1周年記念 オリジナルバッグ
あずま袋の形を選んだわけ
あずま袋は
専用の使い方が決まっていない
とてもフレキシブルであいまいな感じが
ゆるい健康志向という
自分の作るお菓子のコンセプトにも似ていて
ぴったりだなぁと感じています。
【製作までのお話】
オリジナルのバッグを作りたい
とはいうものの
自立してマチがキチンとある
トートバッグにするか
それならサイズ感はどうしたらいいかな
それとも
折りたたんでコンパクトに持ち運べる
レジ袋型にするか
そもそもコストはどのくらいしてしまうのかー
色々悩みました
【あずま袋のよさについて熱く語る】
そんな時、粉粉でいつも使用しているエプロンを
作ってくださっている綯交ぜ工房 か さんの
インスタで見かけたあずま袋
バッグを作っていただくなら
自分が知っていて技術的にも信頼できる方に
お願いしたいという気持ちもあり
これだ!となりました。
実際作られているものをお試しで使わせてもらうと
便利過ぎて手放せませんでした。
思っている以上に入るし
どんな形の物でも柔軟に受け止めてくれる。
これなら
様々な大きさの詰め合わせボックスだったり
小さな紙袋であったりする
粉粉のお菓子を持ち運ぶのに
一番適しているのは
このマチが決まっていない
あずま袋タイプが一番いいと
思いました。
冒頭でも書きましたが
この「あずま袋」は
専用の使い方が決まっていないところ、
入れるものによって見た目の印象も変わるところ、
色々とフレキシブルであいまいで
ビシッと決まっていない自由な感じが
自分もそんな柔軟な人でありたいという憧れの姿にも思え、
また、アレルギーもちょっと対応だし、
ゆるめの健康志向という
自分の作るお菓子のコンセプトにも似ていて
好きだなぁと感じています。
そもそも、あずま袋とは
1枚の布をたったの2か所まっすぐに縫い上げただけの
とってもシンプルな袋です
ざっくりした丈夫な布で気軽に使えるバッグにしたり
オーガンジーのような素材で繊細なバッグにしたり
使う布の素材や色、柄、大きさで
本当に色んな表情を見せてくれる
奥深いこのあずま袋は
江戸時代に西洋人のもつ鞄を見た庶民が手ぬぐいや風呂敷を
縫い合わせて真似したのが始まりと言われています。
使い方無限大
〇バッグinバッグとして
〇かごバッグの目隠しとして
〇雨が降ってきたらバッグカバーとして
〇旅行の際のパッキングの小分け袋に
〇エコバッグに
〇お弁当袋として
〇ダイニングテーブルの上のゴチャゴチャを
食事時に一旦避難させて椅子に引っ掛ける袋として…
いるのは私です
無限に工夫して使いこなせます
他にもこんな使い方あるよ!と
教えてもらえたら嬉しいです。
制作者のコメント
あづま袋
江戸時代に洋風のバックを真似して作り初めて広まり、京都から見て東京を指す東、吾妻、と書いてあづま袋と呼ぶようになったそうです。
昔は風呂敷3枚分や手拭いで作っていたそうです。
ヨーロッパでもあづま袋の形のバックはあるのですが、平面的な作り方です。ですが日本は、縫って広げた時に初めてあづま袋の形がわかる作り方が主流で、立体的で折り紙を思わせ、面白く日本的だなぁと感心しました。
風呂敷のように綺麗に畳んでカバンに忍ばせておくことも出来ます。
風呂敷は結んで袋の形にして…と手間がいるのですが、
あづま袋はすでに形になっているのですぐに使うことが出来ます。
とがっている持ち手を軽くこま結びして、
おにぎり形で可愛らしく、
意外と奥まで沢山入ります。
そして底がない分、入れる物に合わせて底が作れます。
持ち運びやすく、使いやすいんです。
粉粉あづま袋について…
マルキューさん制作の素敵な粉粉ハンコを、ショップカラーのイエローとグレーでワンポイントになるようにタグを付けました。
【素材 お手入れ方法】
布はリネン とコットンの自然素材のみで作っています。
もちろん丸洗い出来ます。
【デザインのこだわり】
粉粉カラーであるイエローベースに、かおりちゃんのイメージの優しい色合いのブルーやピンク・柄布を組み合わせて、1つ1つ違う組み合わせで作りました。
前と後ろで柄の見え方も違うので、気分によって楽しんでください。
パッチワークも、折り伏せ縫いで布端を包んであるので、裏もすっきりとしていますし丈夫になっています。
粉粉さんのお菓子が入られるのはもちろん、エコバッグやかごバックの目隠しなどにも。
大活躍してもらえると嬉しいです。
大切な人に食べてもらいたい、安心安全でシンプルな材料で手作りのお菓子を誠実に丁寧に作れる範囲内で売る、みんなに愛される小さなお店を開きたいと思っています。