私にとって食べることは感動体験だ!
先週1週間ファスティングをした効果はまだ続いている。
通常食に戻して3日目、ファスティング前に食べていた量の3分の2位でお腹が満腹感になる。食べたいという衝動も起こらなくなった!この調子なら、確実に痩せられるかな♪
それにしても、ファスティングをすることで、ダイエット効果の他にも沢山の気づきや考え、恩恵を得ることができたと思う。
私にとって食べることの意義とは?
一番考えさせられたのが、私にとって食べることの意義とは一体何か?ということ。だって、そんなに食べなくても生きていけることが分かったし、ファスティング中の断食3日間は、水と酵素ドリンクしか口に含まなかったので、食事の準備、食べる時間、食器も使わないので後片付けもないのだ!ドリンク作って、飲むのに5分もあれば済んでしまう。
そう、食べない方が時間的にも経済的にも節約になるんだと思う。
その浮いた時間で他のやりたいことができる、効率的な側面は大充実なんだと思った。だったけど、その代わりに失われたものは一体何?って考えてみたら、当たり前だけど、食事を楽しむことができないということ。
食事は娯楽だ
そう、私にとって食事は楽しみの一つだったことに気がついた。食べることには、ただ栄養を身体に取り込むだけの役割だけではなく、娯楽的な要素と大切な誰かと一緒に共有する体験と時間であったということ。
断食前後の準備期と回復期で、少量しか食べられない体験をしたことで、1回1回の食事の機会がとても貴重なものに感じられた。
少し大げさに聞こえるかもしれないけど、少量しか食べられない状況の中で、食べることを全力で楽しもうと思えば、味覚で味わう楽しみは音楽や映画鑑賞と同じくらいの娯楽に匹敵するんじゃないかとも思えてきた。
食事の中では、味以外にも、舌触り、香り、食材の見たなど、食べることで五感を全部フル活用して楽しむことができたことを思い出させてくれた。
TV番組を見ながら適当に食事をしていた自分に反省も感じて。もっと真剣に食べることと向き合いたいと思えてきた。
食事はコミュニケーションだ
また、ファスティング中は夫と違うものを食べたり、同じテーブルについて食事をする時間が短かったということ。普段なら、同じ料理を食べて、同じ味や食感、香りを感じ、「美味しいね〜!」とか言いながら同じ体験を共有し共感しながら、同じ時間を過ごす。私にとって食事の意義はコミュニケーションの役割がとても大きかったことにも気がつけた。
「同じ釜の飯を食う」ともいう言葉があるように、食事を共にすることは、絆や関係性がより深まりやすいと言われているように、夫婦で仲良くいられるのも食事を共に、お互いの味覚や趣向が近いからなのかもしれないと。
また、親や一人暮らしの方がよく口にされる「一人でとる食事は味気ないよ」みたいな気持ちが分かる気がしました。やっぱり美味しいものを食べた時は、誰かとその美味しさを共感したい気持ちになってくる。そして、その美味しさが分かち合えたら、美味しさも更に増すような気もする。
食事は感謝だ
世界のどこかで飢餓で苦しんでいる人もいることは頭では分かっている。でも、その状況とはかけ離れた生活の中で、食べられることが当たり前の生活を送っていると食べ物に対しての有り難み、感謝が薄くなっていたことにも気がつけた。
食材の生産者、加工や配送、お店など、私の口に運ばれる前のプロセスに関わる全ての人や、食材の命、安心して食べられる国など置かれた環境などにも感謝の気持ちが芽生えてくる。
また、忙しくゆとりのない生活の中では、時間が来たから食べるという義務や習慣として摂取していたときも多かったと思う。
食べることに有り難みが増すと、私は死ぬまでにあと何回食事ができるんだろうか?などというセンチメンタルな感情にもなってくる。
幸い私は今、食べ物を美味しく味わい感じられる健康な身体を持っている。でも、そうでない人もいると思う。
高齢で亡くなった私の叔父も、最後の数年は寝たきりになってしまい、胃ろうとなって口から食べ物を摂取できなくなってしまった。そんな叔父の状況を初めてみた時はなんとも苦しかったのが思い出されてくる。
元気な頃は、甘いものが大好きだった叔父と一緒によく食事をしていたから食べたいものが味わえないものはどんなに辛かっただろうって。
私にとって食べることは感動体験だ!
結論としては、私にとって食べることは沢山の感動を与えてくれる感動体験そのものなんだと思う。
舌鼓をするほど、「美味しい〜!!」って心の中で一人で絶叫したり、夫と一緒に食べてながら、「なんか、今日薄味になっちゃったね。」とコミュニケーションをとりながら仲良く笑い合う。そんな何気ない毎日の食事が、実はかけがえのない体験であったのだということ。
それから、食べ過ぎて太ってがっかりし、そして断食して食べることに関して深く考えたりできる、こんな平和な時代で国に生まれたことに感謝する。
私にとって食べることは、こんな感動体験を与えてくれる行為だったのだ。
そんな当たり前だけど、見落としがちな大切なことに最近やっと気がつけた。
これからも、食べ過ぎには気をつけながら、私なりの食事を楽しんでいきたいと思う今日この頃です^^
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