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お盆の一日。

義母に会ってきました。

いつものように

「よう来てくれたねえ!いつもありがとうねえ!」

という屈託のない笑顔が迎えてくれました。


義母は片目はほぼ見えなくて

身体障碍者手帳を持っています。

手帳をもらうずいぶん前から

目は見えづらくなっていましたが

そんなことを微塵も感じさせない明るさ☆に

いつも私はすごいなあと思います。


今日は義母といろんな懐かしい話をしました。

オットとオットの兄を育てていたころのこと。

楽しく子育てしていたそうです。

「息子たちふたりとも、何にも不平とか言わないから

山梨に引っ越してから

冬は雪は積もるしすごく寒いのに

男の子だからと思って半ズボン履かせてたら

周りの人から

長ズボン買ってあげてくださいって言われてねえ!

あはは!」と。

オット曰く

「冬は、太ももとかあかぎれで

風呂に入るとヒリヒリしてたわ」と。

「そんなこと、二人とも全然言わないから

気づかなかったのよ!」と義母。

そして

「Ken(オット)は、靴をぽーーん!って

小川に向かって投げては流されて行って

片足分なくなるのよ。あはははは!」と。(笑)

「拾いに行ってたで」とオット。


オットは、夏は山の中を自転車で走り回って

滝つぼまで友達と行っては

滝の裏側に入り込んだり飛び込んだり。

蜂の巣を見つけて

ハチをあぶりだして巣からハチの子を採って食べたり

(美味しくなかったらしい)していたとのこと。

かなりワイルドに育ったようでした。


オットの少年時代の話や

義母のかなりアバウトで楽しそうな話を聞いて

大笑いして帰ってきました。


目が不自由な母は

本も新聞も読めないし

外出もままならず

大好きな手仕事もできなくなって

一日が長いはずなのに

いつ会いに行っても

「ありがとうね、ありがとうね。

身体に気を付けてね。

よく働いてくれてありがとうね。」と言ってくれます。

そして、私の本当に大変だった育児を思い出しては

「本当にmimozaは大変なのに頑張ってくれたなあ。

よう頑張った。子供たち、立派に育ったなあ。」と

ねぎらってくれる。


心根が素直で正直で明るい義母に

癒されまくったお盆の一日でした。


オットも、娘たちも息子も

自分に素直で性分がシンプルなのは

どうも義母の性格を引き継いだようです。


いろいろややこしく考えすぎる私にとっては

本当に良いお手本だと感じています。




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