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つくりあげられた「女らしさ」と「男らしさ」

Netflixでワンダーウーマンが公開されていて、映画館で上映されていた時は「わざわざ見に行くほどでもないか」と思って行かなかったのですが観てみました。

ヒーローものの映画はストーリーとか画に凝ってるわけじゃないのでそんなに好きではないし、ワンダーウーマンもストーリーは面白くなかった(というかむしろ謎だったw)のですが、

女性の戦士たちがどんどん敵を倒していくのを見て「この感覚、今まで味わったことなかった...!かっこいい!」と感じてエンパワーメントされたと同時に、

「今までこの感覚をあんまり味わえてなかったのか」とちょっと悲しい気持ちになりました。

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小さいときも、大人になってからも「女の子は○○が好き」「男の子は○○が好き」っていう分類はずっとあって、

洋服とかいろんなものが「メンズ」と「レディース」という二つに(はっきりとそう書いていなくても)分かれていますが、

「何だその超大ざっぱな分け方!!!!」ってずっと思ってました笑

これだけ多様な人がいるのにそれを2つに分類するのは何でだろうと。

「女の子はこういうの好きだよね~」とかよく言いますが、それはほとんど社会的につくりあげられたものではないかと思っています。

もし、おもちゃ売り場が「女の子のおもちゃ」「男の子のおもちゃ」みたいに分かれていなくて、リカちゃんもラジコンカーもごちゃまぜで置かれていたら

リカちゃんをおねだりする男の子もいるかもしれないし、ラジコンカーを手に取る女の子もいるかもしれない。

(私が子供のときも、おままごとは嫌いで、兄がいたので男の子のおもちゃで遊んでたし、小学生のときはずっと恐竜のフィギアとか集めてました。その点で女の子のおもちゃを強要されなかったのは幸せだったのかも。)


映画やドラマでも、「女の子はヒーローものが好きじゃない」のではなくて、女性がヒーローの映画やドラマがほとんどなかったから、夢中になれなかっただけ。

そういう「男らしさ」「女らしさ」の境目がもっとなくなって、多様性が受け入れられる社会にどんどんなっていってほしいものです。なってきているとは思いますが。

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最近プリキュアの「男の子だってお姫様になれる!!」が話題になってましたね。

時代の流れ的に「女らしさを押し付けるな!」っていう動きが目立ってしまうけど、「男らしさを押し付けるな!」っていう問題もかなり根深いのではないかと思います。

「男なんだから○○やってよ」とか「男のくせに弱々しい」とか、意識せずに言ってしまいがち。

こういう大ざっぱすぎるバイアス、押し付けるのやめましょう。




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