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地元就職のススメ

私は、女性は特に地元に就職することをおすすめいたします。

それは、仕事を続けながら育児をするのに、まだまだ女性側の負担を強いる世の中だから、という理由です。

警察組織とて同じことで、結局は自助努力で何とかしなさい、という圧力はあるものです。

ただ、警察でメリットが大きいのは、都道府県内の異動を考慮してくれるということ。

つまり、女性警察官に長く勤めてもらうためにも、実家の近くへの異動をさせてもらいやすいのです。

また、育児を見据えることも必要ですが、離婚する可能性もゼロではありません。

子どもは自分が引き取るとなった場合、近くに自分の親が居てくれていることで、仕事を続けるという決断が出来やすいです。

女性警察官の中にも、意外とシングルマザーが居ますので、他人事ではないですよ!


若手時代を考えても、休み毎に帰省する際、長距離の移動で疲弊する分が少し減ります。

警察学校時代の休日は、基本的に実家への帰省となっています。

都道府県外の遠い場所に実家があると、学校内に留まらなければならず、精神的に休まる気がしないかもしれませんね。

実際に、だいぶ離れた都道府県から来ていた同期男子は、警察学校に来て一度も自慰行為をしていないと言っていました。


実家の近くで働くことを考えると、地元友達に警察官の姿を見られたくないという人も居るかもしれません。

しかし実際は、実家のある市町村に勤められるのは稀で、近隣の市町村が多いです。

それに、安心して頂きたいのは、知り合いに会うことは滅多にありません。

11年働いて、私が仕事中に知り合いに会ったのは一度だけでした。

夜のパトロール中に、コンビニで行きつけの美容師さんとすれ違ったことがあったのですが、それで終わりです。

その美容室に行ったときに「見ましたよ!」と、遠慮なしに言われたのを最後に、その美容室には行かなくなりました。

そのようにして、付き合う人も選んでいけばいいと思います。


結局は、あなたを助けてくれる人は、実家の両親や親戚といった、あなたに関わりの深い人です。

警察官になることだけにとらわれず、その先の将来、結婚や子育てをすることを考えて、受験する都道府県警察を選んでほしいと思います。

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