みなChai_旅とアーユルヴェーダ

25年以上、美容業界で勤め人をしてきましたが、アーユルヴェーダをきっかけに人生最高潮の…

みなChai_旅とアーユルヴェーダ

25年以上、美容業界で勤め人をしてきましたが、アーユルヴェーダをきっかけに人生最高潮の健康体になったため、方向を転換。想定を超える体験、出会い、認識の更新と変換...そんな経験をたくさんしながら生きて行こうと思っています。

最近の記事

記憶に残らない景色と、残る景色 -どっちが見たい?-

スリランカの友人がよく知る優秀なアーユルヴェーダドクターが、クルネガラと呼ばれるエリアにいると言う。 私は自分がブレンドしているチャイ用のマサラが、どの程度、健康に良いものなのかを確かめたくて、今回のスリランカ滞在中にそのドクターにぜひ会ってみたいと思っていた。 友人にその旨を伝えてみると、車を5日間ほどチャーターしてドクター宅を訪問したり、人気の観光名所であるシギリヤロックや、ヌワラエリヤも一緒に周ろうと言い出した。 確かにスリランカへ来てもいわゆる観光名所にはあまり行っ

    • もっと旅で感動したい!-年齢は関係なかった-

      旅行をするとき、私は結構、下調べをする。 ガイドブックや、Googleマップの口コミ、ブログやSNSをくまなく見て、旅行者たちがどんな場所でどんな体験をしているのかを読み込みながら、予定を詰めていくのが好きなのだ。 そうすると大体、間違いなく楽しめるしトラブルも少ない。 でも、最近ひとり旅をするようになって、ちょっと気が付いてきていることがある。 面白いことって、その時に出会った人や、お天気や、自分のモチベーションや、タイミングなど、色々な偶然が奇跡のように組み合わさって起

      • 今年3回目のスリランカ -何しに行くの-

        これまで綴っていた 約1か月間のスリランカ旅のあとネパールへと渡航し、6月末に帰国。 そして、10月になった途端にまた9日間ほどスリランカを訪れた。 今回の目的は、個人的にチャイ用にブレンドしているスパイスの組み合わせが、「アーユルヴェーダの観点からだと効果があるのか」をスリランカのドクターに訊くこと。 とはいえ、わざわざ訊きにいったところでこれが近い将来の仕事に繋がるかもわからないし、趣味の域としてはやり過ぎのような気もする。 そもそも「1年間、会社勤めを辞めてやりた

        • 一期一会 -だから記憶は鮮やかなのかもしれない-

          スリランカ南西部のビーチリゾート、ベントータへやってきた。 その目的は、ジェフリー・バワという、没後20年以上が経つにも関わらず、いまだ世界的に人気のある建築家の作ったホテルに泊まること。 遂に、初めてのバワのホテル! しかも、高級アーユルヴェーダリゾート! 雨季だからお値段もリーズナブルだったので、5日間宿泊することに。 ただ雨季といっても南国気候のスリランカ、一日のうちでも雨が降る時間は短い。 暑すぎなくて、むしろ快適に過ごせそう。 午前中はドクターの診察とアーユルヴ

        記憶に残らない景色と、残る景色 -どっちが見たい?-

          いきなりセクシー - ヒゲ面の天使 -

          スリランカの高原地帯、バンダラウェラの友人宅で過ごした翌日、彼の息子に会いに単身コロンボへ。 21歳になるその息子Jくんとは、前回スリランカへ来たときに何度か会っており、すっかり仲良くなった。 今回の滞在をインスタグラムで告知したところ、Jくんから「ミナがスリランカに来たら会いたい!」と連絡をもらっていたので、もちろん会いに行くことにした。 話は逸れるが、コロンボというこの大都市は圧倒的に人がヤバい。タカリ方が尋常じゃないのだ。 道行く、身なりの良いジェントルマン風の人

