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ADHDの私が失言を減らすのに効果的だった方法5選

こんにちは、ADHD当事者のみもです。

ADHDの人は衝動性が強いため、思ったことをなんでも口に出してしまい、失言が多い傾向があります。

この失言グセをなんとかしたい、と思っている当事者の方も多いかと思います。

そこで今回はADHDの失言を減らすための改善策について、私が実際に試してきた方法5つを紹介していきます。

※このnoteは↑の動画内容を一部改変して記事にしています



①思ったことをすぐに言わない練習をする

ADHDの人は思ったことがすぐ口から出てしまったり、話したいと思ったことを全部言おうとして自分の話だけをしてしまう傾向があります。

そんな方は、

頭に浮かんだ言葉がすぐ口から出そうになるのを一瞬我慢する

発言する前に「これは相手を傷つける言葉ではないか」と考える

ということを意識してみましょう。

最初は苦しいし失敗もすると思いますが、私自身「すぐ発言したくなるのを一瞬我慢する」ということを常に意識するようにしていたら、だんだんと衝動性がコントロールできるようになって、うっかり失言をしてしまうということが減ったので、続けていくということが大事です。


②聞き役に徹する

人と話をするたびに凹みがちなADHDの人におすすめなのは、聞き役に徹することです。

私はあるきっかけがあり(動画でお話しています)、相手に好きな趣味の話を語ってもらうのが好きになりました。

その趣味を私は全然わからなくても、楽しそうに話す人を見ているとこっちも楽しくなるし、相手に自分の知らない世界を教えてもらえるのも面白いなぁと思って、どんどん相手に話してほしい!と思うようになりました。

自然と聞き役に回るようになったことで、あとで

「あー余計なこと言っちゃった…」

「自分ばかり話しすぎた…」

と反省することが少なくなりました。

人間関係がかなり楽になったので、聞き役になるのはおすすめの改善策です。


③相手の話を最後まで聞く

ADHDの人には、相手が話している途中で衝動的に割り込んでしまうことがありがちですが、

相手が話している時は話しはじめず、相手の話に区切りがついてから話すようにしましょう。

相手が話している時は割り込んではいけない、これはもうルールだと思った方がいいです。

ADHDの人は真面目でルールをしっかり守る人が多いので、相手が話している途中で割り込むのはルール違反だという認識を持てば、話し出すことを我慢できると思います。

私も相手の会話中に全然関係ない話をよく思い出しますが、とりあえず相手が話しているあいだはこらえます。

そして相手の会話がとぎれた時に

「ごめん、ちょっと話変わっちゃうんだけど…」

「今思い出した話なんだけどさ~」

と言って、話しはじめるようにしています。

とにかく、相手の会話が続いている間は話し出さない!というのを、心がけてみましょう。


④ネガティブな言葉を普段から使わない

ADHDは、発言が正直すぎるというのが特徴です。

そのため、心の中でポジティブなことを考えていればポジティブな発言が出るし、心がネガティブだとネガティブな発言をしてしまいます。

なので普段からネガティブな言葉を使わないことが、失言対策につながります。

「嫌い」「うざい」「まずい」など、否定的な言葉は、心の中でも使う頻度を減らしてみましょう。

またネガティブな情報に触れないようにすること、たとえばゴシップニュースを見ないことなども重要です。

他人の批判をしたり、悪い言葉ばかり触れるのをやめていけば、衝動的にキツい言葉や感じの悪い言葉が口から出てしまうことが少なくなっていきます。


⑤広い視野を持つ

自分の偏見や思い込みをなくしていくことで、失言はふせぐことができます。

偏見を持たずに物事を広い視野で見るようにすれば、誰かの発言にも「それ違うでしょ」と真っ向から否定せずに「ああ、そういう意見もあるんだな」ととらえることができます。

私自身このような考え方を身に着けたら、失言をしなくなっただけでなく、とても生きやすくなったと感じているので、広い視野を持つことは人生を豊かにするうえでも、とても大切なことだと思います。


以上、ADHDの失言対策5選を紹介しました。

すぐに変わることはできないし、ADHDの衝動性があるかぎり、まったく失言をしなくなるというのは難しいですが、私はこれで失言をしてしまう頻度がとても減りました。

この記事が悩んでいる方のお役に立てればうれしいです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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