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『✕〇!i』第1話「君が代」

 やぁ、はじめまして。
お久しぶりの方も、いらっしゃいますでしょうか?
ずっと昔から、ずっと未来から、いつも、有難う御座居ます。

 僕は、早水 心也(はやみ しんや)と申します。
職業は、作家と魔法遣い。遣える魔法は、現在はふたつだけ。
“第四の壁”と“具現”。

 年齢は、
妖精へとクラスチェンジしたアラフォーってヤツ。
未来の方が読んでいらっしゃれば、もうどれも死語なのかしら?
ですが、そこを大きな問題にしては、何も語れません。

好きな言葉は、「我以外皆我が師」。
嫌いな言葉は、「何の罪も無い人々」。

 僭越ながら申し上げます。
あなた様には、仕える事のできる、君が、
いらっしゃいますでしょうか?

 僕は、居ます。
魂ふるえ、
心こころみ、
技あそび、
体まなび、
私おぼえ、

氏名と使命を、捧げるヒトが。

その女性の名は、早水 倖子(はやみ ゆきこ)。

拙い愛を捧げる、僕の想い人で御座居ます。

 これから、

僕達、

早水一家の周りで起こる。

ひと瞬く、永い旅路を、

今、

大切なお時間を、

『✕○!i(ばったまツイン)』へと、

割いて下さっている。

他でもない、あなた様へと、
どうか、捧げさせて下さいませ。

 人生もまた、物語という名の輝石。
この物語の集約は、たった一言。

 それは――、

「お次は、君の番です♪」


 はじめまして、おひさしぶりです。
わたしはあなたをまちわびました。
✕○!iをどうかよろしくおねがいいたします。

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