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【詩】五月


澄み渡る青がまぶたに刺さる
爽やかな風が頬をなで
孤独をくっきり縁取った

こんなに晴れた五月
さみしい悲しい苦しい
鉛に繋がれた体を捨てて
あの道を吹き抜けたい

五月がわたしを苦しめるのは
心が新鮮さを失ったから
愛を求める前に
わたしが愛さないといけない


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