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自治会の課題を考える

吉川市自治連合会と吉川市の官民共働事業「地域課題を地域で解決するための勉強会~自治会課題班~」が開催された。

この日は武蔵大学の粉川教授のミニ講座付き。

宮城県白石市の事例を紹介いただくと共に、これからは「自治会の枠を超えた、新たなコミュニティ」が必要なのではないかというお話をしていただいた。


まさにおっしゃる通りで自治会員数が減少を続けた場合、単体の自治会ではもはや事業の継続は厳しいものがある。


ではどこまでの地域でどんなメンバーで構成されるコミュニティだと良いのか。次はそこのあたりも考えていく必要がありそうだ。


他に講義の中で参考になったのは「全住民アンケート」というもの。


一世帯に一つではなく、一人ずつアンケートをとるというものだ。自治会に加入しているかどうかも問わずその地域にすんでいる人全員にアンケートをとる。


白石市の場合は自治会長などが一件一件まわったということもあり、85%の回収率だったそうだ。


さらに集計の時には、年齢別で分けたという。


一つの家庭でも、同じ質問をしても全く違う回答がでてくる。家族の中でも様々な考えがあるということだ。


自治会の課題として、人材不足、後継者不足、地域に関心がないが多いといった意見をよく聞くが、若者のアンケート結果は意外にも興味・関心があるという内容もあったそうだ。


なにをどうやって手伝えばよいのか分からないだけという意見もあったと聞くと、こちら側もちゃんと伝えていなかっただけなのかもしれないという可能性もでてくる。


いずれにしろ、アンケートからいろいろな課題がみえてきたということだった。


地域による温度差はあるものの吉川市でもこれならできそうだなという話にもなった。そして、何もしないという選択はしないよう官民で協力してやっていくことでこの日は終わった。


地域課題を地域で解決するためにできることからコツコツと挑戦してみたいと思う。

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