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意識が変わると景色が変わる

唐突ですが
私が自分で
どうにもできない
個性として
あきらめて
付き合ってる部分とは

区切り線2(細い)-konakona

・頑固
・職人気質(誉め言葉ではなく)
・不器用(手先が、ということだけじゃなく生き方そのもの)

と三拍子そろった
江戸の貧乏長屋の〇〇職人のような自分

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こんな困った私が
どうやって
雪にもまけない
ブナの木のように
柔軟になり
発想を転換させて
行動を変化させられたのか 
というお話を

a.パン屋で働きたいのに
思うような職場が
見つからなかった
のを見つけた完結
エピソードと

b.自宅で焼き菓子屋を
やりたいのに
なかなかできない
現在進行形
エピソード

でお伝えしてみます。

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本日の内容

ざっくり言うと
aは理想の職場を得た話 

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bは焼き菓子屋開業について

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1-a パン屋で働きたい 
ゆずれない条件
1-b 自宅で焼き菓子屋をやりたい。
それ以外の方法は絶対無理、嫌


2-a 全然違う業種で働くことで
やっと自分の本音に気づく
2-b 半年も起業塾に通い強引に
自分を掘り下げやっと気づきが訪れる

3-a 本音に従ったら
ゆずれなかった条件が
急に手放せた
3-b 気づくことで
「絶対無理、嫌」
が手放せた

4-a 自分が気づかなかった
楽しさや幸せがそこにあった
4-b この流れならきっと
楽しくて幸せなものが
この先に待っている

以下、1~4がどういうことなのか詳しく経緯を語ります

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1-a パン屋で働きたい 
ゆずれない条件とは
生地をさわるほうの仕事がしたい

でも
・早朝は無理
(子どもが小学生・高校生
送り出してからじゃなくちゃ)
・ぎり8時半、
無理は続かない心配
がある、から9時から
・17時くらいまで
(子どもの夕飯の支度あるから)

3年前、そう思って
求人情報を探し、
問い合わせたり
面接に行ったり。
そしてわかったことが
「そんなパン屋はない」
だった。

基本生地さわり系は
早朝の出勤
基本大き目のパン屋さんは 
製造部門 接客部門と
きっちり分かれていて
接客の人が製造の手伝いを
することはない感じでした。
(私調べ)

でも!
一件だけあったんです。
理想的なパン屋。
9時から夕方16時頃まで
夏休みは休み
生地を触るところから
販売まで一連の作業を
全部やれる

最高だと思いました。
絶対ここしかないと
意気込んで面接に。
いい手ごたえも感じました
ですがメールたった一行で
「不採用」の連絡

びっくりするほど
がっかりしました
ついでに、一行だけの
定型メールも
不誠実だと憤りました

そのダークな気分のまま
求人情報サイトを
見てもいいものなんて
あっても見逃すってものです。

実際はあったんですよ。
私が求めてた条件で
雇ってもらえる
パン屋さんって
つい最近知ったのですが。

主婦でも、9時から出勤でも
もりもりパン生地に
触れるパン屋さん
存在してました。
私が知っただけで2軒も。
実際そうやって
腕を磨いた人の例まで
聞いちゃって・・・
一瞬悔しかったけど
今が幸せだから
流せた。ありがたい。
まぁ、タイミングも
あったのでしょうね
あとは自分の人生に
ご縁がなかった
当時の自分の人生の
学びの段階的には
その店は最善ではなかった
というところでしょうか。

当時の私の現実は
販売ならいくらでも求人があって
パン作りには一切かかわれない
というものばかり。
でした。

パン作りを触ることはおろか
見ることもできないのでは
まったく意味がない、
そんな接客なら
パン屋じゃなくても
雑貨屋でも洋服屋でも
スーパーでも
同じじゃないかと
勝手に怒ってました

