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コテンラジオを愛している

いわずとしれた人気ポッドキャスト、コテンラジオが大好きだ。

初めてクリックした日から迷わずコツコツ全エピソードを聞き、最新話を待つ間に以前のエピソードを聞き直すという流れが、かれこれ1年半ほど途切れずに続いている。

そもそも歴史や文化、偉人や宗教など扱われる内容すべてに興味があるので、聞かない理由はなかった。

ただ驚いたのは、かって一冊ずつ本で読み、脳内でばらばらにほこりをかぶっていた小さな知識に本棚が用意され、清められ、膨大な新しい本と共に整理されていくような感覚があったこと。
体系的に学ぶとはこういうことなのか。

彼らは、過去を学んでいるとき必ず生じる「この時の感覚ってつまりどんな感覚なのだろう?」という疑問に挑む手助けをしてくれる。

奴隷を許容する世界、字が読めない世界、子供はすぐに死ぬのが前提の世界。小説で細かく説明するとたぶん邪魔になるので、書かれていなかったりする部分。今では当然前提となる概念がなかったころの、その時の未来を知らない人々の感覚。

それを知るのに必要な「もっとたくさん色々読んで推測・想像してみること」をコテンはしてくれて、その感覚に出来るだけ近づけるように話をしてくれる。

人類はこうやって、あらゆるジャンルで一足飛びをして理解を深め、ここまできたのだろう。
英知!!


それから、リアルタイムで一緒に進んでいく臨場感も実感している。彼らは歴史データベースを作るというプロジェクトを進行しているし、このラジオ自体もあっちに行ったりこっちに行ったり模索している。道筋に随行している感覚が愉快。てへへ、実は勝手に私も船に乗ってしまっているよ、という感じ。(最新話の資金調達の話も大層面白くて、久々に日本の未来に光が見えた気がした)

「ベストなんて最初から分からないし、常に変わっていくのだから、色々好きに試すべし」と教えてもらっているようだ。

あと個人的にテンションがあがるポイントは、深井さんがカッコいい名前や妙な名前に熱くなってしまうところ、樋口さんのすさまじい情報処理速度と合理性とピュアさ。ヤンヤンさんが残虐な事実を語るとき不謹慎なくらい笑ってしまうところ。室越さんのやさし〜い声や受け止め方も好きだった。お酒飲みながらこの人たちが話すところをただ聞いていたい。ずっと共に歩んでいてほしい。諸行無常の彼方まで。

最後に。リスナーだと分かった相手につい共感を求めたくなる大好きなエピソードは、「スーパーサイヤ人集団モンゴル帝国」「ハゲのリベラルアーツ」です。

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