ノートで得られた変化は「暮らしのちょっとした手直し」ができるようになったこと
■ノートや手帳で得られた些細な変化
ノートや手帳を始めて4年ほどが経ちました。
今では習慣になったノート・手帳生活ですが、始めた頃はノートに対して期待を持って向き合ってました。
期待と言えばキレイなんですが、もっと下心があったんですよね。
ノートを使えば人生良くなる。
手帳を書けば自分を変えられる。
上記のようにやたら過剰な期待をしていたんですよね。
なぜ過剰な期待をしていたかというと、本やSNSの影響が大きいと思っています。
書店のノート・手帳関連のコーナーに行くと、「人生が変わる」とか「仕事ができる」とか、とにかく「強い変化が起こる」ように謳った書籍が多いんですよね。
そんな期待を持って始めたノートや手帳。
自分はどうだったかというと、そこまでの変化は訪れませんでした。
ノートや手帳を使って、「出来る自分になった」訳でもないし、「人生が劇的に変わった!!」という変化もありません。
ノートや手帳で出来るようになったこと。
それは本当に些細な「暮らしの手直しができるようになった」だけでした。
週末の朝ごはんを楽しくするために手帳に計画を書く。
会社のデスクがイマイチなので、ノートで理想と叶えるための行動を書く。
イライラが止まらないのでノートに感情を吐き出す。
目の前のことを、ほんの少し、プラスにするだけ。
どうしたら少しだけ朝ごはんが楽しくなるか。
何をすれば少しだけデスクを好きになるか。
持って行き場のないイライラをどうしたら軽減できるか。
私がノートや手帳で得られた変化は本当に些細なものでした。
■どうせなら強い変化が欲しい
「強い変化が欲しい!!」というのは本当によく分かります。
SNSを見るとこんな話はてんこ盛りじゃないですか。
「汚部屋を脱してインテリアコーディネーターとして独立した」とか。
「太っていていじめられてたけど、ダイエットをして美女になった」とか。
「学歴がなかったけど、ノートと手帳で起業に成功した」とか。
上記のような変化量が大きい話を見聞きしていると、それは「自分だって!!」と思いますよね。
自分のことが嫌いなら、なおさら。
そうなるとやっぱり「人生が変わる」と謳われた本やノウハウが気になるのも当然だと思うんです。
私も強い変化量を求めて手帳やノートを始めた1人です。
そして思い描くような、劇的ビフォーアフターな変化はありませんでした。
■暮らしのちょっとした手直しが出来るようになると
だからと言って「ノートや手帳を始めなければ良かった」なんて1度も思ったことはありません。
むしろ始めて良かった。
ノートや手帳にたどり着いて良かった。
と思っています。
なぜかというと、最初に記述した「自分がノートで楽しくしてきたこと」を、私が大事に思っているからです。
ノートで改善した会社のデスクは、今では同僚に褒められるようになりました。
手帳で楽しくした週末の朝ごはんのおかげで、楽しみが増えて嫌なことを考えている時間が減りました。
ノートや手帳に自分の考えを書いて、自分の手で作れた変化を、私は好きなんです。
きっと「自分で行動できた」って思えるからなんでしょうね。
ノートや手帳で得られたのは「暮らしのちょっとした手直し」だけ。
「いやいや、そんな少ない変化量なんて嫌だ!!」という方の気持ちもすごく分かります。私がそう思うタイプだったので。
でも、もしノートや手帳で期待していた変化が起きなくて、「なーんだ」と思っている人に、「そうかこんな楽しみ方もあるんだな」ということが伝わったら、とても嬉しいです。
以下の記事も良かったら覗いて行ってください!
ノートでデスクを変えた話。
些細なひらめきをノートに書くと楽しい!という話。
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