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波動を奏でる

“ヒロインが選んだ相手は
実は魔法をかけられて“その姿”になっていた王子でした

そしてふたりは幸せなりましたとさ

めでたしめでたし、、、”

  …という物語はよくありますが、

“ヒロインが結ばれることになったその王子は
実は魔法をかけられていたカエルでした

それでもふたりはずうっと愛しあって
幸せに暮らしました

めでたしめでたし、、、”
  
  …という物語のオチはほぼみかけません。

まるで

  人間は他の生き物よりも優れていて、なかでも
  “ちい”の高い人間のほうが価値がある

というようなことを言われている気がして

小さい頃から、そのオチには馴染めませんでした。

ほんとうに人間のほうが優れているのでしょうか?

こんなにも不必要なことをしたり
他をキズつけたりすることを繰り返しているのに?

  上も下も
  優も劣もない

ふたつめのオチの方が
それを教えてくれることになるのになと思うのです。

  
  、、、同じように、、、

“悪いこと”をしたオオカミがこらしめられる”

  …というオチが好きになれなくて

そのお話しを読んでくれた母に 

「オオカミがかわいそう」と泣く子だったそうです。

  上も下も、優も劣も、ない
  “悪もの”もやっつけないで
  問題があるならみんなで解決して仲間になろう

わたしたちひとりひとりがそんな気持ちになって
お互いを尊び慈しみあう波動を奏でる音楽家になれたなら

この星をもっと素晴らしい場所にすることも
夢ではないかもしれない。

…そんな気がしてならない2月最後の日曜日の朝です。