          いきなりセクシー - ヒゲ面の天使 -

          虫も殺さぬスリランカ人-マサラチャイの修行の中で-

          スリランカの高原地帯、バンダラウェラは天国のような気候と景色。 観光客に人気の高いヌワラエリヤやエッラと同じく、年間を通して爽やかな気候で、その日照時間と雨量は紅茶の栽培に最適であり、あちこちに優しい緑色をした茶畑が広がる。 そんなバンダラウェラの山の上に、スリランカ人の友人の家があるので、旅の道中で親しくなったMちゃんと一緒に初訪問した。 すごく古い家だと聞いていたので正直、あまり期待していなかったのだけれど、着いてびっくり!とっても素敵! 家の前は大きなお庭になって

          虫も殺さぬスリランカ人-マサラチャイの修行の中で-

          追いかけて南国 - クリスチャンの道へ!?-

          スリランカの 高原地帯エッラで観光をしていたら、古都キャンディの宿で仲良くなったMちゃんがバスを乗り継ぎ、半日かけてやってきた。 私がこのあとジャングルで珍しい体験をしようとしてる、という話をしたら、「ぜひ立ち合いたい!」と追いかけてきてくれたのだ。 その珍しい体験、とは、”ジャングルの池でクリスチャンの洗礼を受けること”である。 私は多くの日本人と同じく、無神論者というか、とくに信仰する宗教は持っていない。ただ幼稚園、中学、高校、大学とキリスト教の学校に通ってはいたので

          追いかけて南国 - クリスチャンの道へ!?-

          出る杭は、めった打ち-いつになったら宿に着けるの!?-

          スリランカ旅の中盤。古都キャンディから鉄道に6時間半ほどゆられて、エッラという小さな町へ。 そこは1年中、気候が爽やかで雨もあまり降らない紅茶の産地。近年、欧米人の間でめちゃくちゃ人気が高まっているというエリアだ。 私のドイツ人の友達も、リピート訪問するほどこのエッラにハマっていたので、今回は私も足を延ばしてみることにした。 列車から降り立つと、なんと駅のホームに何人ものトゥクトゥク運転手が待ち構えていて(トゥクトゥクは改札の外に停めてから、構内に入ってきている)、張り切

          出る杭は、めった打ち-いつになったら宿に着けるの!?-

          ホワイトブッダのすごいご利益 -超至近距離で見るラホツと福耳-

          雨季のスリランカ、古都キャンディ。 相変わらず朝からざあざあ雨が降っていたものの、昼前に薄日が射してきた。 慌ててトゥクトゥクをアプリで手配して、「ガイドブックに載っていないながらも一見の価値あり」との口コミがあったホワイトブッダの元へ! なかなかの小高い丘、というか小山?を、馬力のないトゥクトゥクは苦しそうに登っていく。やがて頂上の手前にある参拝受付へ到着。 そのころには雨も完全に上がり、空はかなり明るくなってきた。 靴を下足番のおじさんに預け、受付の白人女性(なぜか

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          肉をくれ肉を -スリランカのヘルシーすぎる食生活-

          スリランカへはアーユルヴェーダリゾートを目的に行く旅行者も多いと思う。私も前回はそうだった。 ヨガにマッサージにヘルシーな食生活。身体が浄化される素晴らしい体験。 でも今回は街中で揉まれながら、別の角度からスリランカでの生活を楽しんでみようと思った。 食事も色んなものを食べるぞ~!と、あちこちにあるスリランカレストランやインドレストランやパン屋さんを中心に食べ歩き。 どれも新鮮な材料から作られていて、辛さを抑えてもらえば何を食べても美味しい。 しかし、肉がない。 ない、

          肉をくれ肉を -スリランカのヘルシーすぎる食生活-

          やっぱりイチャつきたいよね -スリランカのカップル事情-

          スリランカでは、手をつないだり抱き合ったりしているカップルを全然目にしない。 昔ほどではないが、結婚相手は両親が占いで決める、という習慣もまだ残っているそうで、恋愛にオープンではない印象がある。 特にスリランカ内に多くいるヒンズー教徒の間ではカーストの意識もまだ残っているらしく、階層を重視して婚姻を考える昔ながらの風潮もあるよう。 がしかし、たくさんのカップルが生息するエリアを見つけてしまった! というお話。 雨季のある日のキャンディにて、朝から雨が降り続いていたので宿

