ストーカー殺人をプロデュース〜2022年ことしの初夢〜

現実世界でもわたしは歌をうたっているが、夢のなかでもそうしていた。
故hide氏の輪廻転生の歌。
(※『Hurry Go Round』)



高台にある公園にいるあたし、八高線のキハ35が異様なほどの全力疾走で走り去ってゆくのが見える。
車内では、会議用に使うような大きな木の机が縦に大きく揺れている。スピード出しすぎなんだ。見るからに。
脱線したらどうなるんだろう??
(※八高線もキハ35も調べてみたら実在してますね。見た感じも夢のなかに似てる。机は無いみたい)



そのうちオリジナル曲を歌い出す。
自分で書いたわけじゃなく、曲を提供してくれる人が現れたの。
乗っているクルマは猛スピードで下り坂を下ってゆく。まるで転がり落ちてゆくみたいに。



曲を書いてくれているおじさん、
わたしのために書いてくれているけど
彼自身の理想の女性像をそっくりそのままわたしに投影している感じだ。
投影ったって、あたし4歳だよ!?
(※わたしはかなり子どもっぽい声で歌う。容姿はふつうに成人女性だけどね。夢のなかでは歌声の年齢から想像される、そのままの姿になっていた)
赤いおべべを着て、
クマのぬいぐるみを抱いて。



わたしたちの想像を遥かに超えて、
わたしたちの歌はヒットした。
かなり感情を揺さぶるような曲を彼は書く。そこにあたしの声が乗る。あたしの声だって、かなりエモーショナルだ。まるで自分で書いたかのように、差し出された歌をあたしは歌った。



革製の、ものすごくハデな服を着て。
サングラスをかけてギターを持った、いかにもミュージシャンという感じの風貌。なんであたしはこのおじさんとつるんでるんだろうか。でも他の人にプロデュースしてほしいとも思わなかった。筋肉質で強面のおじさん、内面は弱々しくて女々しいのだと知った。そっか、男って弱いんだね。男は女に救いを求めている。でもあたし4歳だけど、、、。



クルマはますます加速する。
急斜面を駆けぬけて、
ついには壁面を走り出した。
めいっぱいアクセルを踏み込むのも、
そもそもどこを走るのかだって、
彼の権限だから、
あたしは何も言わない。
でもこれ、
もうすぐ事故るよね!?
このスピードなら確実に死─────!?
土砂災害を防ぐために、崖をまるごとコンクリートで覆う工事があるよね。そんなふうに災害防止加工のコンクリートの壁面(ギリギリ斜面とも呼べる??)を全力疾走するクルマ。




あたしたちは運命共同体だ。
でもあたし、
この人のこと、風貌と性別以外なんにも知らないや。
まもなく事故死。
これって誘拐されて殺されるのと
何がちがうんだろう??
でも、もとから死にたかったし、
歌声もこの世に遺せたし、
べつにいいや。



あたしたちのクルマはクラッシュ。
あたしの歌声はすべて
あたしのためのレクイエムになった。


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すこしだけ目を覚まして。
あ!これが今年の初夢だ、と思った。
え?これってもしかして、正夢になる?? 



いや、自分の力で正夢にしよう。
今年は全力で音楽活動がんばって、
同時に粘着質な男性を恋人にして。
大ヒットして有名になった瞬間、
ストーカー殺人で世を去ろう。
遺影も今から撮っておかなきゃね。



そんなことを決意すると、
また眠りに落ちた。









え!?
ストーカー殺人て💦
あたし殺されて死ぬのか💦💦


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