編集作業で意識している「3つの目」
「編集をする際に、意識していることは何ですか?」と訊かれた。
私は普段、専門系のメディアで、編集やライティング、取材に携わっている。日常的に目にする文章は、堅めで長い。たまにSNSの中の人として、やわらかい配信をすることもある。
どちらの文章でも意識しているのは、
の3つの目を使い分けながら編集することだ。
(いらすとやで「三つ目」と調べたら、軍荼利明王のイラストが出てきた)
たとえば、以下のように、①自分→②書き手→③読み手の目をぐるぐる使い分けるイメージ。
このように、3つの目で積極的に提案をすると、書き手の壁打ち相手になりながら、コンテンツをブラッシュアップできる。
個人的に気をつけているのは、①編集者としての提案とその根拠だけでなく、「②書き手として、ここが良かった」「③読み手として、この部分が素敵だった」という感想も一緒に伝えること。提案をする際は、こちらの勇気も要るけれど、書き手へ衝撃を与えてしまう。だから、自分の「好き」を言葉にできたら、お互いハッピーだよね。
あたたかいスープと冷奴でととのいたいです。