ドラマ「流れ星」の感想レポ。

どうも、水無月です!!!!

3月22日のBSプレミアムで放送されたドラマ「流れ星」
ジャニーズWESTの桐山照史くんが出演されていたので視聴したのですが、数日たってもすごくしがんでる。

ということでこのドラマの感想などをアウトプットしていきたいなぁとおもいます。

リアタイしようとして間に合わずに次の日みようかなぁとおもって、起きたら別沼(舞台)の友人(私の布教により、星座WESTの役でメンバーを理解している)からメッセージがきており(友人のオカンが濱ちゃんしってたという話を何日か前にしてた)

友人「今見てる別のドラマで判明したんだけど、濱ちゃんじゃなくて桐ちゃんの方でした」
水「あ、照史くんか!!おとめ座の水色だよね?」
友人「そうそう!!」
水「なんてドラマだろ(流れ星よぎりつつ)激辛のやつ?」
友人「流れ星ってやつ!!桐ちゃん演技よいよ」
水「昨日やってたやつか!!まだみれてない…」
友人「表情筋が天才してる」

ということでまさかの方向からの布教だったので即効でみたわけです。

見終わったワイ

「しんどい...」

と友人に送りそこからいろんな会話をしながら妄想がはかどりまくったので書いていきたいとおもいます。

※ネタバレを含みますのでまだ視聴されていない方、ネタバレやだよってかたはページを閉じて頂ければとおもいます。

◆あらすじ(公式サイトより)
主人公は、冷えた夫婦関係が長年続き、夫との会話もめっきり少なくなった女性・夏子(松坂慶子)。ある日、夫・謙作(船越英一郎)は外出先で命を落とし、ひとりきりになった夏子の前に魔法使い・マリー(黒島結菜)があらわれ、願いを4つまでかなえると言う。夏子は「夫と出会う前の過去にタイムスリップしたい」とリクエスト。夏子とマリーは50年前に時をさかのぼる。
夏子がそこで出会うのは、若き日の謙作(桐山照史(ジャニーズWEST))、高校生のころの夏子自身(平祐奈)、存命だったころの父・慎太郎(尾美としのり)たち。夏子は自分の正体を偽って過去の日々をふたたび生き、そして、当時憧れていた教師・中富(堀井新太)と別れることになった本当の理由と、自分が知らなかった夫の隠された真実を知ることになる。時間旅行のさいごに夏子を待つものは? 夏子が魔法使いに申し出るさいごの願いは…?

こちらの作品もともとは舞台で上演された作品で劇団では再々演までした物語。それだけ舞台でも人気があった作品だけあってドラマの脚本自体もほんと最高すぎました。

◆登場人物一人一人の個性が目立っている

この点に関しては舞台作品ぽい要素だなぁとおもいました。
下宿先の人たちの個性が爆発していたところもめっちゃすきです。

メインキャラとして登場する夏子さん、謙作さん、マリー、そして中富先生。だいたいこの4人が中心となって物語を動かしますが、

下宿先の住人達もめちゃくちゃ個性過多

詩人に、ヒッピーに、浪人生。
ちょい役とは言え、物語のなかで個人で目立つシーンが1人ずつあったのも、捨てキャラいない要素としてとっても愛せる作品でした。

あと夏子さんのお父さんもめちゃくちゃ優しい方だった...
戦争孤児になった子供たちに毎週寄付にいってたのほんと泣いたもん...
しかも謙作さんそこの出という。もうあのシーンも感動的だった。

◆伏線のはりかたが絶妙

この物語わかりやすい伏線が沢山でてきて、その回収も見ていてすごく気持ちがいい。

冒頭の謙作さんと夏子さんのシーン。
封筒を夏子さんに渡す謙作さん。

謙作「商店街の福引であたったんだけど、おまえにやるよ」

と、テーブルに茶封筒を置くのですが、夏子さんは商品券だとおもって中身を見ず、文句をいってしまう。

その封筒の中身が回収されるシーンが50年前にタイムスリップした時。
夏子がフランス映画を好きとしり後日映画のチケットを渡すシーンがあるのですが、その時チケットが入っていたのも茶封筒。
物語をみていたら誰しもがその伏線に気づくことができる場面です。

