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シニアの両親とオーストリア旅行 1

旅行のきっかけ

 海外出張で貯まったANAのマイルが30万マイル程あり、どんな風に使おうか考えていたところ、リタイヤしている両親(旅好きで海外・国内色々行っている)が、もう金銭的に海外旅行は厳しいかな~と呟いていたのを聞いて、マイルを使う良い機会なので、両親を海外旅行に誘うことにしました。ANAの規定では、配偶者と同性パートナー、2親等以内の家族であれば、利用者登録をすれば家族の分の特典航空券を申し込むことができるとのこと。
 また、コロナ禍で取られていた有効期限の延長措置が無くなるタイミングでもあったので、失効してしまう前にマイルを使い切ってしまおうと思いました。

コロナウィルス

 2019年の秋ごろ、そろそろ旅行を企画しようと考えていた矢先にコロナウィルスの流行が発生。過去にはSARS、MARSなんかもありましたが、コロナも同じくらいの期間で収束するものだと思っていたのに、ここまで長引くとは。。海外旅行どころか国内旅行も難しくなり、仕事は完全リモートに移行。少し落ち着いた頃に国内旅行をしましたが、行く先の飲食店では「県外在住者お断り」の張り紙があったりして。
 旅行に行こうかなと考えだした2019年から既に5年近く経ってしまい、その間に両親とも手術を経験し、コロナにも罹患して、大分体力が無くなってしまいました。あの時さっさと行ってしまっていたら、という後悔が強く残りましたが、こればっかりは今から悔やんでも仕方ありません。旅は行けるときに行く!を心に刻みました。

なぜオーストリアなのか

旅先をオーストリアに決めたのは、下記の理由からです。特に1と5の理由が大きいです。

  1. 両親が未だ行ったことがなく、彼らの好きそうなものが沢山ある。(アジアは色々行っているし、ヨーロッパが好き)

  2. 私は行ったことがあり、とても楽しかった。何となく土地勘もあるので案内できそう。(観光地がコンパクトに纏まっていて、観光もしやすい。)

  3. 欧州の中では比較的治安がよく、パリやミラノみたいな人込みが少ない。(パスポートをすられたりしたら、リカバリーの時間がもったいない)

  4. ドイツ語圏だけれど、観光地では英語が問題なく通じる。(ヨーロッパは何か国か行きましたが、オーストリアの英語レベルはフランスやスペインより高いと思いました)

  5. 直行便が利用できる。(オーストリア航空。2024.8からはANA便も復活するみたい。)

旅行する時期

  旅行中の体調にも関わるので、旅行先の天気は重要です。スペインやギリシャなどでの異常気象のニュースもありましたし、ヨーロッパの夏は以前ほど涼しくないと聞きます。宿泊場所によってはエアコンが付いていないこともあるらしいので、暑くなる前に行ってしまおうと思いました。
 それに、ウィーンでオペラやコンサートを鑑賞したい場合、7月8月は休演の団体も多いとのことなので、旅行時期は6月に決めました。

特典航空券の予約

 旅行先を決めたのが2024年3月中旬、旅行時期は同年6月初旬です。
 コロナ前だったら、マイルさえあればビジネスもファーストも予約できる感じでしたが、コロナ禍の間に使えなかったマイルが沢山貯まっているという方は多いのでしょう。海外旅行が復調しているとか、そもそも以前より便数が少ないとか、色々理由はあるのでしょうが、プレエコでも先の予定まで全く空きがありません。ステータスを持ってれば状況はまた異なるのでしょうが、このタイミングではエコノミーで空席を探すのがやっと、という感じ。

ANA特典航空券で、直行便は。。。

 行き先はほぼオーストリアで確定していましたが、一応他の行先も見てみました。ロンドンやパリなどの人気都市はそもそも空いていなかったり、乗り継ぎで時間が空きすぎたり、逆に余裕がなかったり。その点東京⇔ウィーンであれば、曜日が限定されるけれど直行便があり、フライト時間にも無理が無さそうだったので、3人分取れるだけ有難いと思って予約することにしました。
 空きがあって良かった!と思ったのも束の間、サーチャージの金額に目が飛び出そうになりました。暫く海外旅行に行っていなかったので、相場感が無く、金額を見てびっくり。なんと88,040円×3名分。3人分のサーチャージだけで、もう一人分の航空券が買えてしまいそうな金額です。
 コロナ前最後の旅行は2019年だったので、そのときから2.5倍位になっている。。でも仕方ない、今が行き時なんだと思い切って予約を完了しました。使ったマイルは一人当たり55,000マイルでした。

東京からウィーンへ行くには

 前回ウィーンに行ったのは2016年のこと。お手頃な航空券を探していたら、カタール航空で手頃なチケットを見つけました。確か10万円を少し切っていたような。現在の価格の半分以下!
 ウィーンに直行便で行きたいとなった場合に、6月時点での選択肢はオーストリア航空一択でした。行きは成田(11:10)→ウィーン(18:25)、帰りはウィーン(13:30)→成田(08:50)というスケジュールです。
 できれば羽田発着が良かったけれど、時間帯は私たちにとって理想的なものでした。まず現地に着く時間が夕方であること。早朝に着いてしまうようなフライトだと、自分一人なら朝から観光できる!と張り切るところですが、両親にとっては体力的にキツイ。なので、初日は着いたら寝るのみ、という時間帯なのがとても良かったです。
 そして帰りの便も朝が早すぎないので、余裕をもって荷造りしたり、エアビーのゴミ捨てをしたりできました。また、日本着が朝なので自宅に戻った後でゆっくりと荷ほどきを済ませてから眠ることができました(時差ぼけはつらかったですが)。





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