奥羽三楽郷って?(温泉シリーズ)
一人旅に良さげな穴場観光地がないかなぁと
帝国書院の『旅に出たくなる日本地図』を見ていた時のこと。
入りたい温泉♨東日本 というページにこんな記述があった。
奥羽三楽郷?
東北の有名温泉か何かだろうか。
なんだか引っかかったのでネットで調べてみた。
どうやら以下の3つの温泉地のことを総称しているらしい。
東山温泉(福島県会津若松市)
湯野浜温泉(山形県鶴岡市)
かみのやま温泉(山形県上山市)
三大温泉ではなく三楽郷と言うのは理由があるんだろうか。
良さげな観光地の予感がしたので自分が行く時用に調べてみた。
東山温泉(福島県会津若松市)
約1300年前に行基によって発見されたらしい。なかなか古い。
会津の市街地から車で10分ほどの場所にあるのでアクセスも良さそう。
いわゆる奥座敷っていうやつだ。
日帰り入浴だと原瀧というところの雰囲気がいい。
市街地からも近いし、入浴して宿泊は市街のゲストハウス、なんてのもいいかもしれない。
ちょうど気になってるゲストハウスがあるんだ。
宿泊するなら向瀧という旅館の雪見ろうそくもなかなか良さげ。
そういえばブラタモリでタモリさんも東山温泉に来てたみたいだ。
湯野浜温泉(山形県鶴岡市)
日本海に面した温泉地。
こちらも発見は1000年近く前にさかのぼる。
地元の漁師が浜辺でじっと動かないでいる亀を持ち上げてみたら
その亀の下に温泉が湧いていたらしい。だから亀の湯ともいうそうな。
こちらは共同浴場が2つあるようだ。
(湯野浜上区公衆浴場、湯野浜下区公衆浴場)
アクセスは鶴岡駅から路線バスで40分
回遊券もあるらしく付近の観光地も一緒に回れそう。
日本の夕陽百選に数えられる夕日、春から秋に開催する朝市も面白そうだ。
どちらも見るとなると一泊するほうがいいかも。
かみのやま温泉(山形県上山市)
湯野浜温泉と同じく山形県にある温泉。
こっちは鶴の湯と言われてるそう。
奥羽三楽郷を調べる中で一番気になった温泉地。
東山温泉は行基(僧)が見つけて、湯野浜温泉は亀(動物)が傷を癒してたわけだけど、かみのやま温泉は僧と動物のダブルコンボ。
前の二つの温泉に比べると歴史は少し浅く500年ぐらい前。
それでもだいぶ古いけど。
アクセスは新幹線、かみやま温泉駅すぐ。
奥羽三楽郷の中では一番アクセスがしやすい気がする。
江戸時代には上山城という城があって元々は城下町。
奥羽三楽郷の中で一番規模が大きいみたいだ。
温泉がある城下町ってほかに松山の道後温泉とかかなぁ。
なかなか面白い。
温泉地の規模が大きいだけあって共同湯も複数あるらしい。
それ以外にも日帰り入浴可能な場所がいくつかあってどれも魅力的。
あと観光協会のHPがなんかオシャレ
まちおこし協力隊も活動しているみたいでHPを見る限り、なかなか開放的な地域なのかもしれない。
観光協会で共同浴場巡りチケットが1000円で買える。
ゲストハウスがあったら連泊して湯めぐりを楽しみたい場所。
城下町って昔から栄えてるだけあっていろいろ見どころがあるよね。
温泉クアオルトっていう、近くの里山をガイドとウォーキングして温泉で疲れを癒すツアーもやってるらしい。
結局、奥羽三楽郷とは
結局、奥羽三楽郷とは何なのよ、って話なんだけど
山形県のHPに答えが載ってた。
昔からの温泉地って湯治のイメージが強かったけど、この3つは観光としての温泉地ってわけですね。
確かに現代でも観光地として面白い要素がそろってる。
特にかみのやま温泉は奥羽三楽郷を調べるまで存在すら知らなかったけど
街そのものが面白そうだ。
東北にはほかにも奥羽三高湯とか奥羽三名湯とかいろいろあるらしい。
いずれ記事にしていきたい。
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