そして大切な伏線「四つのお願い」

謙作が仕事に出かけるシーンで夏子が謙作のシャツのボタンがとれていることに気づきなおすシーン。

そのときに夏子が鼻歌で歌っていたのが、ちあきなおみさんの「四つのお願い」

謙作「この曲いいよなぁ」
夏子「四つのお願いっていうのよ!!映画のチケットのお礼にレコードプレゼントするわよ」

と他愛もない会話に聞こえるのですが、これがあとあとめちゃくちゃ伏線になってて涙腺崩壊間違いなしです(大泣き)

この曲あとあと調べてかわいすぎて謙作さんこの曲すきなんめっちゃかわいいじゃんってなって頭抱えました...

ほかにもあるけど言いすぎないでおきます笑

◆魔法使いマリー

謙作さんが亡くなって49日がすぎたころ、主人公夏子の元に現れる「夢野マリー」。
マリーが夏子の元に突然現れ「四つの願い」を叶える約束をします。

夏子さんはその言葉を信じ50年前にタイムスリップ。そこで当時突然姿を消した先生(中富)のことを探ります。

この物語のなかでキーパーソンはマリーだとおもう。

夏子と謙作さん2人の思いをしってるマリー。

謙作さんが夏子さんに渡した映画のチケット。
封筒には二枚はいっていました。そして夏子さんはその映画を中富先生と見に行く。その事実を知った謙作は落ち込みます。

それを真っ先に心配して謙作の元に行くのがマリー。

落ち込む謙作にマリーは言葉を変えます。

マリー「謙作さんの想いいつか通じるから」

全部見終わったあとに2回目みると言葉の説得力が強すぎてまりいいいいいいいいいいいてなる(語彙力)

そのあとマリーが流れ星の話をします。

マリー「昔、不思議な力を持つ流れ星があってそれが地球にぶつかって砕け散ったんだって。
その砕け散った流れ星の欠片を88個集めると魔法使いが現れて願いを1つだけ叶えてくれるんだって」

謙作「その欠片には目印とかあんのかよ。」

マリー「あるよ!!透かしたら星みたいなマークが見える。
でも、人を殺したり、死んだ人を生き返らせたりすることは禁止とされてる。それを破ったら魔女は死んじゃって流れ星になるの。」

このシーンの二人の会話めっちゃすき…っておもってたらまたこれも絶妙な伏線だったんですね...(しんどい)

このときの謙作さんとマリーの絡みすごい好きで、あとあとわかるんだけどマリーは謙作さんの愛情を知っていたからこそ、謙作さんのことを好きだったし幸せになってほしいっておもったんじゃないかなって。

この会話のシーンの照史くんの謙作さんがまためっちゃ表情がよすぎて(特に笑顔)最高なんですね...

あと個人的にマリーの衣装がずっとツボでした!!
てか、全体的にアクセサリーとか小物もレトロでちょー好きな感じ!!

チンピラシャツも個人的つぼです笑

◆不器用夫婦愛しすぎる問題

謙作さんに愛されているという自覚を持てなかった夏子さん。
そして、夏子さんの心にはずっと中富先生がいると思っていた謙作さん。

この2人のすれ違い方マジで不器用すぎる~

50年前の夏子さんは中富先生に恋をしています。
それを陰で見守っていたのが後に夏子さんの夫になる謙作さん。

謙作さんは夏子の父が経営する下宿先に借金の取り立てにきます。
そう、二人出会いは最悪。

でもその時に謙作さんは夏子さんにひとめぼれするんです。

この時の照史くんの表情がマジで天才なんだよ(大声)

