなツイートに影響を受けて楽しんでいる人です。
本当はメンタル的にはよく無いはずなのにその刺激がやめられないのです。

ほかには、他人と繋がってないと不安という感覚がTwitterで起こっている人です。LINEを好きな人とやめられないとか、他のSNSをやめられない人にも見られますが、自分が発信したことへの反応が返ってくることによって、

  • 他人にどう見られているのか知りたい

  • 他人から褒められたい

  • 他人から同意されたい

という欲求を刺激されています。ネガティブツイートの刺激と同時に感じている人もいます。

さらには、仕事以外のボーッとしてたり、何か生産的なことをすることはできないが、起きている時間にTwitterを開くという習慣ができてしまうことがあります。

そもそも生産的に活動できない時点で、体や脳は疲れています。
でもTwitterはボーッと見て、テキトーにコメントやいいねができるので、頭は低稼働でも処理できます。

しかし、情報をたくさん見るということは、脳のメモリを使いますし、感情も刺激され、思うよりも頭は疲れます。
その疲れた頭で限界までTwitterを見て、寝て、起きてもやっぱり既に疲れていたり、寝不足も影響して翌日も大して頭が動いていなかったりします。

日頃の生活がボーッとしていたり、現実の生活の中でも「これツイートしよ」と考えていたり、Twitterをしょっちゅう開く人は中毒ループに入っているかもしれません。

体への影響

そもそも仕事で疲れているのに、体を疲れさせることが減っている現代人は不眠や短時間睡眠に陥っている人が多いです。
シフト制のような不規則な生活の人もいるでしょう。

その中でTwitterは覚醒状態と睡眠状態の境目くらいに位置することが多く、その理由は、横になっていながら楽しいし、1つのツイートが短いので本や漫画よりも負担が少ないのです。

しかし、中毒の話でも書いているように、Twitterによって脳が疲れているところで寝ても、夜更かしや睡眠の短さで回復していないことがあり、負担が少なく楽しめるTwitterにまた戻ってくることになるのです。

Twitterによって「毎日なんか疲れている」が慢性化する可能性があります。
中毒になりながら、きっちり規則正しい生活をしている人は、Twitterにはほぼいないと思います。
そんな生活習慣なので、物忘れや疲労感、日中の生産性の低さ、夜の眠れなさにますます悩むことになります。

そして、Twitterのような大量の刺激的な情報を見ることで集中力が奪われます。

本を読んだり、勉強をするのに集中力が必要ですが、中毒になったり、刺激に慣れると、本や勉強の淡々とした内容に耐えられなくなっています。

今、デジタルが進んで、サイトを開くのに時間が掛かったり、レジで商品を袋に入れる間のような些細な時間にすら待てなかったり、イライラしたりする人が増えていて、別に急ぐ必要がなくても、その間に耐えられなくなっています。

Twitterを毎日見ることによって、常日頃から自分のイライラ度を高めているかもしれません。
実際、怒りっぽくなったり、短気になったり、集中力に支障が出ているなら可能性ありです。


メンタルへの影響


既にイライラしていることや怒りっぽくなっていることもメンタルへの影響と言えると思いますが、もうちょっと内面への影響を考えたいと思います。

  • 気持ち悪い事件や他人の問題行動が動画付きで流れてくる

  • 人の価値観をかき乱したり、頭が悪い人の意見が流れてくる

  • 全くのデマが流れてくる

  • 他人の充実してそうな生活の写真が流れてくる

  • 他人の疲れた精神状態のツイートが流れてくる

  • Twitterの人間関係が面倒になったり拗れる

こういうツイートを見ることに対する反射的な感情で地味に自分のHPやMPを消耗していると思ったらわかりやすいと思います。
(HPはヒットポイントで体力のポイント、MPはマジックポイントで魔力のポイントです。ゲームで使われていた言葉です)

MPはメンタルポイントと言うべきかもしれませんが、
おそらく1日に感情的に振り回される度合いには体力と同じように限りがあると考えた方がいいと思います。

人間はできることなら感情的に振り回されない方が精神的に安定するように思いますし、仏教的には感情は苦の一種です。
しかも、スマホやインターネットが登場する前は勿論こんなに大量の情報を1日で得ることはなかったと他のメディアでも放送されている通りです。

1日で私たちが得る情報量は平安時代の1年分だという例えすらあるほどです。

悪いニュースをたくさん見ることに対する問題

テレビが情報源の主流であった十数年前でも朝から殺人や虐待、痴漢、政治的な汚職などネガティブなニュースがたくさん流れていました。
朝気分よく起きれたとしても、朝のまだ薄暗い中で毎朝ネガティブな話ばかりを聞くのは、毎朝家族から愚痴を聞かされることと変わりないと思います。

