関節の作りどうなってる?
皆さんこんにちは。今日は関節についてお話しようと思います。関節って言われても具体的には知らないと思うですよ。そもそも体のことについては名前だけ一人歩きしてる状態なんですよね、だから一つここで整理しておくのがいいかなと思いまして話しますね。
さて関節なんですけど、そもそも関節って何でしょうか。意外と場所は分かっても言葉にするのって難しいですよね。実は答えは簡単です。まず人間の体には骨がありますよね、でも人は一本の骨でつながってないですよ、複数の骨があるんですよ当たり前ですけど。隣接、つまり隣り合っている骨が連結してる場所を関節いいます。それで関節は場所によっては安定性や固定力が変わってくるんです。言われてみればそうですよね、例えば膝関節ですけど太もものところにある骨と脛の骨、脛の骨は二つあるのですけどここでは置いといて、この膝を中心に連結している場所を関節っているんですよね
で、さっき安定性や固定力が違うというのが連結には種類があるからなんですよね
いわば関節の種類といったところですね。大きく分けて三つあります。線維性連結、軟骨性連結、滑膜性連結の三つです。いきなり知らない言葉が出てきましたね、まあここはいわゆる専門用語というところなので名前自体は覚えなくても大丈夫です。ただいろんな種類があるんだよーっていうことは覚えていてくださいね。
具体的には線維性連結は不動関節と呼ばれ皆さんがイメージしている関節とは違うものです、頭蓋骨とかがそうなんですけど実は頭蓋骨というのは一つの骨で作られているわけではないのです、でも頭蓋骨は動きませんよね、そうなんです縫合といって縫い合わしたように固くくっついているんです。
そして軟骨性連結は半関節とよばれ、骨盤の骨とかで骨盤の骨は腸骨・恥骨・坐骨と呼ばれる骨がくっついているんです、坐骨とかはもしかしたら聞いたことあるかもしれないですね、姿勢よく座ったときにお尻にてお充てると当たるあの骨です。
あとは背骨とかですね。背骨もたくさんの骨が関節を作っているんです、まあここまでは正直雑学程度で大丈夫だと思います。
さて本題の滑膜性連結これが可動関節とよばれいわゆる皆さんがイメージする関節です骨と骨に間があるやつですよ、その間のことを関節腔といいます。この滑膜性連結がいわゆる関節だと思ってください。
次に構造についてです。実は関節というのは骨だけで構成されてないのです、知ってました?
あんまり細かなことをいうのもなんですから大枠から行きますね、関節は骨の端同士が向かい合ってます、これはさっき言いましたよね向かい合っている場所を関節というんですけどでも当然ながら私たちの関節は剝き出しではないですよね?で関節を覆っているものがあるんです、それが関節包というんです。ほかにも付属装置に靭帯、半月板、関節円板、軟骨なんてものもありますが一部を話しますね。
そうですね、軟骨とかはよく聞きませんか?関節の軟骨がすり減って痛いとか。では軟骨ってそもそも何ぞやということなんですけど「関節軟骨は圧力がかかる関節面の適合性を高めたり圧力が加わらない時に滑液を吸収したり、弾力によって衝撃吸収したりする」という作用があるんです。要するに一言でいうとクッション材のようなものです。骨は固いもので固いもの同士が動くたびに当たっていると当然痛いし、ボロボロになるのでそうならないように軟骨というクッションがあるんです。
あとは靭帯とかよく聞きますよね、これ実は関節の付属装置だったんですよ、そもそも靭帯ってよく勘違いしている人多いんですけど筋肉とは全然別物ですからね。靭帯は関節の結合力を強化する、つまり補強したり、本来関節が動く方向意外に動きそうになった時にそれを止めてくれるいわばブレーキみたいなものですね、ただし、靭帯は自分で動かせないんですよ。車でいうエンジンブレーキ的な感じですかね
最後に関節の機能です。ここまで話してきた中でもなかなか関節の場所についてはイメージできてもどういう仕事してるかってわからないというかイメージつかないですよね。
大きく3つあります。一つは可動性、関節は骨が作られるときと同時期に作られるんですよ、よく考えなくてもそうですよね、骨と骨が隣り合ってるところが関節なんだから骨が作られないと関節できませんよね。それで可動性というのは、私たちの関節って動く範囲決まってますよね、もちろん関節が硬い人はもちろんいますけど、例えば指が手のひら方向と同じように手の甲側に曲がることはないですよね、ほかにも踵はお尻についてもつま先は太ももにつきませんよね。それは関節がその場所で可動域を制限しているからです、これを関節可動域なんて言ったりします。
ように関節は動く範囲を決めている、制限しているということです。
二つ目に固定です。人間は生きているうえで常に重力がかかっていますよね、重力に負けると姿勢を維持できませんし、なんなら生きていけないですよね、関節は固定することで重力に逆らう一つを担っているのです。まあこれに関しては当たり前すぎですかね
そして最後に関節は感覚を察知できるのです。感覚といっても人間にはたくさん種類があります、五感なんかが典型的な感覚として挙げられますけど、関節は深部感覚と呼ばれる感覚をつかさどってます。関節の動いている方向や速度、止まっている位置などを察知できるんです。皆さんが目をつぶって腕が曲がっているか伸びているか、動いているか、止まっているかをわかるのはこの感覚のおかげですね。運動するときにスムーズにできるように脳に情報を送っているんです。
さて本日は関節についてやってきましたけどどうでしたか?自分の体でも知らないことって多いですよね、これを機に少しでも興味持ってもらえたなら幸いです。では今日はこれにて
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