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【食べてみた】未体験チョコレートスタジオのフルコースチョコレート

未体験チョコレートスタジオのフルコースチョコレート。
森永製菓とバンダイナムコのコラボ製品です。
フレンチのコースをカカオバターを駆使して再現するという斬新な企画で、CAMPFIREで資金を募っていたので参加してみました。
https://camp-fire.jp/projects/view/59708

Aperitif 食前酒
可愛い薄ピンク色。
舌の上で溶けると同時に、しゅわしゅわが広がっていきます。
いちごのスパークリングワインのようなイメージ。
フレッシュでぴりっとくる酸味。アルコール感もしっかり。

Potage スープ
オレンジ色、ビスクのような色合い。
濃厚なコーンポタージュを思わせるまろやかクリーミーな味わい。
ものすごいオマール海老の香り、トマトや玉葱のような風味も。

Poisson 魚料理
ベースは白色、赤と緑の粒もちらほら。
こってりとしたクリーム感。鮭やあみえびを思わせる香り。
ほんのりとした塩気から旨味と甘味が湧いてきます。

Sorbet お口直し
クリーム色に、黄色い粒々。
シャリシャリ冷たい食感。
ゆずピールを思わせる、爽やかな柑橘の香りと苦味。

Viande 肉料理
2種類の濃淡の異なる茶色。
レバーやジャーキーを思わせる濃縮された旨味。
デミグラスソースや牛肉のような風味も。

Cafe カフェ
ベースは茶色、液体に浮かぶミルクのような白い模様も。
かなり濃い目の紅茶に牛乳を足したようなイメージ、渋味が印象的。
アッサムの甘い香り、ダージリンの爽やかフルーティな香り、どちらも感じられます。

味はほぼメニュー通り、完全にフレンチのコースです。
スープ、魚、肉はクリーミーで、甘味と旨味もしっかり。
前後に配置された食前酒は酸味、ソルベは苦味、カフェは渋味があり、さまざまな味覚も体験できます。
市販のチョコの面影はありません。甘味もお菓子のような甘さではなく、料理の一部としての甘さです。

カカオバターをベースにパウダーを配合する構成のため、全体的にしゃりっと割れます。粒子の大きさや配合素材が微妙に違うため、溶け方は多少変わります。特に食前酒のしゅわしゅわ感と、お口直しのシャーベットを噛んでいる様な冷涼感は、チョコという枠を超えた面白さがありました。

とろとろしたもの、エアリーなもの、熱さを感じるものがあると、より面白いのではないかと思います。森永製菓ではエアレーションや炙りといった試みも行っているので、今後取り入れられていく可能性もあります。

またこちらの製品にはAR技術(ポケモンGOのような、実際の景色と音声視覚データを融合させる技術)も導入されています。
専用アプリをダウンロードし、パッケージのロゴマークを読み取ることで、スマホ画面に3Dぽいシェフの姿が現れ、商品解説の音声が再生されます。
音声と同じ内容を記した紙の解説もありますが、音声になるとシェフのお人柄や、収録で緊張した感じなども伝わってきて楽しいです。

まだまだ未来の話ですが、等身大のシェフの姿が空間に浮かび上がったり、コミニュケーションを取れたり、まるでレストランで食事をしている感覚になれるような進化を遂げるかもしれません。

チョコというカテゴリの中でも最も前衛的な試み。近未来を思わせる味わいでした。ちなみに第2弾もあるそうです。最終形態がどのようなものになるのか今からワクワクしています。

#チョコレート #食レポ #未体験チョコレートスタジオ #森永製菓 #バンダイナムコ #CAMPFIRE #フルコースチョコレート

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