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個の時代【win-winの関係】

これからの時代、大手は確実に繁栄しなくなる。
色々と莫大な固定費がかかり、粗利率を上げる為にその分をお客様から徴収していくには、適正価格をはるかに超えた高額な金額で、コンスタントに大量の現場を確保していかなければならない。
大量に現場を抱えるという事はそれに比例して営業や下請け業者を増やさなければならないし、クレームや事故などが増える。そのうちレベルの低い下請け業者ばかりになり、管理不十分になり、一棟一棟が〝中途半端〟になる。そして更に利益を上げる為に、更に下請け金額を安くする。
下請け金額が安く、量をこなさなければ利益にならない下請け業者は毎棟〝手抜き〟をして採算を取るようになる。
まさに〝高リスク低リターン〟状態、、、

会社の利益にしか目を向けない元請け側は下請けを〝稼ぐ道具〟としてしか見なくなる傾向があります。

元請けに従わない下請けには、罰則として切ったり、下請け金額から負担させてイレギュラーを対応させる。まさに〝負の連鎖〟なんです。

大手に属しているメリットはただ一つ、「安い下請け金額でも黙って従っていれば、自分は何も営業活動をしなくてもある程度の現場は降りてくる」という事だけ。
例えるなら工場流れ作業の〝ライン生産方式〟みたいな状態。

そんなんでお施主様に対して【魂】は込められますか?対価以上の高品質、付加価値の提供が出来ますか?
無理ですよね。下請け業者は道具や機械ではなく生活のある〝人間〟ですから。


これからの塗装業界は超小規模塗装業者や、結果を出し続けている個人事業塗装店の代表、少数精鋭職人達が自分自身を〝ブランド化〟して価値を生み出していく【個の時代】になります。

そのような業者であれば、固定費も少なく、中間マージン費用一切無し、多額な人件費も材料費も必要最低限に抑えられて適正価格の提供が可能で粗利も上がる。そして腕と知識は確実。それに【トーク力】が加わればもう〝鬼に金棒〟ですよ。
後は、お客様側がいかに〝賢く塗装工事をするには〟を理解して、「大手は安心という根拠の無い洗脳」から抜け出せるか。

お客様と塗装業者が本当の意味で【win-win】の関係になる為には、この体制しかないと確信しています。

#エッセイ #ビジネス#フリーランス#成功#メンター#外壁塗装#屋根塗装#ぬりかえ

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