しらんけど
大阪人がよく使うフレーズ「しらんけど」。大阪出身の私も私の周りの人もたしかによく使う。
自身の発言に責任を持たない、「無責任なフレーズ」というイメージを持つ人も多いのではないだろうか。
実際、適当なことを言ったあとの「しらんけど」はとっても便利だし本当によく使う。笑
「まあ、説明会は行かないでいいんちゃう、しらんけど」
なんの根拠もないことでも、このフレーズさえつけておけば言っていい気持ちになる。笑
しかし最近ひとつ気付いたことがある。
「Aちゃん、〇〇って思ってそう、しらんけど」
みたいなかんじで、他者や自分が知らないもののことを想像するときに使うことも多い。
あくまで自分の解釈で、事実ではない、ということを明確にしているように聞こえる。
無責任な発言に聞こえて、それって実は、人の心に土足で踏み込んじゃうことが多い大阪人なりの気遣いなのかなっておもったり。
うん、決して繊細とは言えない、おおざっぱで不器用だけどあたたかい土地柄をこのフレーズからを感じる。
しらんけど。
そんなことを思いながら、今私は新大阪行きの新幹線に揺られている。久々の帰省がたのしみです。
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