私の友人が「表情筋が天才してる」っていってたの理解したもんね。

そしてその流れで下宿先に居座るようになる謙作さん。
夏子の様子をみて、中富先生に彼女が好意を持っていることにきづいています。

私の中で謙作さんの思想がめっちゃすきだなぁと思う言葉があって

「目の前の1人を幸せにできたら、みんな幸せ」

このセリフ聞いたときなんか泣けてきたよね。いま書いてても泣いてるけど(涙腺激弱)

見た目も口調もチンピラなのに根がマジで優しすぎてもうなんか謙作さん愛したよ。

あと、中富先生の真相がわかる場面。
爆弾予告騒動がおきてて、その犯人は中富先生だった。

夏子は大阪万博に行っていたため不在で、中富の部屋に本を返しに行った謙作が部屋に合った爆弾をみてしまう。

中富「警察に通報しないんですか…」
謙作「同じ釜の飯を食った仲間じゃねぇか。
爆弾とかそういうのもうやめようぜ。」

謙作さんは中富先生を説得しようとします。

謙作「人を殺すのはだめだ」
中富「それでもこの思想を変えるわけにはいきません」

ここがお互いの正義のぶつかり合いすぎてマジでしんどい。

謙作「夏子のことどうすんだよ(怒)お前に惚れてんだよ」
中富「夏子さんのこと守ってあげてください...」
謙作「ふざけんな!!目の前の一人幸せにできなくて、
世の中変える事なんかできんのかよ」
中富「でも、私はこの道を変えられない」

謙作「先生がそんな人だって知ったら夏子泣くだろうがよ。俺そんなの見たくない。」

しかも50年後の夏子さんはその場面をみて大泣きしてるの。

しんどさの渋滞(大泣き)

夏子さんはこのシーンで本当の事実を知ります。

◆クライマックス

ここから沢山の伏線回収がはじまります。

中富先生がいなくなってから夏子のそばにいつもいた謙作さん。
それが当たり前になって二人は結婚。

でも、休日の度に謙作さんは夏子さんを置いて山登りにいってしまう。
夫婦という間でも愛情を感じられなかったとマリーに語るシーン。

マリー「謙作さんの想いが夏子さんにあったということだけはさ、人生をかけて一人の女性を愛したということは夏子さんがわかってあげないと...
いくら何でも切なすぎるよ…」
夏子「じゃあ、あなたあの人のなにを知ってるっていうの」
マリー「謙作さんの一途な愛」

これを知るために3つ目のお願いで夏子さんは2020年の1月へタイムスリップします。

お家に夏子さんは不在。そんな中帰ってくる謙作さん。
中庭から箱に入った沢山の綺麗な石。

お気づきの方もいるとおもいます。
そうです。

謙作さんはマリーから聞いた流れ星の話をずっと信じて88個の欠片を集めマリーを召喚します。

謙作さんもうロマンチストすぎてしんどい。

しかもマリーを読んだ理由。

「俺が死んだら女房の前に現れて4つ願い事を叶えてほしい」

自分は夏子さんを幸せにできなかったから罪滅ぼしと自分と一緒になってくれた感謝の気持ちなんだって...(しんどすぎて泣く)

なんで願い事が「4つなのか」
それは、はじめてもらった夏子さんからのプレゼントが「四つのお願い」ってレコードだったから。

伏線回収まじでしんどい。

そして、本当のことを知った夏子さんはマリーに謙作さんに感謝を伝えたいとお願いし、謙作さんと最後に過ごした日に戻ります。

冒頭でそっけない対応をしていた夏子さんでしたが、もどってからは茶封筒を確認し、そこには大好きな映画のチケットが。

夏子「本当にありがとう」

「愛してる」でもなく「ありがとう」って伝えるのまじでめっちゃしんどい(涙腺崩壊)

