トイレ問題

何年か前に、兵庫県警の女性警察官がトイレに拳銃つきの帯革を忘れてしまったということで問題になりました。これは、女性警察官の間でも当時は話題になっていました。同情できるところもあるにはあったからです。

というのも、女性警察官は男性警察官と違ってトイレの用足しが大変なのです..!

通常、制服を着ている外勤の警察官は、ベルトに帯革というものを巻き付けています。その帯革に拳銃や警棒、更にはいくつかの無線機を装着し、決して落とさないように肌身離さず身に着けているわけです。

しかし、男性と違って女性警察官はズボンを一回下ろさなければ用を足せません。トイレでは、その重くて取り扱い注意な帯革を取ってからベルトを外し、終えたらまた厳重に取り付けるという作業が必要で、それがいつも本当に手間なのです。

だけどそんなハンデがある状況でも、警察学校では早着替えをする練習をしてきます。時間時間で動かなければならないスケジュールで、色んな恰好にワザと着替えさせられる授業の順番にされているのです。(しっかり学校で着替えのコツをつかみましょうね。)

昔はスカートだった所以は、このトイレ問題をうまくクリアしていたためだったのかもしれません。

このように、女性警察官は、そうそう手軽にトイレに行けるものではないため、しっかりタイミングを見計らって行かなければなりません。交番に女性用トイレがないというところも未だに珍しくはない状況もあるのです。気軽に水分を摂ることもままなりません。

そんなこんなで常に事件と共にトイレのスケジュール管理もしながら働いているわけです。(といっても実際は、事件に集中しているとトイレに行きたいという意識はなくなります。自分のことは二の次になるんですよね)

だけど、それでもどうしても外でトイレに行かなければならないときもあるでしょう。そんなときはイレギュラーで、入るトイレを探してから出てくるまで細心の注意を払っているのが普通です。

だからこそ、うっかり帯革を忘れるなんてことはまず有り得ないので、上記の兵庫県警の事案については、「わかるけど、忘れることはないよね」と更衣室で話題になったのです。

ちなみにその兵庫県警の女性警察官は、風俗店で小遣い稼ぎをしていたそうで、寝不足だったのではということでした。

次に生理中の対応です。

まず、いつ来ても対応できるように、ロッカーには常にナプキンを置いていました。そしてあまり話をしたことがない女性警察官とも、ナプキンの貸し借りで交流があったりしましたよ。借りた後は、お菓子を少しあげて、仲良くなったこともありました。まだまだ数少ない女性警察官は、お互いにとって助け合える大事な存在なのです。

次に勤務日の時は、ショーツの上にスパッツを履き、そのショーツとスパッツの間に薄いナプキンをいくつか入れていました。いつ新しいナプキンに変えられるのかわからないくらい忙しい時も多々あったため、朝は大きいナプキンを朝礼ギリギリに付け替え、次トイレに行ける時までそれで過ごしていました。男女共用トイレの交番だった場合は、その上に薄いナプキンを重ね、夜のパトロールなどで署に行けたときに捨てていました。

こんなことを考えると、ズボンはキチキチよりも、少しゆったり目を選ぶことを勧めます。制服の裾の長さが腰よりも上なので、案外お尻が目立つのです。ナプキンでお尻がもこってなっていたのでは格好悪いですからね。

それから夜間はミニパトを使ったパトロールが多く、座りっぱなしの状況になります。最初は、後ろ漏れが気になって大きいナプキンを重ねていましたが、先輩から教わった裏技を知ってから、小さいナプキンでも漏れずに済むようになりました。

裏技というのは、トイレットペーパーを細くして、お尻の割れ目に沿わせておくのです。そうすることで、経血が後ろを伝ってきません。これは夜布団に入るときでも使える技なので、是非試してみてくださいね!

このように、トイレ一つ取っても、女性警察官は大変です。便秘になるわけだなぁと思います..。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?