人生の四半期定例

会社をはじめ、あらゆる組織では、形式や呼び方はともあれ、「四半期定例」のような、部署やチーム全体で、仕事の振り返りや今後の目標について共有する時間が設けられる。(私の会社の場合は、「上半期・下半期キックオフ」の時間がある)

この時間のために、自分やチームのここ数ヶ月の業務内容やパフォーマンスを洗い出す。

めんどうだけど、自分やチームの現状が整理できるし、ネクストステップについての考えがまとまるから結構貴重な機会だと思っている。

そこで、ふと思った。

仕事では数ヶ月単位で自分のパフォーマンスややってきたことを振り返っているのに、なぜプライベートではやってこなかったんだろう、と。

いや、仕事とプライベートを白黒はっきり分けるつもりはないんだけど

仕事を含めた人生全体。なんなら会社でやってることよりもずっと大事なはずなのに。

やってみた

そんなことを思っていたこともあって、2021年は1月からジャーナルを書いている。

(ジャーナルとは、運用方法は人それぞれなんだけど、基本的には、頭に浮かんだことをそのまま書き出してみたり、その日のタスクの整理をしてみたり、その日の目標や感謝する物事を書いてみたりする日記のようなもの。「書く瞑想」とも言われているそう)

私の場合、毎日書くことに加えて、毎月の振り返りや翌月の目標設定なんかもしている。

その1ヶ月をどのように過ごしたのか、何ができて何ができなかったのか、どんな気持ちで過ごしていたのか、そこに正解も間違いもない。ただただ、あるがままの状態を書き出し、なるべくフラットな気持ちで「事実」として受け止める。

それを踏まえた上で、次の1ヶ月はどのように過ごしたいか、何月までにどのような状態になっていたらハッピーか。必ずしも実現させないといけないわけではないし、できていなくても、それはそれ。予定通りにいく人生なんてない。ただ、何も考えずにだらだら過ごすのとでは、大きな違いがある。

この習慣をつけるようになってから、圧倒的に「なんとなく」過ぎていく時間が減った。自分の考えがまとまりやすくなったし、「これから」を意識しつつ「今」に集中しやすくなった。

また、自分や自分の人生を俯瞰してみることで、ネクストアクションが割と戦略的に立てられることにも気付いた。

(戦略的というとゴリゴリ感が強いかもだけど、気の向くままにやりたいことをやればいい。ただ、全く関係ないことで脱線したり、やる気が起きなくて結局何もしない、みたいなことは多分にある。だから何かしらの軸を月のはじめに立てて、常に自分と約束をする、というイメージかな)

かんたんな始め方

ここまで書いた通り、毎日を「なんとなく」過ごすのではなく、どうありたいのかを意識して過ごすことは、とても大事なことのように思う。ただ、よっぽど興味がない限り新しい習慣をつけるのは簡単なことではない。

だから、最後に簡単なはじめかたを紹介してみたい、笑

話は少し変わるんだけど、私はvogue girlが配信している「しいたけ占い」を毎週読んでいる。

占いは信じていないけど、これだけは毎週欠かさず読む(ワードチョイスが絶妙すぎるのと、毎週何かしら励ましてくれるから笑)

毎週月曜日に、星座別一週間分の運勢が更新されるんだけど、自分は新しい更新分を読む前に、スクショしておいた先週分を読むようにしている。

そして、答え合わせをするのだ。「しいたけはこんなこと言ってたけどあってたかなー?」と。もちろんあっていないこともあっていることもある(厳密には、「当てはめられるかどうか」かな、笑)

でも本質はそこじゃなくて、先週を振り返る行為に意義を感じている。

先週はどんな週だったかなー、今週はどんな週にしたいかなーって、考える時間を週の頭に作るのだ。(慣れたら、これを月や年単位にしていくと整理できる範囲が広がる)

ジャーナリングを始めるとまでいかなくても、これくらいならはじめやすいのでは、と思うので、興味ある方は、ぜひお試しあれ。笑



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