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金木犀の思い出

最近、金木犀の香りがそこかしこに漂っていますね。
私の家の周りは金木犀の木が沢山あるので、この季節は本当に贅沢だなーって思っています。

小さい頃は花を摘んで、瓶の中に水を入れて、その中にお花を入れて、それを香水のようにして、遊んでいました。

そのことを思い出して、そういえば私ってば大人になっても同じようなことしているわ、、、と気づきました。

精油を使ってエアーフレッシュナーをよく作っているのですが、花の代わりに精油を使い、水と無水エタノール少々混ぜて、あーいい香りと楽しんでいます。

余談ですが、この水の中に何かを入れて遊ぶといえば、瓶の中に水を入れてその中に削った色とりどりのクーピー(クーピーって今もある??)も入れる。
てなことも、やっていました。

水の中に色のついている綺麗なものを混ぜたり、水に香りを移すということが好きだったのでしょうか?


子供の頃に好きだったことって何だろう?

私は本当に幼い頃の細かい記憶があまりなくて、そういうのを細かく覚えている人っているじゃないですか。

聞かれても私はいつも困ってしまいます、大抵忘れているから。
だからといって、とてつもなく不幸だったり、何か大きな問題があったりしたことはないのです。
(〜って、こうっだよね?覚えている?と言われても大抵ぼんやりとしか覚えていなかったり、忘れている。。。)

それでもまあ覚えてなくても本当に困ることはないのだけど、小さい頃に夢中になっていたことって何だろう?と具体的に思い出そうとすると、いつも思い出せない。

それが少し寂しかったり、もどかしかったりすることもあります。


本を読むことは好き。
猫と遊ぶのも好き。

それぐらい。

だから、金木犀の香りを嗅いだ時にこの瓶の中に水と金木犀の花を入れて遊ぶことが大好きだったことを思い出して、ちょっと驚いています。

だって、金木犀は毎年香っているのに、今までこの記憶を思い出したことなかったのに、何で今年だったのかなあ、なんて。

香りとの生活が密接になってきたから、思い出せたのかな。


香りが呼び起こす記憶

香りに対する感覚は非常に本能的であると聞きました。
嗅いだ瞬間に一気に脳内の様々な器官にその香りの情報が伝わるそうです。

だから、嗅いだ瞬間の

良い香り
ちょっと苦手だな
お花の香り
オレンジの香り
軽やかな、重ため、、、

とかこういったのは、本当に瞬間で、そこに思考が挟まる余地はないようです。

この最初の印象以降は思考が挟まることはあると思いますが。

嗅覚は視覚や聴覚よりも脳に伝わるスピードが速い。

だからこそ、香りに対する感覚は本能的(直感的)なのでしょうね。

そして、面白いのはこの香りの情報は脳内を駆け巡って様々なところに作用するのですが、海馬というところに到達すると、そこで記憶が呼び起こされるそうです。

金木犀の瓶詰めの記憶、今年思い出したということは、今まで海馬が働いていなかったのか。。。
まあ、それは冗談とだしても、体調によって香りの感じ方が違うことはよくあることなので、記憶の引き出され方も違うのかもしれません。

という結論にしておきます笑


6月にアロマテラピーの講座を受けた時に、一番感動したのは、嗅覚と脳の関係を知った時でした。

香りって目に見えないし、脳に伝わる時も情報(電気信号)だったり、感情が呼び起こされたり、記憶が引き出されたり、、、と全てが目に見えないものが駆け巡っての作用ということに何だか感動したのです。

スピリチュアルだけでなく、目に見えないものの存在によって動かされていることって沢山あるんだなー


金木犀から呼び起こされた記憶。
思い出せて良かったな。





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