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34日目 キリング・フィールド/小さな出会いで心が揺れる

今日はアンコールワット遺跡をあちこち回るツアー2回目。キャッキャと遺跡を楽しむだけで終わるところだった私たちに、カンボジアの歴史を伝えてくれたトゥクトゥクドライバーさん。複雑な胸のうちを想像する。優しい気遣いを私は忘れない。


2016年5月4日(水)

今日のドライバーのおっちゃんはベテランのようだった。

最適なタイミングで冷えた水を無料で何度もくれるという素晴らしいサービス。遺跡で降ろしてくれたあと、あちこちに友達がいるのか他のドライバーさんとおしゃべりをしていて、私らが観光を終えると笑顔で手を振って戻ってきてくれる感じのよさ。何時までに戻ってきて〜など、時間を指定されることもなかった。好きだ。

どの寺もそれぞれ石の大きさやら木との関係性が違って、大変面白い。

小さいのね、誰が入るのかな
ぜーんぶ連れてってくれる
ソフトなラインが愛らしい
ソフト…
大丈夫?

最後にみたPreah Khanの木々はしかし特大だったなあ。

目がバグる
魔力がありそうな木だ

自由度も高くて行きたい放題だった。グランドツアー程度に遠くに行くと、日本人が全然いないことに気づく。仕事の合間でくる日本人は時間がないからかな。

昼は近くの日本人宿のレストランで念願の冷やうどん。食べやすすぎるーーー!!!

夫はとんかつ

午後は動けずたらたらと昼寝。この程度しか体力が持たない、東南アジアの酷暑。だからみんな働きながら休んでるのね。

●メモ
行った寺
Prear khan, Meak poan, Ta som, East me bon, Pre rub,Sras Srong
あと別の小さい寺いくつか。

最後に、ドライバーさんが「寄って行きたいところがあるので良いかな」と言うので承諾すると、そこはクメール・ルージュの大虐殺の現場で、犠牲者の骨が大量に埋まっているというお寺だった。今確認したらキリング・フィールドという名前の場所。

1975年からの4年間で、人口の4分の1が虐殺されたという。人間の残酷さが前面に伝わる恐ろしい現実。「知っておいて欲しかった」と言っていた。あぁ、おじさんはいったい若き日に何を見たのだろう。

◯わっちゃん心の俳句
植物の 柔軟性は ハンパない

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