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②自己理解を深めるー居場所を見つけるまでにしたこと

今年取り組んだことや学んだことをまとめているこのnoteの続きです。

居場所を失うとき、周りから糾弾されることよりも、自分で自分を疑ってしまうことの方が辛いものでした。

「みんなが言うように、自分がダメなのではないか?」と、“自分がダメである”ことの証拠集めのような考えにとらわれて、気持ちも沈み頭は動かず、成果も出せなくなりました。

自分の方に問題があって、居場所をいくら変えても何も解決しないのではないか。また同じことの繰り返しになるのではないか…

今でもそう思うことが無くなったわけではありません。

だけど、自分と他人との違いや、他人からの見え方を知って自己認識を高め、自分という人間を客観的な視点も含めながら理解することを通して、少しずつ、周りの評価に左右されずに自分を信じらための軸を掴めてきたように思います。

「集団は怖い」「誰も分かってくれない」の克服

幼少期から、自分は集団に受け入れてもらえない、誰にも理解されないと思っていました。大人になってからも同じで、まともじゃない私は「会社」という場所にそぐわないのではないか、という疑念が常にありました。

ここを抜け出すきっかけになったのは、「ストレングスファインダー」「FFS」などの性格診断ツールを活用して、人との違いをもとに自己認識を高めたことでした。

他人との違いから「強み」と「弱み」を知る

ストレングスファインダーもFFSも、WEB上で受ける性格診断テストで、質問に答えていくことで思考の傾向が分かります。

ストレングスファインダーは有料ですが、誰でも受けることができるので、個人で受験する方もいたり、チームビルディングのためにも企業が社員に受けさせることもあります。

ストレングスファインダーでは、34の才能のなかで自身が持っている順番が分かります。

私の場合はこんな感じです。

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上位10個めまでと、下位の5つを見てみると、傾向が分かりやすいです。そうはいっても、書籍や自動で出てくるレポートで受け取れるものは限定的でした。私の場合はストレングスコーチングを受けたのと、コルクラボでバックグラウンドの違う多様な人たちとプロジェクトを進めてみたことが自己理解につながったように思います。

ストレングスコーチングは、齋藤綾治さんにお願いしました。(twitterはこちら)

集団に入れない感じは、調和性が低いとか、その辺の影響でしょう。だけど、戦略を立てたり方向性を決めるのは得意なはず。

ちゃんと相手に伝わるように、丁寧に考えを伝えて、気持ちよく動いてもらうことができれば、力が発揮できるはず。

苦手なところは、そこが得意な人に頼って任せればいい。

そう思えたことで、今まで漠然と「どうして集団に入れないんだろう」と恐れていたのが、「どういう伝え方をしようか」と考えて実行に移すようになり、対策が取れるようになってきました。

「みんな」の解像度を上げていく

今年読んだ本で最も学びが深く、環境を変えるきっかけになったのが『insight』という本でした。

また、『他者と働く』で「ナラティブ」への理解を深めました。

これらの本を読み、自分についての理解をちゃんと深めた上で、他者との関係性をようやく俯瞰して見られるようになりました。

そして、「世間」だとか「みんな」への解像度がいかに荒かったかを思い知らされました。

人は、一人ひとり違う。

当然そんなことは分かり切っていると思っていましたが、まだまだでした。

これから人を率いる立場になっていくにつれて、ますます『insight』を活用していく必要を感じています。

この問題には終わりはないけれど、対処可能だ、と思えたことが何よりの収穫でした。

いま、自分を信じられなくなっている人へ

「お前はダメだ」というのは、つまるところ、その環境でその文脈での、私の“発言”が、相手の求めるものと違っていた、とか、その環境その文脈で求められる対応を私が理解していなかった、ということなのでした。

もし、いま人格を否定されている人がいたら、その言葉とはいったん距離を置いてほしい。「お前はダメだ」「お前には問題がある」そういう漠然とした否定の言葉を、どうか真に受けないでほしい。人はみんな違っていて、「ダメな人」というのは存在しません。

相手が言いたいのは、その環境でその文脈で、相手が求めていることと、あなたの行動や言動が「違っていた」ということに過ぎないのです。

「人間性に問題がある」ことに対処するなんて無理だ、と感じていたけれど、そもそも問題はそこではありませんでした。人間性は治るとか治らないとかじゃなく、ましてや人に勝手に評価されたり、とやかく言われるものではありません。

自分を理解すること。他者に配慮すること。改善できるのは思考方法と行動だけなのだから、割り切って、対応の改善だけを行うこと。

それを行うだけで、おのずと周囲の環境が変わってきて、応援してくれたり、気にかけてくれる人達が増えてきました。

今つらいあなたも、大丈夫です。あなた自身が問題なのではなくて、環境を変えたり、自己理解を深めて、行動や言動を見直してみることで、道が開けるかもしれません。

次はこちら。

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