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高校生向け短期集中日本文学史(古典編)#5(総合演習)全5回

文学史は地味ながら意外と定期テストで出題されて特典源になることも多いです。そのような文学史について素早く勉強をする全5回のシリーズ記事です。近現代編は既にアップしているので近現代の文学史をご覧ください。

今回は最終回ということで、特に重要な項目だけをピンポイントに復習する総合演習です。一問一答形式で、必要な知識を総ざらいするための回です。また解説の最後に要点だけをチェックする補遺ノートを付けておきますので、要点だけを押さえたいという人はそちらをご覧ください。

問1、上代の文学の代表的な作品を指す言葉として「記紀万葉」という言葉がある。この言葉が指す作品の名前を全て答えなさい。

問2、日本最初の勅撰和歌集の名前を答えるとともに、紀貫之が書いたその和歌集の序文の名前も答えなさい。

問3、六歌仙の中で、『伊勢物語』の主人公と考えられている人物の名前を答えなさい。

問4、六歌仙の中で、「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」という歌を詠んだことで知られる人物の名前を答えなさい。

問5、『源氏物語』の中で「物語の出で来はじめの祖」と呼ばれる最古の物語の名前を答えなさい。

問6、『源氏物語』の作者の名前と、『源氏物語』の本質を「もののあはれ」と捉えた江戸時代の国学者の名前を答えなさい。

問7、日本最古の歴史物語の名前を答えなさい。また、歴史物語の代表的な作品のシリーズである四鏡の最初の作品の名前を答えなさい。

問8、中古において、仏教説話と世俗説話の両方を含む説話の集大成と呼ばれる作品の名前を答えなさい。

問9、清少納言が書いた随筆の名前と、清少納言が仕えた人物の名前を答えなさい。

問10、日本最初の仮名で書かれた紀貫之の日記の名前と、女性初の仮名で書かれた藤原道綱母の日記の名前を答えなさい。

問11、『源氏物語』についての言及がある菅原孝標女の日記の名前を答えなさい。

問12、『新古今和歌集』の撰者であり、『毎月抄』を書いた人物を答えるとともに、その人物が『毎月抄』の中で提唱した和歌の理念を答えなさい。

問13、中世において、和歌の伝統を引き継ぎ、複数の人物で分担して歌を作る〇〇が流行する。〇〇に入る語を答えなさい。

問14、琵琶法師が平曲として語り、広く伝えられる中で多くの異本が生じた、無常観を背景とする歴史物語の名前を答えなさい。

問15、鴨長明の書いた随筆、説話集の名前を答えなさい。

問16、兼好法師の書いた随筆の名前を答えなさい。

問17、中世において書かれた世俗説話集の名前を1つ答えなさい。

問18、世阿弥の書いた、能の中心理念を「花」と説き「幽玄」を理想とした能楽書の名前を答えなさい。

問19、俳諧を芸術へと高めた『猿蓑』や『笈の小文』の作者の名前を答えなさい。またこの作者が晩年において『炭俵』で見出した俳諧理念を示す語を答えなさい。

問20、「ますらをぶり」や「たをやめぶり」など古代の和歌の歌風を評価したことで知られる『万葉考』の作者を答えなさい。

問21、『古事記』や『源氏物語』の研究を行い、随筆『玉勝間』の作者として知られる国学者の名前を答えなさい。

問22、『武道伝来記』や『世間胸算用』の作者である人物を答えるとともに、その人物が書いた小説のジャンルの名前を答えなさい。

問23、『雨月物語』の作者と、『南総里見八犬伝』の作者の名前を答えなさい。

問24、『国性爺合戦』、『冥途の飛脚』の作者として知られる戯曲作者の名前を答えるとともに、その人物が脚本を多く書いた劇のジャンルを漢字五字で答えなさい。


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解答・解説
問1、上代の文学の代表的な作品を指す言葉として「記紀万葉」という言葉がある。この言葉が指す作品の名前を全て答えなさい。
『古事記』『日本書紀』『万葉集』
『古事記』と『日本書紀』の「記」と「紀」の字が違うのが注意点です。

問2、日本最初の勅撰和歌集の名前を答えるとともに、紀貫之が書いたその和歌集の序文の名前も答えなさい。
『古今和歌集』、仮名序
『古今和歌集』に関してセットで押さえたい内容です。

問3、六歌仙の中で、『伊勢物語』の主人公と考えられている人物の名前を答えなさい。
在原業平
六歌仙に関してよく聞かれる内容なのでしっかり押さえましょう。

問4、六歌仙の中で、「花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせし間に」という歌を詠んだことで知られる人物の名前を答えなさい。
小野小町
百人一首を暗記させられる学校の場合は要注意です。六歌仙の和歌は重要なものが多いですが、小野小町の和歌は9番の和歌ということもあり、覚えているという前提で出題されることがあります。なお8番の喜撰法師、12番僧正遍昭、17番在原業平、22番文屋康秀となっており、大伴黒主は含まれていません。大伴黒主を紀貫之は厳しく評価していたのですが、その評価を酌んだ藤原定家も秀歌として認めなかった可能性が高いです。

