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中国の才女(アゲマン♡)から学ぶ②

おはにちばんわ😊
こせらです!(今回の投稿読了まで5分)

全④投稿(予定!)の中国の才女から学ぶ、アゲマンとは!!
これをね、学術よりもエンタメ的に
アゲマンポイントをズバリ、全部で3つ!
お伝えしたいと思います!

そもそも才女って?

中国文学の中には才女がたびたび登場します。
登場する理由はいくつかありますが、大きな理由としては、

権力者の近くには才女あり

才女とは、
『顔よし、特技あり、賢い女性』
を主に指します。
顔で言えば、柳のように流れる細めの眉(眉の形については、なんと数千年前から流行り廃りがあります)や、唇の血色のよさ、艶やかな黒髪について、漢詩の中でうたわれることがあり、美としての注目度は高かったようです。

※(時代背景を考えると、それだけいい環境で育った象徴のようなところもあるでしょうね🙄)

次に特技でいうと、舞や歌、楽器、詩をつくるなど。

賢さでいうと、やはり男性をたてつつも同等に議論ができること。知識や知恵のある女性との会話は教養がないと成り立ちません。つまり家柄の良さが伺えます。

今回とりあげている中国文学作品『李娃伝(りあでん)』の「李娃(りあ)」さん。
彼女は才女というに相応しい女性ですと作品冒頭で称えられていますが、肩書きは「妓女(ぎじょ)」として作中に描かれています。

知ってる方もいるかもしれませんが、
妓女=男性と宴席(お酒だけとも限らない)を共にする女性、の、ことです。

かつての日本もこの成り上がり方がありましたが、
女性の成り上がりルートとして、
【妓女→科挙登第をめざす男性に見初められる→玉の輿】

まさに『李娃伝』はこのルートが描かれています。

ただ!
皆さんのイメージと違うだろうところは、
イケイケ男子の玉の輿になるのではない!!(ババンバンっ(扇子で机を叩く音w))

この李娃さんにハマりすぎてしまった科挙生、
なんと李娃さんの働くお店に騙されて、財産一切を騙し取られてしまった!(ババンバンっ)

身ぐるみ剥がされた科挙生。
受験代も、何もなく、親から用意してもらった生活費もなくなりまして、ホームレス生活に!(ババンバンっ)

更にはろくでなし息子に憤慨した父親に
殺されそうになった科挙生を、
最後の最後で李娃が救うのであった!!
(ババンバンババンっ(アイルビーバック))

『遠くから見守る』

それでは少し『李娃伝』のお話しを戻しますと、
科挙生は科挙という官吏(今で言う国家公務員)になるための受験をします。

科挙が行われる都にしばらく滞在をしてからの受験になるので、生活費(大金!)を工面する親もいます。

若い男子が都(街)に行く→美人(李娃)が目にとまる
→あ、あそこで働いているんだ…→誘われる
→ご来店お待ちしております♡

チョロい………w😂

科挙生は科挙受験のための生活費を
李娃に貢ぎだしますが、なんと李娃さんは
「大事に使わなきゃダメよ」
と、諭します。
というか、お金が無くなってきてからも、
手厚く接客していたそうです。

「やっべ ガチ恋キタコレ」
と、科挙生はもう李娃と結婚したくてしょうがありません。

ある日、お店の女将さんに結婚させてくれと願いでると、
「あなたにだったら嫁にだそう。支度があるから準備をしてください」
と、いわれ、科挙生も金銭など準備します。作中ではここで、唐突に、
お店の女将さんと一緒に李娃が姿をくらまします!!!
【はい、結婚詐欺w】

作中ではここから、科挙生の転落人生にスポットライトが当たっており、李娃さんがどこで何をしているかは
まっっったく描かれておりません。

……あれ?
…『李娃伝』というのにおかしくない?
作中の5分の2くらいにいるかいないか…

そうなんです、実は作品としてお話は決して短くはなく、程よい文章量あるのですが、李娃にスポットライトがあたるのは、なんと、
『冒頭』と『巻末』だけなのです!

これね?
題名の人が主人公っぽいのに、
主役じゃない感じ。

違和感ない人も多いと思うんです。
なぜなら国民的漫画と似てるところがあるんです。

その名も名作
『ドラえもん』❣️❣️❣️

ドラえもんと類似しているのは、
ドラえもんは話の最初にのび太に道具を貸すと、
その後はのび太が友人と道具を巡ってやりとりがあり、
オチとしてドラえもんが再登場するってところです。

『李娃伝』と『ドラえもん』の共通点
=場面から離れている(隙間・隙(げき))に登場していないにも関わらず、登場人物の動向を知っている。

つまり、ここがアゲマンポイント❣️①
『信頼』
離れている間にも
こっそり見守っている。
もしくは、
心の中にも相手の存在がある。
(存在に)頼っている。

『李娃伝』では、
科挙生の転落人生が作中のほとんどとして描かれます。

最後の最後の転落として、
科挙生の実父に叩き殺されそうになり、
なんとか命はあるものの、まるでイモムシ、
もう、おしまいだ…という場面になって、ここで!

ババン バン ババン【アイルビーバック】w

李娃が再登場するのですが、
なんとこの李娃さん、久しぶりの登場にも関わらず、

李娃さんが作中では描かれていなかった・登場していなかった場面の、
【科挙生がボッコボコの理由が、お父さんに叩き殺されそうになったことを知っている】描かれ方があるのです。

……つまり?

転落人生の様子を遠くから、もしくは人づてでも…


気にしていたようなのです🙄❣️❣️❣️

皆さん 会っていない時に
ふと思い出す人はいますか

アゲマンポイントと偉そうに話してみましたが、

これを現代背景と重ねてみましょう。

スマホ SNS
通信手段・連絡手段は山のようにあります。

しかし、物理的距離【前回のnote『啐啄』でも話題にしましたが、今は物理的分断 あり】があってもなくても、、
心理的距離がはかれそうではかれないことばかり。

心のスカウターは
Amazonにも楽天にも売っていません。

どこでもドアはいつになれば開発されるかわかりません。

けど、それらが全部なかったとして、

自分の心の中で信頼していられる人、
いますか?😊

そんな人と出会えたら、
もしくは、

信頼を作っていけたら
最高ですよね❣️❣️❣️

これね、作っていけることらしいです❣️❣️❣️

つ く り た い で す【ババンバンっ】
心の声が大きくて恐縮ですw

改めてこうして考察してみると、
頼ることって、信頼することでもあり、
見守ることでもあるんだろうなぁと気づきました。

今回のアゲマンポイント、いかがだったでしょうか?
おもしろかったな、という方は、
note会員様も、そうじゃなくてもハートマークを
タップして、教えてくださいね♡♡♡

ズバリ、次回のアゲマンポイントは

『見守る』とつながる『○つ』🤗💕

お楽しみに❣️

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