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入り口と出口が揃っているとは限らない

入ったときは、必ず出口があるものだと信じていた。でも進んでいくうちに、「あれ、出口ないかも」って壁に両手を当て「マジかこれ」ってなる。そんな半年があっという間に経ってました。


一旦良くなってきたような、「あ、これはそろそろ行けるかも」という感情の戻りがあって、同時に経済的にも限界だと就活を始めた夏前から、実は一歩も足を踏み出せていません。

何をやっていたのかと問われれば、「何もできていません」としか答えられないのですが、本当にそうです。

就活もして面接もして最終面談まで行って、でも仕事にたどり着けなかったのです。あと一歩踏み出すだけなのに、そこまで行くと頭が脳が心が体が「ぴしゃっ」と音を立ててシャッターをおろしてしまう。なんでだ。ほんと、なんで?!って自分を何度責めたのか。

私に最終的についた病名は双極性障害2型で、いまはリフレックスとラツーダが処方されています。だからといって、うつでも躁でも薬で仕事をしている方がたくさんいる。私にできない理由はないのに、こんなに普段は元気なのに、なんで、甘えてるのだろう、逃げグセがついたんだ、と情けないのと、自身に対する不甲斐なさへの怒りみたいなものにジリジリと火がついて、夏のある日、胃の激痛と吐き気とめまい、原因のわからない高熱と胸の痛みが発現。時期が時期なので、まさか感染してしまったのかとひどく焦りましたが検査しても陰性。最終的に心因性のもの、あとは夏バテだろうと慰めのような診断。

そこからまだ立ち直れず、もしかしたら心も頭も前よりも固まってしまっているかもしれないです。

さて、私はどこの壁に穴をあけて出口を作らなければならないのでしょうか。それとも入り口と出口はひとつでふたつ、表裏一体で、戻ってみたら出られるのでしょうか。

今月で鬱になって仕事を辞めて、ちょうど一年が経ちます。

どうしよう。どうにかしないと。どうしたいんだ、私。

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