問5、『源氏物語』の中で「物語の出で来はじめの祖」と呼ばれる最古の物語の名前を答えなさい。
『竹取物語』
『竹取物語』については冒頭部も可能であれば覚えておきたい作品です。

問6、『源氏物語』の作者の名前と、『源氏物語』の本質を「もののあはれ」と捉えた江戸時代の国学者の名前を答えなさい。
紫式部、本居宣長
定番の質問なので、答えられるようにしておきたいです。

問7、日本最古の歴史物語の名前を答えなさい。また、歴史物語の代表的な作品のシリーズである四鏡の最初の作品の名前を答えなさい。
『栄花物語』、『大鏡』
歴史物語の2作品についてどちらが先か後かを忘れやすいので、『栄花物語』が先と押さえておきたいところです。

問8、中古において、仏教説話と世俗説話の両方を含む説話の集大成と呼ばれる作品の名前を答えなさい。
『今昔物語集』
中古の説話集はかなり少なく、特に説話集の集大成と呼ばれる作品は『今昔物語集』のみです。

問9、清少納言が書いた随筆の名前と、清少納言が仕えた人物の名前を答えなさい。
『枕草子』、(中宮)定子
これも定番の組み合わせです。紫式部が仕えた彰子と混同しないようにすることも大切になります。

問10、日本最初の仮名で書かれた紀貫之の日記の名前と、女性初の仮名で書かれた藤原道綱母の日記の名前を答えなさい。
『土佐日記』、『蜻蛉日記』
『土佐日記』については冒頭部についてもしっかり押さえておきたい作品です。『蜻蛉日記』はやや難しい漢字を用いる作品なので注意して覚えておきましょう。

問11、『源氏物語』についての言及がある菅原孝標女の日記の名前を答えなさい。
『更級日記』
読み方は『さらしな日記』なので読みも押さえておきましょう。

問12、『新古今和歌集』の撰者であり、『毎月抄』を書いた人物を答えるとともに、その人物が『毎月抄』の中で提唱した和歌の理念を答えなさい。
藤原定家、有心
少なくとも、藤原定家については『新古今和歌集』の撰者をし、『毎月抄』で「有心」を提示し、小倉百人一首の元になった百人秀歌を作成したことを押さえておきましょう。

問13、中世において、和歌の伝統を引き継ぎ、複数の人物で分担して歌を作る〇〇が流行する。〇〇に入る語を答えなさい。
連歌
和歌から連歌へと中世において中心が移ったという点をおさえましょう。

問14、琵琶法師が平曲として語り、広く伝えられる中で多くの異本が生じた、無常観を背景とする歴史物語の名前を答えなさい。
『平家物語』
琵琶法師の平曲、無常観辺りから『平家物語』と答えられると良いです。

問15、鴨長明の書いた随筆、説話集の名前を答えなさい。
『方丈記』、『発心集』
鴨長明の作品は、これらに加え歌論書の『無名抄』も押さえておきたい作品です。

問16、兼好法師の書いた随筆の名前を答えなさい。
『徒然草』
『徒然草』については冒頭部も覚えておきたいところです。

問17、中世において書かれた世俗説話集の名前を1つ答えなさい。
『宇治拾遺物語』、『十訓抄』、『古今著聞集』など
仏教説話集は鴨長明『発心集』、無住法師『沙石集』の2つを覚えておくと確実です。

問18、世阿弥の書いた、能の中心理念を「花」と説き「幽玄」を理想とした能楽書の名前を答えなさい。
『風姿花伝』
音で覚えていても漢字で書けない作品の1つなので、間違えないように何度か書いて覚えておきましょう。

問19、俳諧を芸術へと高めた『猿蓑』や『笈の小文』の作者の名前を答えなさい。またこの作者が晩年において『炭俵』で見出した俳諧理念を示す語を答えなさい。
松尾芭蕉、「軽み」
芭蕉が提示した理念のほとんどは『猿蓑』で示されており、「さび」、「しをり」、「細み」がありますが、晩年の『炭俵』の中で「軽み」が示されます。少し細かい知識ですが授業で扱った場合は押さえておきたいです。

問20、「ますらをぶり」や「たをやめぶり」など古代の和歌の歌風を評価したことで知られる『万葉考』の作者を答えなさい。
賀茂真淵
賀茂真淵のポイントとなる言葉だけでできた説明文なのでこれだけは押さえておきたい内容です。

