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髪型について

警察学校には短髪で入校しなければならず、その短髪度合いも「耳を出す」などと参考写真を添付して指定されてきます。

すごいところだと刈込みも入れると聞いたことがあります。

私も入校したての頃は教官から「前髪が長すぎる」と指導され、やけになってスバッと眉のかなり上まで切りました。

しかしその数日後に警察手帳の写真の撮影があり、しばらくそのヤケ前髪写真として残ってしまったという苦い思い出があります(笑)

短いと寝癖を直すのが大変なんですよね。特に朝の点呼前の忙しい時間に。だからタオルを巻いて寝てたりしましたよ。毛根には良くなかったですね。

警察学校を卒業したら髪を伸ばしても自由なのですが、伸びるまでだいぶ時間がかかったという記憶があります。

時間としては普通の早さだったとも思うのですが、もろ「短髪!」という感じだと「新人です!!」オーラが消せないような気がしたからっていう精神的なものもあります。

ただ、髪が長すぎると制帽を被る関係で一つに結ぶことになると思いますが、もし荒れた現場で髪を後ろから引っ張られたらひっくり返ってしまうという考えもあります。

警察学校時代に教官がそういう話をされていて、私も共感したので、私は肩上くらいの長さに留めていました。

次に髪染めに関してですが、警察学校を卒業して晴れて自由になったとしても、髪が明るすぎるとお上様から「うーん、ちょっと明るすぎるかな」という感じでご指摘を頂きます。

警察学校のような勢いで「黒にしろ!」などとは言われませんが、指摘をされてしまったのでは暗くしてこなければ仕事がやりにくいですよね。

交番やパトカー勤務の場合、外で勤務することが多く、市民に警察官として見られることが多い立場です。

更に制服が紺だったりするので、髪の毛が明るいと余計目立ちます。

外で制服を着ていると、日光もあり自分が思ったより髪の毛は明るく見られていることを知りました。

私は、交番時代は、指摘をされた一度だけ染めてずっと黒髪でいました。

しかしよくよく思い返すと、私服勤務が主だった頃はそんなことはありませんでした。

むしろ、「刑事は被疑者になめられないように茶髪にする等といったおしゃれもしないとダメだ」と言うお偉い様もいらっしゃったくらいです。

市民を見ても、若い女性は黒髪の方が珍しかったりするので、私服勤務の場合は街に溶け込むために許されているところもあるのかもしれません。

ちなみに、手違いがあったかで刑事から交番勤務に異動になった、もの凄く優秀な女性警察官は、茶髪でも指摘はされていませんでした。

それ以上にバリバリ仕事が出来て周りの手助けをしていたので、そんなつまらないことで指摘してはいけないというオーラがあったのだと思います。

以上のことから女性警察官の髪型については、「警察学校時代はいっときなので短髪でも我慢せよ」「髪の毛を明るくしたいならば、それ相応の実力をつけてから」「私服勤務になれば許容範囲が広がる」というのが結論です。


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