見出し画像

発声練習って何をしたらいいの?

発声練習は、何のためにやるのでしょうか?
ずばり、のどを歌モードに切り替えるためです。
運動前のストレッチと同じです。

発声練習って、何をしたらいいの?
と悩む方のために、わたしが合唱部員時代にやっていた発声練習を4つ紹介します。

①のどを温める練習

いきなり声を出すと、のどを痛めます。
なので、のどを温める練習をします。

「ドーミーソーミード」に合わせて「んーんーんーんーんー」
と言います(正式には「n」と「m」の間の「ん」)。

のどを温めることが目的なので、動画の46秒のところまでOKです。
「ん」で高音は出しにくいので。

【この発声練習のポイント】
・唇を軽く閉じる
・口の中は開ける(上の歯と下の歯はくっつけない、あくびが出る直前のような感じ)。
・鼻と唇に音を響かせる(響くと、鼻と唇がビリビリしてきます)


②低音から高音まで出す練習

「ドレミファソファミレド」に合わせて、「あああああああああー」
と言います。

のどを痛めない程度に、できるだけ高い音まで挑戦します。

【この発声練習のポイント】
・音をよく聞いて、正確に歌う。
・正確に歌おうとして、声が裏返ったり、声が出なかったり、かすれたりするのはOK。
・歌と歌のあいだで、しっかり息を吸う


③子音をはっきり言う練習

「ドレミファソファミレド」に合わせて、「あえいおうおいえあー」
と言います。

のどを痛めない程度に、できるだけ高い音まで挑戦します。

あ行→か行→さ行→…と、言葉を変えていく練習もあります。

あえいおうおいえあ
かけきこくこきけか
させしそすそしせさ
たてちとつとちてた
なねにのぬのにねな
はへひほふほひへは
まめみもむもみめま
やえいよゆよいえや
られりろるろりれら
わえいをうをいえわ

濁音・半濁音の練習もやります。

がげぎごぐごぎげが
ざぜじぞずぞじぜざ
だでぢどづどぢでだ
ばべびぼぶぼびべば
ぱぺぴぽぷぽぴぺぱ

歌う曲に合わせて、子音が聞こえにくい行の練習をするといいですよ。
(たとえば、わらべうた「ずいずいずっころばし」を歌う時は、「さ行」「ざ行」「か行」「が行」を練習する、などです)。


④スタッカート練習

曲にスタッカートがあったり、短い音を響かせたいときにやる練習です
(たとえばわらべうた「ほたるこい」の「ほ」をキレイに響かせたいとき、練習します)。

「ドミソミド」に合わせて「ははははは」や「ほほほほほ」などの言葉で歌います。

【この発声練習のポイント】
・お腹は動かさず、力を入れて歌います。


合唱コンクールでやるべき発声練習はどれ?

合唱コンクールに向けての練習時間は短いです。
なので、発声練習に時間をかけてはいけません。

わたしが担任なら、この記事の2番目に紹介した低音から高音まで出す練習のみやります。
本番直前になれば、発声練習なしで全体練習をします。


わたしのInstagramでは、合唱にまつわる相談にお答えしています。
「どんな曲を選んだらいいの?」「どんな練習をしたら上手くなる?」
「クラスの人が歌ってくれない…」など、どんな相談でも大丈夫です。
先生も生徒さんも、お気軽にご相談ください♪

【お願い】
この記事が好き、また読みたい、と思ったら、♡マークを押していただけるとうれしいです。
♡マークはnoteにアカウントが無い方でも押せます。

わたしのnoteやInstagramのフォローも、お待ちしています!


記事が気に入ったら、シェアやいいねをしてもらえると嬉しいです。 ブログ「先生ライフ向上委員会(https://www.minajovo.com/)」もぜひご覧ください!