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夏の終わりとせわしなガールのリアル

夏が終わって秋が来た

新年度。ウキウキしていたら、あれよあれよと暑くなり、
「わたし蚊に刺されやすいんだよねえ・・・」とムヒを塗りながら毎年の定型文を言っているうちに、スーパーからはスイカが消えて

「あれ?夏終わりなの?」

「平成のせわしなガール」の異名をもつわたしは、この夏もせわしなく過ごした。
町内で引越しをしたし、毛量はポメラニアン・顔はブルドックの第2子が七夕に誕生した。

朝食に焼き立てのパンを出すことにはまり、毎日朝4時ごろに目覚め、パンをこねた。息子には一度「ジャムおじさん?」と聞かれて、「バタコさんとお呼び!」と言いながらも焼き続けた。そして、最近は朝パンの発酵が進まなくなった。そして気づいた。

「季節が変わった。秋だ。」

ということで、子育てやパン作りが少し落ち着いた今、みなかみでの日々の暮らしや子育てについて、移住生活のリアルを書きたいと思う。

焼き立てパンはあっという間になくなる
「あっちー!」と言いながら小さな手が伸びる

こんな人にぜひ読んでほしい

「自給自足まではいかなくても、畑で野菜を育てて収穫。それが一番のご馳走!とか憧れるわ~」

「毎日頑張る生活から、自然に囲まれる生活にシフトしたいなあ」

「自然が多いところで子育てしたいのよねえ」

「生命力が強いタイプの人と結婚したい」

そんなあなたのはぜひ読んでいただきたい。

リアルその1 家のコスパが最高

 移住前は東京・名古屋・大阪と転勤で引っ越しの度に、各地で部屋探し(マンションのため部屋探し)をしてきた。

家賃を安く抑えようとすると、
「どんな形しちゃってるのよ」と突っ込みたくなる間取りの部屋や、一日中極夜状態で日当たり絶望的な部屋など・・・

それでも家賃は6~8万と結構お高い。

それがなんと、みなかみでは薪ストーブ付きや畑付きの一軒家に出会えることもある。

それがなんと、家賃4~5万円!!(若干出てしまうジャパネット感)

コスパの良さは丸亀製麺レベル、感動。
しかし物件数が限られているので、「住みたいお家」を探すのには少し根気が必要。

ちなみに引っ越し後の我が家は、大きな畑付き!
赤子が黄昏泣いても、節分に大きな声で豆まきしても、モウマンタイ

大自然に向かって歌う我が子

リアルその2 子育てもノビノビと

都内に住んでいた時は、子どもを外で遊ばせようと色々な公園に行脚する毎日。
子どもに「今日着替え持って来てないからね」と伝えたはずなのに、「うん!」と言って砂場に飛んで行った我が家のハヤブサは、いつの間にかビショビショかつ泥んこになっている。

「あぁ、楽しそうだし止めたくない、しかし公園で体を吹いた後着替えさせて・・・あぁ」

そんな時は公園のベンチで、ホセ・メンドーサと死闘後の矢吹丈に化した。

しかし、移住後は大自然と畑が公園。畑で一緒に草むしりをして、ダンゴムシを探して、どれだけ汚れようがお風呂へ直行できる。
おもちゃや遊具がなくても夢中で遊んでいる姿を見ると、「あぁ、移住してよかったなあ」と思う。

毎日野菜が取れる、毎日ゴーヤパーティー


リアルその3 みなかみの人々は温泉のよう

「ご近所の人とか、濃厚なお付き合いなのかしらねえ、大丈夫かしら・・・不安だわ」
移住当初はそう思っていたけれど、とにかく親切でフランクな人が多い。

「長ネギ育ててる?食べる?」なんて近所のおじいちゃんがおすそ分けしてくれたり、郵便局の配達で「元気?子育て大変じゃない?」なんて気にかけてくれる。それが自然な光景。

ご近所付き合いが面倒くさいなんて重さはなくて、フェザー級。
一人孤独にはならないけれどべったりではない

ホットケーキの上のバター
良く晴れた日に干した布団
寒い日に入る温泉
そんなじんわり暖かくて嬉しい感じ

みなかみと一言でいっても土地柄が色々なので、心配な人はそこらへんも確認しておくと安心。

ご近所さんにもらった枝豆が美味しくて
また小さな手が伸びる

我が息子は、近所の皆さんが声をかけてくれるおかげで、当たり前に挨拶ができるようになった。プライスレス。

リアルその4 こんなに言ってるけど東京も好き

こうやっていいところばっかり言ってると、「まあそう言ってるあなたも町民でしょ~手前味噌的ねえ~」
そんな声が聞こえてくる。そう、身内の証拠能力は低いのだ。

20年以上東京っ子だったわたしは、実のところ今だって東京も大好き。
「テクマクマヤコン テクマクマヤコン~」
たまに畑用の長靴からヒールに履き替え、東京の街に繰り出している。

なんでって、みなかみは東京まで新幹線で約1時間!そんな楽しみが気軽にできるのも、好きなところ。

結果、せわしなガールも少しゆっくりできるようになった

移住前は「休みの日もどこかで何かしなくては!」と心休まることなく動き回ってた。
最近は出掛ける以外の選択肢ができて、
ベランダのベンチでおにぎりを食べて、
お隣さんの家にメダカを見せてもらいに行って
少し歩いて川を見に行く。

そんなゆっくりした時間が豊かで幸せだと感じるようになった。
それが移住してよかったと思う一番のこと。わたしの生活のリアルである。

ちこっと興味が出た方はぜひチェック!!
・町のHP移住定住支援や補助金
・移住定住や起業支援を行なっているFLAPのHP
・町に移住して活躍している人の暮らしや仕事についての記事

無料サービスだとついつい大盛りにしちゃうタイプのわたしがURLモリモリで載せておきます〜


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◎文:あい

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