見出し画像

クリエイター、そして経営者 | 自分にしかできない価値を生みだしつづける

こんにちは、齋藤汐里です。私が代表をつとめるmimosa合同会社は2021年9月に設立し、おかげさまで2期目を迎えました。

mimosaは人生観を物語るドキュメンタリーを得意とする映像制作事業を主軸に、動画編集を基礎から学ぶことができる、女性限定のオンラインスクールを運営しています。

今回はmimosaの事業説明と、その裏にある私の人生観もお話しさせていただきます。

齋藤 汐里

mimosaの事業紹介

(1)映像制作事業/人生観を物語る映像

【Mission】映像で、未来をともにつくる

「あなたの夢はなんですか?」

これは、mimosaが一番初めにクライアントに問う言葉です。クライアントの夢を叶えるために、届けるべきメッセージを最大限に伝わるようにメガホンをとるのが私たちの役目。

映像を制作することを目標にするのではなく、映像の先にある目標を叶えるまでを伴走します。

夢をともに描き、映像で表現し、未来へつなげる。
それが、私たちmimosaです。

【Value】人生観をふくらませ、夢を叶える

mimosaは、クライアントと膝をつきあわせて深く深く対話をし、その過程であらわになった人生観・唯一無二の魅力を届けるために、映像で表現します。

この過程を「カウンセリングのようだ」と表現するクライアントもいました。それ程に、ダイヤの原石のような、まだ世に届いていない価値と想いを丁寧に磨き上げ、映像に乗せて多くの人へ発信します。

視聴回数や売上も大切ですが、届けられるべきメッセージを重視した誠意ある映像づくりと、何年経っても色褪せない作品を目指します。

過去の作品一覧 : https://www.opalstudio.info/


(2)動画スクール事業/女性の雇用・自立支援

【Mission】女性が孤立しない社会をつくる

移住、結婚、子育て。喜ばしい人生のイベントの裏側で、キャリアの危機に直面するのは いつも女性であることの方が多い世の中。しかし、年齢や性別、肩書きを、未来への足かせにしていいのだろうか?とmimosaは考えています。

女性でも、妻でも、母でも。どんな人生の局面でも取り残されず、自分のキャリアをあきらめない選択ができる社会を目指し、動画編集スキル習得を支援しています。

【Value】好きな人と人生を耕す

mimosaでは、在宅動画クリエイターになるためのスキル習得を支援するだけでなく、持続可能なキャリアとして「好きでつながる働き方」を提案します。

そのキャリアの第一歩は、クリエイター自身の「好き」を表現すること。

あなたの好きを投影した作品には、あなたにしか表現できない映像美・ストーリー・言葉があふれています。あなたの偏愛は唯一無二の価値となり、「他の誰でもない、あなたと仕事をしたい」に発展します。そんな好きで築きあげる信頼関係は、精神的な幸福度がぐんと高く、その関係は持続しやすいものです。

持続可能な生き方とは、好きな人と働き、生きていくこと。自分の好きで進んだ先には、好きな人たちが待っています。人生を共にする仲間を増やすことが、助け、高めあう「サステナブルな生き方」なのではないでしょうか。

一人でも多くの「好きで人生を耕す女性」が輝くことを目指し、mimosaはその土壌を肥やしていきます。

mimosaの卒業生たちと

代表が語る、mimosaの原点

あらためまして、齋藤汐里です。mimosaの理念の裏にある、私の経験をお話しさせてください。

男性過多な映像業界でのキャリア

私はアメリカの大学で舞台芸術を学び、帰国後はテレビ業界でキャリアを重ね、アメリカ移住と共に起業しました。

私がmimosaを立ち上げたのは、「女性クリエイターの仲間が欲しい」という純粋な思いがきっかけでした。というのも、体力勝負な映像業界では、女性がキャリアをキープすることが難しく、男性過多な傾向がありました。

自分自身も20代後半になるにつれて「いつか子どもが欲しい」と思う一方で、「いつかこのキャリアを諦めなければならない」という漠然とした不安がありました。

社会的・精神的な孤立から、自由を失った経験

私の夫はアメリカ人で、結婚を機にアメリカに移住しました。私はテレビ業界を辞め、27歳で婚約者ビザを取得し「いざ渡米!」と思った矢先、夫がリストラにあいました。それでも私はアメリカに移住しましたが、夫は仕事がなく、私も労働権がない中で、貯金を切り崩す生活を余儀なくされました。
今まで寝ずに働くような仕事人間だった私が、「働けないし、お金もない」という状況に追い込まれ、カフェラテ1杯を買うことすら躊躇する生活でした。

夫も頼れない、現地に友達もいない、自分自身も稼げていないという状況に、精神的な自由が失われ、荒野に放り出された気持ちになりました。気づけばこれまでに経験したことがない程に自己肯定感は下がり、そこから再度モチベーションを立て直すのに3年ほどかかりました。

私の経験は特殊な例かもしれませんが、不可抗力的に自由を奪われるというのは、誰にでも起こりうることです。特に、出産を機に精神的な孤立が起こりやすい女性はなおのこと。

だからこそ、女性が経済的・精神的な自由を獲得するためには、キャリアを諦めずに生きること。その中で私が提供できる最適解が、動画スキルを活かした、持続可能なキャリアの提案でした。

稼ぐことを入口にしない、幸福度の高い働き方

女性の経済的自立を目指す一方で、mimosaは「どんどん稼ごうぜ!」という謳い文句はしていません。単に技術を売り買いするだけを目的とした仕事は、代替可能なんですよね。つまり、その作品に携わる人が、その人である理由がないんです。

だから私は、「好きでつながり、唯一無二の価値を提供すること」にこだわります。お金を稼ぐことを入口にせず、どんな誰と繋がり、どんな環境で生きていきたいか、を入口に考える。土台を作るまでに時間はかかるかもしれませんが、持続可能に生きるための投資と捉えられるといいですよね。実際にmimosa卒業生たちは、好きでつながるご縁で仕事を獲得し、経済的・精神的な自由を獲得しています。(参考:卒業生インタビュー

mimosa スクールの運営チーム

自分にしかできない価値を提供し続ける

私はずっとクリエイターとしてキャリアを重ね、その延長で経営者になり、その裏で「自分の立ち位置を決めきれない」という感覚がありました。なんというか、自分の中で経営者的な肩書きを担うことを避けていました。

そこには「経営者として名乗ったら、クリエイターとして成長できないのではないか」という恐れがあったんですよね。自分の軸がぶれてしまう気がして。

しかし、事業をするにしても作品を作るにしても共通して言えるのは、自分にしか提供できない価値を考え続けているということ。つまり、どちらも私しかできないことを、全身全霊をかけてつくりあげていることなんです。

私が考える持続可能な生き方とは、好きな人と生きていくこと。私自身の活力も「好きなものを最大限に表現したい」という愛情です。

「他の誰でもない、mimosaと歩みたい」と言われる会社に、そして自分になれるよう、私自身も自分の価値に向き合っていきたいです。



▶︎齋藤汐里さんの人生の歩みインタビュー

▶︎女性限定の動画編集スクールmimosa

【取材・編集=渡邉 茜(mimosa2期生)】

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?