問21、『古事記』や『源氏物語』の研究を行い、随筆『玉勝間』の作者として知られる国学者の名前を答えなさい。
本居宣長
本居宣長のポイントとなる言葉だけでできた説明文なのでこれだけは押さえておきたい内容です。

問22、『武道伝来記』や『世間胸算用』の作者である人物を答えるとともに、その人物が書いた小説のジャンルの名前を答えなさい。
井原西鶴、浮世草子
井原西鶴の代表作はしっかり押さえておきたい内容です。また浮世草子の作者という点も大切なので忘れずに確認しておきましょう。

問23、『雨月物語』の作者と、『南総里見八犬伝』の作者の名前を答えなさい。
上田秋成、滝沢馬琴
読本の二大作家です。文学史では絵入り本よりも読本系統の方を優先的に押さえておきたいので、まずは二人の名前と代表作を覚えましょう。

問24、『国性爺合戦』、『冥途の飛脚』の作者として知られる戯曲作者の名前を答えるとともに、その人物が脚本を多く書いた劇のジャンルを漢字五字で答えなさい。
近松門左衛門、人形浄瑠璃
近松門左衛門については代表作ももちろんなのですが、特に作品数の多い人形浄瑠璃の作家という点は押さえておきたいです。

以下、補遺ノート。

上代の文学(一世紀ごろ~七九四年頃まで)
口承文学=語り継がれたり、歌い継がれたりする文学。
 ↓漢字の伝来(四、五世紀)
記載文学=文字で書き記して伝える文学。
詩歌
万葉集:現存する最古の歌集。編集者:大伴家持らか?
歌風=素朴・雄大・率直・力強く荘重。→「ますらをぶり」と呼ばれた。

歴史書
古事記:現存する最古の書物。神話や伝説も描いた作品。
編集者:稗田阿礼が口述したものを、太安万侶が筆録した作品。

日本書紀:歴史書の元祖。中国の史書にならって編年体で書かれている。
編集者:舎人親王ら。

これら三つをまとめて記紀万葉と呼ばれる。

中古(七九四~一一八五年=平安時代)
唐風文化から国風文化へと変化していく時代。

詩歌
古今和歌集:最初の勅撰和歌集(=天皇の命令で作られた歌集)。
撰者:紀貫之・紀友則・大河内躬恒・壬生忠岑。
・仮名序を紀貫之が書いた。→和歌の詠み方の指標になる。
・歌風は優美繊細な「たをやめぶり」と呼ばれる。
歌風の変遷
『万葉集』

六歌仙の時代(在原業平、小野小町などの六人の歌人)

撰者の時代(『古今和歌集』の時代)

物語
〇作り物語=虚構の世界で筋を展開させていく空想性・伝奇性が強い物語。
竹取物語:日本最古の物語。かぐや姫の物語。
・『源氏物語』の中で「物語の出で来はじめの祖」と呼ばれる、最古の物語。

宇津保物語:日本最初の長編物語。
落窪物語:継子いじめの物語。

〇歌物語=和歌の成立事情を語る短い物語。竹取物語と宇津保物語の間の時代にできている作品。
伊勢物語:日本最古の歌物語。在原業平と思われる主人公を描いた作品。
大和物語:民間伝承による歌物語。
平中物語:平貞文(平中)を主人公とした恋物語。

『源氏物語』:古典物語文学の最高峰。作り物語と歌物語の特徴を統合し、日記文学の視点を交えた集大成の作品。
・作者:紫式部
・全五十四帖(巻)、主人公光源氏の恋愛・栄華から晩年に至るまでの一生を描く正編と、没後の子どもたちの世代を描く続編から成る。
・江戸時代の国学者本居宣長は『源氏物語』の本質を「もののあはれ」と評価した。

『源氏物語』以後の物語
『堤中納言物語』、『とりかへばや物語』

歴史物語
 歴史的事実に基づいて書かれた作品。

『栄花物語』:最初の歴史物語。藤原道長の栄華を中心に、貴族社会の歴史を編年体で書いた。
『大鏡』:「四鏡」の最初で、歴史物語の最高傑作。藤原道長の権勢とその理由を、紀伝体で書いた。大宅世継と夏山繁樹が語る形式。

『今鏡』:「四鏡」の二つ目で、『大鏡』の後を継いだ作品。紀伝体。大宅世継の孫娘が語る形式。

「四鏡」は中古に作られる『大鏡』『今鏡』、中世の鎌倉時代に作られる『水鏡』、中世の南北朝時代に作られる『増鏡』の四つの歴史物語を指す名前。

説話 教訓を持った短い話。
『今昔物語集』:仏教説話と世俗説話の両方を含む説話の集大成。
 仏教説話=仏教に関する教訓話、仏教を信じると救われる。
 世俗説話=一般庶民の生活を写した作品。