送り出す夏子さんは謙作さんを見送ります。そして最後の別れを噛みしめる。

空には流れ星。

ここにきて最上級に号泣案件。

てか最後まで泣かせにくるのしんど。

マリーの話をおもいだしてください。

人を殺したり、死んだ人を生き返らせることは禁止。してしまったら流れ星になって死んでしまう。

ねぇまって。まりいいいいいいいいいいいいいいいいいいい(号泣)

いやでもめっちゃマリーの気持ちわかる。

ここのルート選択として2つあるんだけど、受け取った方でよいとおもってる。

謙作さんお別れエンドだと
夏子は亡くなってしまった謙作さんをおもって一生を終えるわけで、謙作さんは50年間ずっと夏子さんを想っていたわけだからこの2人はある意味似たもの夫婦なんだなぁって解釈もできるんです。

逆にマリーが2人のこと、特に謙作さんに関してはすごく愛情があったように思える場面が沢山あって、だって謙作さんの優しさにマリーは最初から触れてるわけじゃないですか...だから慰めにもいくよねって。マリーの行動がすごいあとあとしっくりくるんですよ…どちらの話も聞いてる立場だから情がわいてしまって自分の命を犠牲にしてもこの2人にこれから愛をはぐくんでほしいっておもっての行動だったとおもうのです。

きっとマリーの中の一番は「謙作さんの幸せ」だったのかなぁって…(想像)

個人的に自分がマリーの立場なら流れ星になる選択肢にしちゃうなぁとおもうんだよね…

いやもうこんな優しい物語まじで切ない...

あとね、この世界における魔法使いたちがまじでしんどい。

マリーは謙作さんが欠片を集めたから生まれたわけじゃなくて、呼びだされた魔法使いなんですよ。セリフで「こんなお願いされたの初めてだからー」っていってたので。

だからさ、マリーみたいにかかわった人間のことを好きになってしまった魔女が無数に流れ星になってるってことじゃないですか...

いやしんどすぎん...(しんどいしか言ってない)

あ、いまここにかいてること友人との会話なんですけどね。

あと私の友人はオカンとドラマをみていたらしくて、友人の母は映画好きみたいなんだけど、この物語の中で登場する夏子さんが好きな「ひまわり」という映画。そのあらすじを教えてもらいまして...これの内容がまた物語とリンクしちゃってて...

なんていうんですかね。
しらなくても楽しめるけどしってるともっと楽しいみたいなあるじゃないですか...

そのオマージュ要素がやばいんですよ…

戦争で海外に行った夫を探してやっと見つけてあえるんだけど(怪我とかして)母国に帰れなくなった夫は現地で出会った女性と結婚して家庭をもっていて...それをしった主人公は彼の幸せを想って身を引く。
ひまわり畑を歩いて主人公が母国に帰るラストシーンがあるらしく、

それ聞いてまたしんどくなるじゃないですか...
戦争で送り出すときも

「必ず帰ってきてね」

っていうシーンがあるそうで...

いやまってしんどいむり。

ってなったんですけど、

友人が追い打ちをかけてきまして

映画ひまわりの主人公は帰ってこない夫を見送る夏子さん。
また先生と夏子さんが本来結ばれるのがよかったと思いつつも夏子さんを想う謙作さんとかけてるんだとおもって

マリーじゃん。

好きな人とその人の幸せのために身を引くみたいな...

といわれ爆死したオタクです。

この友人私よりも世界線系の想像ができすぎるのでこんな会話は舞台観た後とかやりがちなんですけど、今回まさかのドラマからのこの感じなので...

逆に照史くんでてなかったら私も知らずに終わっていた作品だし、まさかの友人が見ていたのでしんどさを分かちあえてよかったと思ってます笑

BSだけでの放送はすごく勿体ないし沢山の方に見てほしいと思えるドラマだったなぁとおもいます。

舞台もすごくみてみたいなぁ。

少しでも気になった方がいたらNHKオンデマンドで配信しているようなのでみてみてほしいなぁという気持ち。

ということで長々とここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また次回の記事でお会いしましょう。







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