止まない雨

突然振りだした 冷たい雨
冬が 駆け足でやってきたと
知らせている

あと少しだから 走っていこう
君は きっと 傘もささずに
待っている

止まない 雨

あの角を曲がれば 君が待っている

 
     止まない 雨

  あの角から もうすぐ
  あなたが 走って出てくる

  わたしの傍まで 平気な顔をして
  走ってやってくる

  あなたの指が わたしの濡れた髪に
  そっと触れるのを 待っている

  あなたに 髪を触られるのが 一番好き

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