「こんなに社会は悪い事ばかりなんだ」というぼんやりした世界観が自分の中に染み付いてしまうと思います。

日々の積み重ねの情報によって、頭は洗脳を受けるというのは脳科学や自己啓発本などで言われている通りだと思います。

価値観をかき乱される

個人の価値観の押し付け合いがTwitter上で行われていることがあります。

実社会の中では、住んでいる場所や会社などの所属しているグループなどで分かれているので、関わることが無い人たちがTwitter上にたくさんいます。
どこにどう所属しているのかに関係なく、やっぱりお互いに全然違う価値観を持っています。

価値観が違うことを理解したり、違う考え方を取り入れることで考えさせられる機会になる場合もありますが、それが成立するのは相手のことを知っていて、お互いに尊重できる部分がある人でないと成立しません。

「誰かわからんけど、こんなこと言ってたから考慮して考えなければ…」と考える場合、その相手の前提知識や理解がどの程度かをツイッターで理解することはできませんから、結局使えない意見としてしか機能しません。

Twitterで個人的価値観が衝突し合うほどの会話をしないのであれば雑談はいいかもしれませんが、たまに病んでいる人もいるし、失礼なことを平気で言う人もいるし、実生活では絶対関わらないなと思うようなタイプの人も混ざってますから、Twitter上での人間関係に疲れるレベルならやめた方が健全だと思います。

見た情報に批判をする

テレビを見ていた時代でも、その辺のおじさんや親がテレビを見ながら「この芸能人は〜だ」「こんなこと考えている奴は○カだ」など、批判的なことをテレビに向かって喋ったり、ツッコミを入れたりしていた人がいたように、掲示板のようなコメント欄や引用ツイートに変化しているだけだと思います。

批判をしていた親や他人に思っていたことですが、単なる批判を聞いてもいい気持ちになることは無いです。
あと、流されやすい人や、自分の意見が固まっていない若い人や学生は尚更悪影響だと感じます。

親は金持ちを批判していましたが、まあ確かに批判したくなる気持ちもわかるものの、批判していたらますますお金は入ってこないでしょう。

批判をするということは、それらの現実を心の中で否定することなので、自分や友達や身内がその否定した現実の上に立たされた時に、絶望したり、打ちのめされることになります。
また、否定するということは、それらの事柄に関心があるので、ネガティブな否定になっているのなら、自分の可能性すらも否定していることと同義になります。


劣等感と優越感を掻き立てる

隣の芝は青いように、他人のツイートの楽しそうなものを見ると、自分が活動的で無い時期には何もかもが羨ましくなってしまったり、それを拗らせて劣等感を感じることもあります。
自分だけが不幸であるような錯覚に陥ったり、人と交流があるにも関わらず虚しさや孤独感が一層感じられるようになります。

他人と年齢や仕事が同じだろうが、全く違う人生を生きているので、そこに対して比較しても得られるものがありません。
「こんな人生を選択している人もいるんだな」と自分の選択肢を広げたり、可能性がいっぱいあることを感じる程度ならいい薬だと思います。

逆に優越感も自分の成長や目標を見失ったり、停滞につながるし、慢心の元なので、謙虚さを保つ意思が必要だと思います。


メンタル悪化のループにハマる


体調もメンタルの問題に作用してくるので、体だけ、メンタルだけが悪くなることはあり得ないと思っています。

「スマホ脳」という本が出たり、報酬系に働きかけて依存させている、パチンコやギャンブルで勝った時のような快感を得るという話もあります。
確かに情報を知ることは一種の快感でもあります。

しかし、何かに集中したい時や活動していきたい時に、必要以上のたくさんの情報っていらないことが多いんですよね。
今日のニュースを追っていても「明日株価が下がりそうです」というような予告もあり得ないし、既に起こってしまった出来事ですよね。

もし、自分が関心のある出来事なら、同じ関心をもつ仲間から聞いたり、それだけを検索するなどで足りると思います。

正直、他人と話す機会がない人にとっては、例え安倍さんが亡くなったような大ニュースがあっても、自分の日常生活とは関係ないですし、知らなければ誰かが教えてくれますよね。

だからニュースを追う必要は特にないと考えます。

その上で、
・悪いニュースを大量に見ること
・批判ばかりすること
・無駄な劣等感や優越感を持つこと
・集中力を欠いたりイライラすること
・日常生活の生産性が下がるループに入ること

これらが最終的に私がTwitterによって、主に日常生活を害していると思うことです。

気軽に他人に関与できて、その反応がすぐに返ってくるという意味では、やっぱり気軽にできるし、人と繋がっている感があるし、面白いんですよね。

でも、長い目で見ればそれが自分にとっていいかどうかは考えなければならないと思います。

理性的にか環境的にかでTwitterなんて10分くらいしかできないよー!って人は、こういうループに毒されずに生活できると思いますが、そうでない人こそ、この悪循環サイクルに飲み込まれないように、自分の生活の見直しとしてSNSの断捨離を行うのもいかがでしょうか。


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