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センタリング、後悔ではない全てにありがとうを向けていきたい

仕事について
私の中のプロセス 
覚書

***

パートで仕事をさせていただくことが決まり、2日間4時間の仕事をしました。
地元の専門店での作業が主な仕事。
事務で応募したのだが、職場の状況で店舗の作業に研修に入ることになった。
4時間立ち作業で、丁寧にお客様に向けたスペシャリストな仕事をする。
その繊細さやそこへ集中した仕事にとても感動した。
体力が落ちているのか、今までに感じたことがないほどぐったり疲れを感じた。
でも、今までとは確実に何かが違った。

今、私は確実に生き生きしていない。
そう、エネルギーが湧いていない自分に違和感を感じていた。
エネルギーが湧かない。

なぜだろう。
じっくり、作業中も何度も何度も考える。
何がそうなのか。

モヤモヤしていると、無意識に子ども達との会話にもそのモヤモヤが乗ってしまうことにハッとした。

子ども達に、今の私の思っていることを素直に話をしてみる。
「どう思う?」私。
「仕事なんだから、ある程度仕方ないんじゃない?」長男。
「まだ慣れないんだよね。」次男。
「ママ、大変なんだよね。僕たちのためにありがとう。」三男。
静かに受け取りながら、子ども達の言葉の下にあるニーズを感じる。
使用した言葉は何であれ、子ども達なりの共感の言葉だ。
思いやり、安心、感謝、所属する、安定、目的、サポート、持続可能性、が聞こえる。

その瞬間、
「そうじゃない」と、「そうじゃないよね」って、強く自分に反応する情動を感じた。
諦めないし、慣らした生き方はもうしたくないんだって。
その瞬間に
私の答えは、決まっていた。
子ども達の言葉で背中を押された。
私が専門にしたいのは、これではないのだ。

そこに集中すること。
一心不乱にそこに飛び込め!
私は、人と人とが自分や目の前の人と、心の奥からつながる「いのちをつなぐ関係性」の仕事が心の奥からしたいのだ。
365日、24時間、そこに意識を向け続けていたいし、そういう自分でありたい。

そう思ったら、腹の底に力が入って ぐっと込み上げるものがあった。 
自分の命が生き生きする仕事をしたいのだ。
そう考えると、横になっていられなくなり、眠れなくなった。

今回お世話になったパートは
とてもスペシャルで丁寧な仕事をしている職場。
私はそこにリスペクトを感じた。
そして、このように仕事をしてくれるところがあることに深く畏敬の念を感じた。
今まで見えなかった側面をみて、この仕事の仕組みや深さを体験できたのだ。
そして、その職人の仕事を私も大切にしたいと思った。
そこで働く皆さんのことも同じように大切にしたいと思った時。
自分の気持ちの奥に十分につながる必要性を感じた。
今の自分では、仕事を丁寧に教えてくださっていることに、罪悪感を感じる。
怖いけれど、私が感じる可能性に向けた場所に意識を向け直す必要が今の私にはあった。
焦って行動しなくても、その可能性は十分に私の周りの大自然の中にあること。
深く自分につながって、その願いだけを見続けること。

そう思ったら、
「大丈夫。何とかなる。」
そう聞こえてきた。

どのように自分の今思っていることを言葉にしたら、相手を大事にした表現になるだろう…
お互いのニーズが気持ちよく 流れるだろうか。
価値観を相互に循環させられるかを考え始めている。
と同時に存在のない声が聞こえている。
内在化された言葉たち…
「それはあなたのわがままです。」
「慣れていないだけで、すぐに慣れるよ」
「子供を育てるのにはそういった我慢も必要」
「我慢が足りないな」
「どうせ、何をやっても同じだ」
この決断は「私』の都合かもしれない。
私は、自分の決断に責任を取る。

この言葉に揺らぐ自分は、もうここにはいなかった。
私は、いのちのエネルギーを感じながら生きていきたいし、
そういった背中を子ども達に見せていく。
何より、子ども達の未来のために活動したいのだ。
そして、今よりも何十倍もの想いを自分のフィールドに注ぐことを 決意する。

握りしめ直す。

まだ、学校にNVCを降ろしていないじゃないか。
まだ、地域の子ども食堂に見学に行けていないじゃないか。
まだ、震災後の地域ケアに手をつけられていないじゃないか。
手探りのことをしていこうとした時に「結果」に踊らされたり、
「持続可能性」を守るために、行動を選択している自分に気がついた。
私は、何のスペシャリストでありたいのか。
私は、「人」に関わる仕事がしたいんだと、今更ながらもう一度 噛み締めた。

お金は大事。
でも、そのためだけに仕事を選択したくない自分。
そう思ったら、また資料をまとめて、学校に足を運ぶ準備を始めていた。
学校に運ぶ資料を1つ、ファイルできた時 心がすっと落ち着いて 
その瞬間 眠気がやってきた。

深夜、1:30布団に戻ろうとやっと思えた。

***

何度も何度も行ったり来たり。
この社会で生きている限り、行ったり来たりは 誰にでもあること。
自分とつながる作業は、私の願いの確認作業。
あー、これ今までも何度もしてきたよなって。
自分をセンタリングし直す。

このプロセスに関わってくださった皆さんに申し訳ないではなく、「ありがとう」と心から伝えたい。

「真っ暗な空に、自分の願い 1点の小さな小さな点のような星を見続けられるか。そうでなければNVCを人に伝えることは難しい…。その覚悟があなたにはありますか?」数年前に私にそういってくれた師匠がいます。その言葉を思い出し、ぎゅっと握りしめた 今ここ自分。

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