そこで、開き直った私は
家から近い、週3日
9時以降17時まで
時給も悪くない
自分に都合のいい
事務系パート仕事を!
と探しました。

奇跡のように
あっさりとあったんです。
こちらは一瞬でみつかるし
連絡もあっという間
パン屋の時とは全然流れが違った

自転車でも10分程度の距離なのに
駐車場完備で車通勤OK
時間は10時から17時 
残業無し
基本座り作業
パート全員が子育て経験あり、
または真っ最中の主婦ばかり
急なお休みにも理解がある
パートなのにボーナスもあり
雇用条件の書類などもきっちり
まるで正社員のようにしっかりと
対応してもらえる
それはそれはキチンとしたところ

パン屋の面接では
自尊心を傷つけられて
萎縮もし、ふてくされてしまった。

私の条件を鼻先で笑い、
「多いんですよねこういう人」
などと言われたんです
しかも、お店が求人サイトに
募集広告だしながら
応募をした相手(私ですね)へ
なかなか連絡を取らなかったり
平気で待たせたり。
なんか失礼!と感じること
ばっかりでした
心の目が曇っていたせいも
あるんだろうけど。

それに引き換え、
この事務系パートの会社は
コチラからアプローチしたら
あっという間に連絡をくださって
電話の声も感じがいい。
とても癒されて
即刻その事務の会社の面接にいき
その場で即採用したい!と
言われるくらい
気に入ってもらえて
承認欲求が
フルに満たされたのでした。

実はもう一軒
募集しておきながら
なかなか連絡が来ず
忘れられたのか
ちゃんと届いてないのか
不安になるころに
やっと連絡がきて
面接が決まったパン屋が
あったのですが
その日程が
この即採用したい!の
会社の面接が決まった
直後でした。

でも、事務の面接は
もうアポ取ったので
とにかく伺ってから
パン屋のことは
考えようという流れでした。

その場でとても気に入ってもらえ
正直に実はこの後
別の面接もあるんです
とは伝えてありましたが
即採用していただけるなら
もうそちらは断ります!と
いうくらい私はその会社の方が
「いい!」と感じていました
なので、
そこでお仕事させて
もらうことにしました。

すると初出勤のすんだ夕方、
例のメール一行で
不採用としてきた
パン屋さんが
やっぱり来て欲しいと
連絡がきました。


でももう勤めはじめちゃってるし!
コピー取り、お茶くみ、
電話対応などの
雑務だろうと思っていたのに
いきなりパートの私が
直接的な仕事に
かかわるというレベルの
お仕事内容。
その仕事のための
専門的なレクチャーを
一日、社員さんが
お仕事の手をとめてまで
つきっきりで
教えてくださっていたので、
人として、誠実に生きなきゃ
教育してもらった恩がある!
とパン屋の仕事を断り
(結構悩みましたけど)
事務のお仕事を頑張りました
目の前の仕事を一生懸命やろうと
それはそれは頑張りました。

結果
2-a全然違う業種で働くことで
やっと自分の本音に気づく

1年でぐったりしてしまいました
それまで一度も熱をだしたり
風邪をひいたりしなかったのに
やけに体調を崩すようになり
仕事で頑張れば頑張るほど
気を配って勉強すればするほど
空回りし、あまりのできなさに
自分にがっかりしたり
しまいにはそんなことで
そこまで言わんでもというくらい
パートのお局的存在の方に
怒鳴られ叱られ
理不尽な思いをし。
理不尽な思いをしたくなくて
できる事をできないふりしたり。

3-a本音に従ったら
ゆずれなかった条件が
急に手放せた

そうこうしていたら
同級生が病死したり
病気で動けなくなったり

このまま自分も動けない状況が
きたら?と考えたとき
いつまでも理不尽な思いを
我慢する必要はないし
やっぱり好きな職場に
飛び込みたいと思いました。

その時には、
ふてくされ状態から
とっくに抜け出していたので
とにかく、パン屋さんで
働けるなら接客でも、
トイレ掃除でも
なんでもします。
という気持ちに
なっていました。

4-a あんなにこだわってた
条件と違っていたのに
逆に自分が気づかなかった
楽しさや幸せがそこにあった


結果的に今パン屋さんで
接客や開店準備、
掃除や洗い物がメインだけど、
パンの仕上げ部分だったり
フィリングの仕込みの
手伝いだったり
結構、厨房仕事も
させてもらえる。
パン生地はさすがに
触れないけれど
思っていたより
製造にも関われているし
何より憧れだった
がちパン屋の現場に
どっぷり浸った毎日です。
ラッピングだったり、
いろんなタイプの
お客様への対応の仕方だったり
知ることもできたし、
商品の開発を考えている所に
立ち合えたり、
成型しているところを
間近で見ることもできる。