          やっぱりイチャつきたいよね -スリランカのカップル事情-

          アーユルヴェーダ薬局 -憧れの”Bowatte” in Kandy-

          今回のスリランカ旅行でなぜ、古都キャンディに滞在したかと言えば、それはアーユルヴェーダファーマシーのボーワッテーに行きたかったから! ここは1914年に創業された老舗の薬局で、「人々のために本当に良いものを提供する」という精神を4代目となる今のドクターも受け継ぎ続けているという有名店。 滞在先のSmile Hubからはトゥクトゥクで10分ほど。フレンドリーなドライバーが混雑した道を器用にぶっ飛ばして連れていってくれた。 キャンディの駅からだと徒歩で10分程度の場所にあっ

          アーユルヴェーダ薬局 -憧れの”Bowatte” in Kandy-

          なんで旅したいのか -スリランカでの、ある日の呟き-

          自分の周りを見渡してみて、わたしの意識が及ぶ範囲は半径何メートルだろう? 基本的に、その”半径何メートル”の中で動いていて、いろんなことに考えを巡らせたりしている。 ・・・それってすごく狭いよね。 でもその狭い中を自分らしく整えたり、気になった部分に手を入れたりしていると、それなりに忙しく日々は過ぎていく。 安心できる場所、自分の居場所、それは誰にとっても大切なもの。 ただ、そこにあるものは全部知っているものなんだ。 だからそんなに驚くようなことは起こらなかったり、自

          なんで旅したいのか -スリランカでの、ある日の呟き-

          キャンディの宿”Smile Hub” -みんなの世界の周り方-

          スリランカのキャンディで、日本人が経営するAirBnbに滞在した。 ツーフロアにバストイレ付きのベッドルームがおそらく各6~8部屋くらいあり、共有のダイニングキッチンもあって、なんだか合宿所みたい。 日中は英語と日本語の堪能なスリランカ人女性が受付に常駐してくれており、夕方から朝にかけては日本人オーナーのやまさん(男性)が居てくれるのでとっても安心感がある。 あまりの居心地の良さから、何か月も滞在するバックパッカーが世界中から訪れる人気の宿らしい。 私も一週間ほど滞在し

          キャンディの宿”Smile Hub” -みんなの世界の周り方-

          ジャングルにホームステイ -意外にお金がかかる-

          スリランカのネゴンボから東に70キロほど移動して、その名も「Jungle House」としてAirBnbを運営するお宅にホームステイさせていただいた。 思い切りジャングルに囲まれた家だったが、徒歩圏内にはホストの親兄弟の家もいくつかあって、ジャングル一族の村に滞在するという印象。 ホスト宅の2階が広々としたゲストルームになっていて、シャワーとトイレ付きで家族連れでも宿泊できるサイズだった。 アメニティとしてあったのは石鹸1つのみだったので、シャンプーとコンディショナーを

          ジャングルにホームステイ -意外にお金がかかる-

          確かな予感 -50代あたりで超健康体になれるかも-

          プチ不調って、すごく不調 疲れやすい。眠れない。肩がゴリゴリに凝る。腰が痛い。生理痛が重い。すぐ風邪をひく。運動をする体力がない。夕方にはかなり疲れている。集中力が続かない。便秘がち。冷えやすい。などなど… こういういわゆる「プチ不調」と呼ばれる症状を長年抱えていたのだけれど、本人にとってそれは「プチ」なんてかわいいものではなくて、人生から楽しみを奪い続けていくような悩みの数々。 しかも確たる病名がつかないんだよね。 しかし周りを見渡してみると、運動して仕事もバリバリや

          確かな予感 -50代あたりで超健康体になれるかも-