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夏休み前からはじめよう!合唱コンクールの準備

もうすぐ夏休みですね。
あなたの学校では「合唱コンクールで歌う曲」は、決まっていますか?

この記事では、合唱コンクールで金賞を取るために、夏休み前にしておくべきことを解説します。

「どうして夏休み前に合唱コンクールの準備をするの?」
と思う人もいるでしょう。
「夏休みが明けてからでもいいんじゃない?」と。

夏休み前からの準備がオススメな理由は「スムーズに合唱練習を始めるため」です。

夏休み明けは、暑くてやる気が起きなかったり、生活リズムが戻らなかったりして、普段のペースに戻るまで時間がかかります。
普段やっていない合唱練習はなおさら「めんどくさいな…」と思ってしまいます。

だから、夏休み前から準備をスタートさせましょう!

(「合唱コンクールの時期的に、夏休み前から動くのは早すぎる」という学校もあるでしょう。
その場合は、合唱練習がはじまる2週間前から、今回紹介した準備をしておくといいですよ)


学級全体に関わること

生徒と先生で決めておくべき、最低限のことは、つぎの5つです。

①パート決め
②指揮者決め
③伴奏者決め
④パートリーダー決め
⑤楽譜を配る

学校によって、音楽の授業の中で決めたり、学級で決めたりするようです。
この5つさえ決まっていれば、夏休み明けの練習はスムーズにはじめられます。

もしやる気があるクラスであれば、YouTubeなどを見て、自分のパートのメロディを覚えておくといいでしょう。


指揮者がしておくこと

夏休み中に「次の3つをしておいてね」と伝えます。

①曲の速さの確認
②音楽記号の確認
③指揮を振る練習

①曲の速さの確認

曲の速さの確認とは、
「♩=80」といった速度記号
Andante(アンダンテ:歩くように)などの速度記号

の確認です。

どこで速くなるのか、遅くなるのか、あるいは一定なのか?
楽譜を見て、印をつけておきましょう。


②音楽記号&用語の確認

音楽記号・用語とは
p(ピアノ)やf(フォルテ)などの強弱記号
「スタッカート」や「フェルマータ」など

のことです。

こちらのサイトに詳しくまとめてありました↓


③指揮の練習

鏡の前で「1・2・3・4…」と手を動かす練習をしてください。
自分で歌いながら指揮をしたり、音源に合わせて指揮をするのも良いです。
人前に立つと、拍がわからなくなって指揮がめちゃくちゃになる人がいます。
指揮をすることに慣れておきましょう。


伴奏者がしておくこと

くりかえし練習してください!!
この一言に尽きます。
でもこの一言だけだと乱暴すぎるので、つぎの3段階を意識して練習してください。

①最初から最後まで、一通り弾けるようにする
②止まらないで弾けるようにする
③メトロノームや合唱音源に合わせて、本来のスピードで弾けるようにする

①最初から最後まで、一通り弾けるようにする

いわゆる譜読みを終わらせるということです。

②止まらないで弾けるようにする

毎回、楽譜の最初のページから練習していると、後半のページが弾けない!
という問題が起こります。
どのページもバランスよく練習しましょう。

③メトロノームや合唱音源に合わせて、本来のスピードで弾けるようにする

伴奏は、指揮や歌声に合わせて弾くものです。
伴奏者のペースで好きに弾くものではありません。
楽譜の速度記号をチェックしながら、本来のスピードで弾けるように練習しましょう。


パートリーダーがしておくこと

パートリーダーは、夏休み中からやっておくことは、特にありません。
ですが「なにかしておきたい」という場合は、次の2つをしてください。

①楽譜の読み込み(速度記号、強弱記号、音楽記号の意味確認)
②YouTubeなどで練習音源を聞いて、自分のパートを歌えるようにしておく

担任の先生がしておくこと

担任の先生が夏休み中にすることは、特にありません。
「でも、合唱練習のとき、余裕を持って参加したい」と思うなら「ハモリパートを歌えるようにしておく」ことをオススメします。

男性の先生なら、男性パートを覚える。
女性の先生ならアルトパートを覚える。

ハモリパートはつられやすいので、先生が音程を覚えていると練習がスムーズに進みます。
「ここの音程、取りにくいよね」と生徒と言い合ったり、歌えるようになると、楽しいですよ。

合唱練習がはじまる前に「ちょこっと準備」をしておこう!

今回は「合唱コンクールで金賞を取るために、夏休み前にしておくべき準備」について解説しました。

「合唱コンクールの時期的に、夏休み前から動くのは早すぎる」という学校もあるでしょう。
その場合は、合唱練習がはじまる2週間前から、今回紹介した準備をしておくといいですよ。
「ちょこっと準備」が、ほかのクラスとの差になったりするものです。

わたしのInstagramでは、合唱にまつわる相談にお答えしています。
「どんな曲を選んだらいいの?」「どんな練習をしたら上手くなる?」
「クラスの人が歌ってくれない…」など、どんな相談でも大丈夫です。
先生も生徒さんも、お気軽にご相談ください♪

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