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見返したくなる写真

手放して久しいカメラがある。

LOMO LC-Wide

(日付を見ると)購入は2019年の12月。
それからフィルム1〜2本を撮ってみて、日常的に出番が多くない画角であることがコスパ悪く感じられ、置いておくよりはと手放したのだった。

特にフィルムで撮影した写真に関しては、過去所持していたカメラ毎に見返す機会も多々ある。
その中でもLC-Wideのフィルム写真は、独特な画角と描写もあって今もなお光るものを感じていたりする。
(撮影の腕による出来というよりはカメラのキャラクターによるものだ)
何年も前の写真たちだけれど、備忘録も兼ねてまとめてみることにした。

LC-Wide First Shot

LOMOらしい周辺減光とコントラスト。MINIGON1 17mm広角レンズはファインダーの枠を超えて表現する。

鮮やかな赤
神代植物公園にて
撮影者の想像を超えていく発色と広さ
曖昧さのある ほどよい緩さも
LC-Aゆずりの周辺減光

現像してみて初めてわかる「ここまで写っていた」驚きと描写力は、自分がフィルム撮影に求めている意外性に合致する。
それでも、日常的に持ち出すものではなかったのと、カメラ本体のちょっぴりチープな質感が本体価格の高さと釣り合わないと思った。

その後に買い替えたカメラやレンズ(いずれも標準画角)を見ていくと、LC-Wideのような「飛び道具」があったら、もっと刺激的だったのかもなと。

いつものバスで
まちカド
待つひと
秋葉原セカベ付近
ファインダー枠では「ヨドバシカメラ」がぎりぎり納まるくらいだった
ローアングル ノラキャット
ハイアングル 調布ロータリー

(2023年5月時点)現行製品が新品で買えるので、またお迎えする可能性はゼロではない。

Camera:LOMO LC-Wide
Film:I don't remember