勉強することはたくさん

前の職場とちがって
一日たちっぱなし
トイレ休憩もままならない
水分補給もうっかりすると
忘れてしまう
車通勤はなし
時給もさがった

なのに楽しい。
よかれと思ってやったことは
全部喜んでもらえ、感謝され
こちらもこんな人になりたい
こんな素敵な対応ができる人に
なりたい
という人ばかりに出会え

一年、自分に心底合わない職種を
続けなければ
この境地にたどり着けなかった
一年働かせてくださった
事務の会社には
本当に感謝しかない
けどここまでしないと
素直にパン屋で働けなかった
自分の不器用さを痛感しました。

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bバージョン

1-b 自宅で焼き菓子屋をやりたい。
それ以外の方法は絶対無理、嫌

焼き菓子屋をやりたい。
自宅でやりたい
ただその一心だけ。
色んな人に
シェアキッチン利用マルシェ販売
という案を
提案してもらっていたのに、
そんな大変なうえに
全く儲からない
赤字覚悟の条件なんて
ありえない、
シェアキッチンは
利用したくない!
売る場所ない上に
レンタル代ばかりかかって
なんの意味があるのかって
意固地なまでに思ってました。

2-b 半年も起業塾に通い
強引に自分を掘り下げ
やっと気づきが訪れる

脳みそグルグルしながら
半年も起業塾に通って
現実をようやく受け止め

3-b 気づくことで
「絶対無理、嫌」が手放せた

「自宅で焼き菓子屋がやりたい」
ではなく、
「自分の作る焼き菓子で
人を喜ばせたい、癒したい」
が本当にやりたい事だった
と気づきました。

もちろん、
理想は変わらず
体力面、経済面から
どう考えても
自宅で無理なくやりたい
なのですが

今、自分がやれる範囲で
かなえられることとして
とても素直に
シェアキッチンを利用して
みようという
気持ちになっています

ここで思い出して!
4-a 自分が気づかなかった
楽しさや幸せがそこにあった

ということは!

4-b この流れなら
きっと楽しくて幸せなものが
この先に待っている

ということでしょう。

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半年かけて、あれこれ悩んで
そこまでしないと
この境地になれなかった自分

もっと素直な人だったら

こんな回り道なしに
あっさりパン屋で働けたし
今頃あっさり
シェアキッチン利用して
コツコツ頑張ってた

それが自分という人間は
理想通りじゃなければ嫌だ!
納得いかないことは
やりたくない!!
という思いが強すぎて
でもその理想が難しくて
いつもそのことに怒って
ふてくされて
人をうらやんで

とことん、最悪な状態でした。

それでも、
事務からのパン屋転職、
起業をまじめに考えるという
二つの経験を通して
意識改革を実感する
経験をしました

人生に無駄なことは一つもない
とはよく聞く言葉ですが
実際その通りだなと思うけど、
それにしても
もう少し素直だったらなぁ。
もう少し器用に
たちまわれたらなぁ。

とは思いますね(笑)

もちろん、
ゆずれないとか
こだわり
って大事ではあります

が、それが「意固地」
になってしまうと
いいことはないなぁと

柔軟な気持ちの切り替えは
一見「逃げ」「負け」
のように見えるけど
本当はそうじゃない

こういうことって
自己啓発的な本に
散々書いてあって
なるほどと思うけど
実体験しないと
芯からの理解ができない
わかっていても
素直に動けない
追い詰められて
行き詰まって
やっとその境地に達する

なんとも厄介です

それでも気づけたんだからいいのだ。

これでいいのだ。



大切な人に食べてもらいたい、安心安全でシンプルな材料で手作りのお菓子を誠実に丁寧に作れる範囲内で売る、みんなに愛される小さなお店を開きたいと思っています。