随筆
『枕草子』:日本最初の随筆。
・作者:清少納言
・三部構成の作品となっており、日記的章段と呼ばれる部分では中宮定子の賛美に中心が置かれている。三大随筆の一つ。
・『源氏物語』の「もののあはれ」に対して、「をかし」の文学と評価された。

日記
『土佐日記』:仮名で書かれた最初の日記。女性に仮託して描いた作品。
 作者:紀貫之

『蜻蛉日記』:女性初の日記文学。夫藤原兼家との愛と苦悩を描いた作品。『源氏物語』に影響を与えた。
作者:藤原道綱母
 
『和泉式部日記』:叙情にあふれた恋愛日記。和泉式部と帥宮敦道親王との恋愛を描く。

ここまでは『源氏物語』以前の日記。
『紫式部日記』:自己凝視の内省的な日記。中宮彰子の出産を中心とした宮廷生活の詳細な記録。
 作者:紫式部

『更級日記』: 『源氏物語』について記した最も古い文献。菅原孝標女は藤原道綱母の姪に当たる人物。
 作者:菅原孝標女

中世(一一八五〜一六〇三年、鎌倉時代、室町時代、戦国時代、安土桃山時代)
貴族中心時代から武士中心の時代へと変化し、文化が多様化する。

詩歌
和歌
『新古今和歌集』:八代集の最後、幽玄・有心に象徴される美を理念とする。
 編者:藤原定家ら

歌論書=和歌のあり方を論じた書物。
『毎月抄』:藤原定家
『無名抄』:鴨長明
その他、連歌、歌謡、漢詩文などの詩歌も作られた。

物語
『無名草子』:物語の評論文。
『増鏡』:「四境」の最後の作品。
「御伽草子」:近世に仮名草子をつくるきっかけになるジャンル。

軍記物語:戦いを描いた物語。
『保元物語』・『平治物語』:中世が始まったことを示す軍記物語
『平家物語』:無常観に彩られた軍記物語の代表的な作品。
その他、『太平記』や『義経記』などが存在する。

説話
『発心集』:鴨長明作、仏教説話集
『宇治拾遺物語』:世俗説話集
『十訓抄』:世俗説話集
『古今著聞集』:世俗説話集
『沙石集』:無住法師作、仏教説話集

随筆
『方丈記』:京都で起きた災禍を目の当たりにした社会変動を描くとともに、草庵において得た心の安定を描いた作品。
作者:鴨長明
成立:鎌倉時代初期

『徒然草』:人生観、自然観など様々な話題を取り上げた作品。
作者:兼好法師
成立:鎌倉時代末期

その他のジャンルの有名作品
『十六夜日記』:阿仏尼
『風姿花伝』:世阿弥作、日本最古の演劇書、「能」の理論書。室町時代に、「能」と呼ばれる劇が流行する。その「能」を大成したのが、観阿弥、世阿弥父子。

近世(一六〇三〜一八六七年、江戸時代)
町人階級が様々な娯楽を楽しむようになった時代。いわゆる「鎖国」により、海外との交流を制限したことで、日本独自の文化の発展も見られるようになる。

詩歌

松尾芭蕉:俳諧を芸術的に確立した。「さび」「しをり」「細み」「軽み」などの新しい俳諧の境地を開拓した。
代表作:『奥の細道』、『猿蓑』、『笈の小文』、『炭俵』

与謝蕪村:俳諧の復興。代表作:『新花摘』
小林一茶:生活感のある素直な句を詠む。代表作:『おらが春』

国学 今で言うと、日本語学・日本文学研究にあたるもの。
賀茂真淵:国学を発展。 代表作:『万葉考』
 →『万葉集』を研究し、歌風を「ますらをぶり」と評した。

本居宣長:国学を大成。代表作:『古事記伝』、『源氏物語玉の小櫛』
 →『源氏物語』の本質を「もののあはれ」と評した。

小説
井原西鶴:町人世界を描く浮世草子の作者。
代表作:『好色一代男』、『武道伝来記』、『日本永代蔵』、『世間胸算用』、『西鶴諸国ばなし』

読本
前期 上田秋成:『雨月物語』
後期 滝沢馬琴:『南総里見八犬伝』、『椿説弓張月』

洒落本、人情本、滑稽本、黄表紙、合巻系
恋川春町:『金々先生栄華夢』/十返舎一九:『東海道中膝栗毛』/式亭三馬『浮世風呂』/山東京伝(黄表紙・洒落本・読本作家)

劇文学
近松門左衛門:江戸随一の劇作家。人形浄瑠璃の脚本が特に多い。
代表作:『国性爺合戦』、『曾根崎心中』、『冥途の飛脚』、『心中天網島』

歌舞伎関係
鶴屋南北『東海道四谷怪談』/河竹黙阿弥(江戸歌舞伎の集大成)

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