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さみしがりや

オンラインでいろいろ自己開示してみると、新しく知り合った人に意外なことを言われる。
昨日は、私は人付き合いが好きではないと思っていたが「そんなことないでしょ」と言われた、と伝えた人から
「あなたはわたしと同じでさみしがりやだと思う」
と言われてびっくりした。
自分のことをさみしがりやだと思ったことはないし、
彼女もさみしがりやと思っていなかった。
でも数日前にさみしい感じのものが好きだとここに書いたばかりだった。
さみしがりやってなんだろう。
そういえば私はいつでも、親しくなった人にそのうち嫌われるような気がすることについて、なぜだろうと最近考えていたが
親しくなった人に傾きすぎたり頼り過ぎたりして煩わしく思われて嫌われるのではないかと思っている気がしていた。
距離の取り方におどおどしているのだ。
おどおどせずに人と安心して付き合えたらさみしくなくなるのだろうか。
でもやっぱり大勢でわやわやするよりは一人で部屋で静かに本を読む方が幸せな気がする。
その時に安心な友人が一人、傍らにいれば一番良いのかもしれない。
おたがいに気を遣わずそれぞれの好きな本をしずかにめくり、
その紙の音だけがかすかに聞こえるような時間。
そんなことができそうな友人が何人か思い浮かぶ。
でもみんな遠く、ネットの向こうにいる。

ここで終わろうとしたが「さみしがりや」と検索してみた。
特徴でまっさきに「一人の時間が苦手」と書かれていた。
あれ?じゃあやっぱり私はさみしがりやじゃないのかな。
でも「見捨てられることへの強い不安がある」と書いてあった。
これはきっと嫌われると思っていることかな。
わからないけど、人から思ってもみなかったことを言われるのは新鮮で楽しい。


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